祖母が晩年老人病院に入院した時、お世話になった中国人医師が「孫さんや。ここには親を放り込んで何年も見舞いに来ん親不孝者が何人も。今に見とれ。必ず同じ目に合わされるからな」とお会いする度に怒りを。その会話を小学生の息子が聞き「姥捨山の様に病院を。将来自分の子から、そうなるよね」と。
30年間夫婦会話のない奥様が縁あって四国に。巡拝中全く家に連絡を。嫌がる奥様に「このご縁を許して頂き有難うございます。1週間も不自由をさせて申し訳ありません。明日戻ります」と主人にメールしなさい、と。次の日主人から返信が。帰宅すると主人の態度が一変。さて、何が原因だったんかいな。
檀家男性が父の教育方針『余程の事でない限り禁止教育は皆無。人は失敗して成長。嘘には鉄槌。どんな小さな嘘でも人を巻き込む事になる。人の悪口や愚痴は言わず、根拠なき噂話に加担ならず。卑しい人間になる。この人がする事なら間違いはない、と言われる様な信用のおける人間になれ』を今わが子に。
獣医さんって凄くない。人間相手なら「痛い、違和感が」と問診対応も出来るが。そう考えると母親も凄い。赤子の泣き方で今何を欲しているか大方は。観察力が研ぎ澄まされてるんだろうね。そりゃ、わが子やわが夫の嘘なんて簡単に見抜かれるわ。味方にしたら心強いが、敵にしたらこれ程恐いものはない。
10年前に交流あった人を「この人はこんな人間」と今を確かめず当時のまま評価する者がいる。が、10年経てば人は変わる。未熟だった者が懸命の努力で一角の人物に、というケースは結構方々で耳に。人事を尽くして天命を待った結果かな。今現在のプロも初めは皆ど素人。さて、置いて行かれとるは誰。