檀家爺様が「妻が私を夫と認識出来ん。私を妻の父親と、戦死の兄と、友人と。時には敵となり何度も頭を叩かれる。それでも妻が愛おしい」と爺様献身的に85歳で他界まで介護を。が爺様葬式日に何と婆様の痴呆が改善。5年もの間故意狂言はありえん。爺様が持って逝ったのかな。現在婆様96歳で正常。
私の法話本はライブドア時代の堀江さんのもと部下の方が担当して世に。その関係で息子から彼をどう思うかと。「世の中は出る杭は打たれるし、出過ぎた杭は抜かれる。がそこで協調性を。人が動けば必ず文句を言う者が出る。その是非はともかく、動く人のおかげで世に教訓が広まる。動かん人よりは」と。
起業希望の若者に「山は低けりゃハイキング気分、海も浅けりゃバカンス気分で楽しい。が山は高くなればなる程、海も深くなればなる程命に関わる領域。知識、知恵、経験、体力が必要。どの分野でも高みを目指すは簡単では。枝葉も先になればなる程風当たりが強い。加えてトップは孤独。その覚悟を」と。
米国禁酒法時代暗黒街を牛耳っていたは若干27歳のアル・カポネ。脱税で11年服役後は「殺される」と震えて余生を。彼は「百の講釈より玉一発」を信条に行動。明治維新の立役者も二十代の若者達。社会全体が発展途上であった事も若者達が活躍出来た要因となったのかもしれんが、昨今とは随分の差が。
子育ては親の我慢。辛抱強く成長を待つが仕事。が現在社会では育てられた経験しかない未婚者が中堅管理職に。よって部下を育てる事の出来ん者ばかり、と社長さんらが嘆かれて。人の主張を黙って聞くことの出来る者を大人、聞くことの出来ない者を子供と。「全国民総幼稚時代」を作らんようにせんとね。