1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 離婚した時のメリット、離婚しない事のメリット。さあ、ここは1番、考えどころですばい。

2025-03-08 16:26:45 | 法話

【3月10日投稿分】


数日前にもまた、知人の奥様(60歳)が「住職さん、もう我慢出来ない。同じ部屋で同じ空気を吸ってると思っただけで、耐えられない。夫(60歳)が定年と同時に、協議離婚します」とお寺に来て拙僧に。この話を持ってきたは、これで何度目かな。


対し拙僧、この奥様に「どうしようもなく、感情が抑えられないと言うのなら、仕方がないですので、止めはしませんけど。まあ、こんな話が以前にありましたので、聞くだけでも聞いてみてください。嘗て、檀家の80代母親が、あなたと同じ思いのわが娘(50代)に対し『離婚してスッキリするんなら、私は止めはしないが。旦那の定年後に財産を分け合って離婚するなら、退職金やら、共有財産やら、等分されてお金は入ってくるが。お前の旦那なら等分しても2000万円以上は、恐らく旦那の手元に残るやろ。その旦那が死んだ時、その遺産が残る事になるが、離婚をしてたらお前には1円も入ってこない。お前のその『固い決意』とやらに、2000万円もの価値があるんかい。私の周囲を見渡した時、特にお金に関しては、老後は旦那の方は何とかやっていけてるが、奥さんの方は皆、お金に苦労してる人が多い。年金にしても、お前の旦那は高給取りだから、離婚せずにいたら、旦那が死んでも3分の2という年金が入ってくる事になるが、お前のその『固い決意』とやらに、その年金を捨てるほどの価値があるのか。パートで手に出来る金額じゃないぞ。お金、お金と連呼すれば、いやらしく聞こえるかもしれんが、特に老後においては、お金というは非常に大事。嘗て、徳川家康公が、太閤(秀吉公)とは長生きが勝負と決めておった、と言われたとか、言われなかったとか。お前も根性入れて、離婚なんて馬鹿な事を考えず、長生きで勝負せいよ。30年以上も我慢して旦那を支えてきたのに、ここでケツを割って、その財産を全て棒に振る気かい。旦那の事を、あれば便利な家財道具の1つ、と思えばよかろうもん。それでわが心と折り合いを付けて、もう少し辛抱してみたらどうだ』と、この80代母親は、わが娘に言ったんだって」と。


この話を黙って聞いていた、この離婚相談に来られた知人の奥様が「家の中にある家財道具の1つと思え、ですか。そう考えたら、少しは我慢が出来そうな気もしますね。しかし、この話の80代のお母様(婆様)ですが、凄い人ですね」と。「うん、凄い御仁だよ。まあ、あなたも、もう少し考えてみなっせ。ここまで長年我慢してきたんだから、これまでの我慢を無駄にしなさんな。あるご夫婦なんぞは、70歳を超えて奥様の方が『もう辛抱ならん』と離婚したんだけど、その奥様が『なんか、昔の勢い(偉そうな態度)がなくなって、夫が可哀想で、哀れで』と、相変わらず文句を言いながらも最期を迎えるまで、ご主人の世話(介護含む)をされましたばい。拙僧から見たら、あなたもその様に旦那の世話をしていきそうなタイプと思いますが。この80代の母親が述べた遺産相続の話ですが、制度の理解はともかくとして『わが娘に離婚をさせたくない』の一心で、この様な話を方便を交えて、わが娘に」と拙僧、離婚相談に来られた知人の奥様に、この様なお話を。


さて、付け加え話ですが、この檀家の母親(80代)ですが、度々拙僧に「住職さん、年金の事なんだけどさ、夫は満額貰えて、奥さんはその額の3分の2というは、どう考えても納得がいかんのだよね。夫が長年に渡って会社に貢献が出来てきたも、夫の働きで会社が利益を上げて国にお金(税金)が入ったも、その夫が気持ちよく、元気に働ける様に家庭を守ってきた、奥さんの働き(支え)があっての事でしょ。住職が法話で『専業主婦が交通事故で入院を。加害者に、1日9800円×入院日数を支払え、と、どこぞの地裁が言いおった』と。つまり、専業主婦の月給は、約30万円相当という事でしょ。この金額が高いか、低いかは、人それぞれ、その見解は違うだろうけど」と。


更に、この80代母親が「考えてみなされ、旦那が会社で日中働いている間、奥さんも日中、家事、育児を懸命にやっとる。旦那は家に帰ってきたら、ゆったりと出来ようが、奥さんの方といえば、そこから旦那の世話という残業が始まる。そう考えたら国は、3分の2(夫死後、奥さんに入る年金額)なんてせっこい事を言わずに、奥さんにも夫と同様に、夫死後には満額の年金を支払えよ、と思う。夫が死んだ後、せいぜい支給するは10年前後でしょ。満額が支払われるとなれば、これを放棄するは、実に勿体無い話だから、離婚も減少するかもしれんし、離婚減少(両親揃い踏み)の中で子供が育てられるケースが増えれば、結婚に対する印象が変わり、結婚する子供も増えるかもしれないし、そうなれば少子化の問題、財政の問題(子供が国にもたらす利益)にも、好影響をもたらす事になるやもしれん。そう思わんね、住職」と。対し「まあ、そうだね」と返事を濁すと「わかっとるよ、1人、1人が各々個別の事情(夫婦関係)を抱えとるぐらい。昨今は、自分はこうだ、自分はこうだ、と自分の事情が正解(模範)と言わんばかりに、他の見解に文句を言ってくる人がいるからね」と。まあ、しかし、女性は現実的ですね。特に、婆様は。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


投稿の添付写真は、拙僧がテレビ番組(撮影はお寺で)に出た時のものです。

次回の投稿法話は、3月15日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 朝ドラ『おむすび』に対する酷評が凄いですよね。昨今は、わが心と折り合いを付けながら対応していく、というが不得意の時代に。

2025-03-03 11:30:53 | 法話

【3月5日投稿分】 今月は春の彼岸月。先祖供養とは、恩返しを形にしたもの。


朝ドラ『おむすび』で、米田永吉(松平健)さんのお通夜で、次から次に家族の知らない人達(有名人)がご会葬に。サッカー指導者のラモス瑠偉さんや演歌歌手の山内惠介さん、王貞治さんからも、弔電と一緒に使用していたバットが届きました。そのドラマ設定に対し「住職(拙僧)さん、あまりにも浮世離れが過ぎて、心に入ってこないんだよね」との声が、拙僧周囲からも聞こえてきましたが、対し拙僧「まあ、ドラマだからね、目くじら立てて批判、指摘する必要なんて、ないんじゃないかな。この度の朝ドラは『口コミ』を見ても、言いたい放題の評価だもんね。だけど通夜、葬儀で、家族が知らなかった故人の一面を、会葬者から聞かされる事って、これがくさ、1000人以上も拙僧、葬式に携わってくると、結構にあるんだよな」と、この度の『おむすび』を批判する人達に。


葬儀の時、会葬者から故人の話を聞かされるといえば、拙僧の爺様(明治41年生まれ)ではありますが、戦時中、満州で土建業の親方をやってたまでは、爺様本人、父や叔父、叔母から聞いて、知ってはいましたが、葬儀に来られた中国人の方々から「私達は戦時中、あなた(拙僧)のお爺ちゃん(親方)から命を救われました」と涙ぐんで、その詳細を聞かされた時には、流石に驚きましたね。爺様は仕事関係(当時、満州国政府奉職だった三原朝雄さんとの縁など)以外は一切、満州での事(私生活の範疇)は口に出す事がなかったので。終戦後に帰国後も三原朝雄さんとの縁は続き、拙僧が20歳前後の頃は、度々爺様が「三原の親父のとこへ連れていけ」と福岡県遠賀の事務所に拙僧、車を運転して爺様をそこへ。三原朝雄さんと爺様がソファーに座って話をしている様は、とても気質(素人)さんの事務所には見えなかったですね。平成2年5月13日の早暁5時、83歳で爺様は他界を。15日、16日の通夜、葬儀には、600人を超える会葬者が参列を。この葬儀の時に、会葬者さん達から、爺様の未知の部分を教えられる事になったんですよね。


また、檀家のある家では、家族の元から突然に姿を消して、30年以上になる父親がいて、その父親の勤めていた会社の人達が、家族の所在を探し回ってくれて、他界したとの知らせを家族の元に。煮え繰り返る思いの子供達(30代3人)でしたが、会社の人達の好意を無にする事が出来ず、仕方なく父親の葬儀を家族葬ではなく、会社の人達が来れる様に、通常通りの葬儀を。ところが、会葬に来られた人数が、なんと400人以上も。その様を見て子供達が拙僧に「住職さん、これって、どういう事なんでしょうか」と。


困惑する子供達に拙僧「君達に見せていた顔と、世間での顔が違っていた、という事なんだろうね。会葬者の数を見れば、その人(故人)が社会の中で、どんな生き方をされてきたかが、1発でわかるもんね。故人から世話になった、また、故人から恩を受けた、という人達は、必ず足を運んで来られるから。拙僧が『家族葬にしちゃいかんよ』と言うは、通夜、葬儀は、故人から恩を受けた人達が、恩返しをする為の場所になるからだよ。君達が家族葬にしていたら、父親の別の顔(世間での働き)を知る事なく、ただの『クソッタレ親父』のまま、送る事になっていただろうね。通夜、葬儀というは、ほんと、家族が知らなかった故人の一面を、会葬者から教えてもらえる場所になるかもしれないんだよね。こうしたケースは、よくある事なんだよ。ほんとに、よくある事なんだ」と、この子供達に。


【余談】

わが寺の檀家さんの中には、何かしらの事情で家族、親族(身寄り)との縁が疎遠になり、独居暮らしをされているご老人が何人かおらっしゃいまして。拙僧と家内がその人達の病院関係や、老人ホームで何かあった時の窓口になっております。投稿の添付写真は、そうした檀家ご老人(行年92歳、女性)を、わが寺の本堂に迎え入れて、お通夜と葬儀をさせてもらった時のものです。このご老人と親しかった檀家さん達、約30人が会葬に来られ、皆で思い出話を語り合いながら、最後のお見送り(人間界の卒業式)をさせてもらいました。こんな事は何度もありましたね。偶に「住職が考える孤独死の定義とは何ですか」と問われる事がありますが、対し拙僧「家族、親族が如何に多くとも、故人を心から弔う(送る)人が1人もいなかったら、それもまた、孤独死と言えるかもしれないね。非常に残念だが、この様なケースはこれまでに、わが寺では、何例もありましたよ」と。


【付録】

偶に、読者の方から「住職は長い法話が多いですが、字数はどのくらいなんですか」との質問を受ける事が。対し「SNSに投稿初期の2、3年は、ツイッターの140字だけでした。大半の読者は、140字の中に隠れている含み言葉を、しっかり読み取ってくれていました。中には『住職の法話は、140字の俳句ですね』と言ってくれる読者さんも。が、読者さんが増えるに連れ、明後日の方向から的外れの指摘をされる人が徐々に。そこで『わかりやすい法話にしなければ』と変えていったが、現在のこの字数に。法話作成の経緯は、まずメモに書いて、ブログに投稿するんですが、ブログは30000字が限度ですので、5日ごとに投稿しておりますから、4日間で書いてるは、400字詰原稿用紙で70枚前後ですかね。そのブログから、Facebook、Instagram、X  に同じ法話を飛ばしています」と。「10年間も続けてですか。よくそんなにネタがありますね」「拙僧の祖父母、檀家のご老人達の経験、教訓話が8割以上です。聞かしていただいた話をアレンジして書いています。個人情報がダダ漏れしない様に。拙僧個人だけでは、10年間で3000話は無理ですよ。ご老人達の経験話は、後世の人達にとって必ず、宝になりますもんね」と。


下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。


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次回の投稿法話は、3月10日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 陰口を叩けるSNSで、他者(全く知らない人)の悪口や、誹謗中傷するは終わりにしよう。自分が虚しくなるだけですよ。

2025-02-26 06:50:17 | 法話

【臨時法話】   他者を誹謗中傷する様な人生を歩んで、虚しく思わないのかな。


昨今の世の中の風潮に嫌気がさしている、という若者(男性)が「住職さんの投稿法話で書かれてましたが、ほんと、昨今はSNS、週刊誌、ワイドショーと、ゴシップ記事が出る度に、その記事を鵜呑みにして、正義感を暴走させる人達があっちこっちから、湧いて出てきてますよね。突けばお金になる様な人達は、当然の事乍ら、狙われる標的になりますよね。芸能人、政治家、スポーツ選手、著名人などは狙い所です」と。対し拙僧「朝も昼も夜も夜中も、四六時中張り付かれたら、そりゃ、大なり小なり、なんか出てきますわな。深作欣二監督の映画『仁義なき戦い』で、菅原文太さんが松方弘樹さんに進言した台詞『狙われるもんより、狙うもんの方が強いんじゃ』は、真理ですもんね」と。


更に、この若者が「10年前、20年前、30年前の事まで遡って、重箱の隅を突きまくられたら、そりゃ、なんか出てきまっせ。恐らく世界中探し回っても、埃の出ない人間なんて、誰1人として存在しないでしょ。住職さんも以前、投稿法話の中で『生まれた時から、坊主をやってた訳じゃない』と、ご自身の事を書かれてましたもんね。揚げ足取りのこんな世の中を、いつまで続けるつもりなんでしょうね」と。「ゴシップ記事に飢えてるのかな。人は誰かを犠牲にする事で、自分の心を楽にするという性質を、大なり小なり持ってるからね。14世紀、欧州で猛威を奮ったペスト(歴史上の最大拡大は3回、通常パンデミックは500回以上)も、黒猫のせいだ、と虐殺して回ったが為に、天敵(猫)がいなくなった鼠(ノミを媒介、人を刺して、黒死病を発病)がペスト菌を拡散させ、当時の欧州人口の約3分の1、3000万人が感染し、その過半数が感染死したとの事だもんね」と。


返して、この若者が「そう考えたら、誰だか知らない人の書き込みを鵜呑みにして、確認もせず『そうだ、その通りだ』と決め付けて、追い込んでいく人が拡がっていく昨今の風潮も、感染病といえば、感染病かもしれませんね。誰かを生け贄(スケープゴード)にして、わが心のイライラを癒そうとするこの風潮、何とかして止めないといかんですよね。多数の犠牲者(冤罪、自殺者)を出さない内に」と、この若者が。対し拙僧「本当に悪いものは抑えにゃならんが、決め付けで、誰かがそう言ってたんだよ、を正当化して、被害が拡大していったら、世の中は無法地帯になるよね。最大感染死者を出した14世紀の欧州ペストの様に、黒猫を飼ってるだけで、魔女狩りされた女性達が多数いたそうだが、今、この国(日本)は、そんな流れ(世相)になってるもんな」と。


続けて、この若者が「渦中の人と交流があったというだけで、同じ穴の狢(むじな)の様な扱いをされている人が、何人もおられますよね。同じ穴の狢(むじな)を掘り出せば掘り出すほど、その真偽に関わらず、週刊誌を買う人が一定数出てきて、お金になりますもんね。本当に楽しいのかな、こんな世の中にして。愚痴ばかり言っても始まりませんが、多くの人達がこんなつまらない風潮に早く気付いてくれれば、もしくは、飽き飽きしてくれれば、一気に世の中の流れが変わりそうですが」と。最後に拙僧「人は『来た道(過去)』ばかりに目を向けず、これから向かっていく『行く道(夢)』の方に目を向ければ、多少は世の中の流れが違ってくるんじゃないかな、と思うが」と、この若者に。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


投稿の添付写真は、わが寺の観音菩薩さんです。観音菩薩は阿弥陀如来の慈悲の現れで、苦悩する衆生(私達)を救い、喜びを与える仏さんという事。さて、今日から3日間、東京、千葉へ布教に。檀家さんが関東に数家ありますので。


次回の投稿法話は、3月1日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人には誰しも、これだけは忘れちゃならん、という事がありますもんな。

2025-02-23 08:09:22 | 法話

【2月25日投稿分】 


37年前(当時、拙僧26歳、妻21歳)の今月(2月)22日は、拙僧の息子(長男)の誕生日でして。当時、産婦人科(北九州在院)の主治医は、全国でも指折りの名医で名が通っており、この先生でなかったら、どうなっていたことやら。19時までに産まれなかったら、母子共に命の危険が、の説明を受けての当日でした。


当日18時半過ぎ、分娩室から緊急要請があったのか、看護師さん達が数人、慌てる様に妻が出産中の分娩室へと走り込んで行きました。19時少し前でしたかね、分娩室の入り口を心配して凝視していると、そこに白い衣を着た僧侶らしき影が、スーッと分娩室の中へ入っていく姿を。『おっ、何だ、今の』と思ったその瞬間、中から『オギャー』という産声が。間もなくして分娩室から出てきた看護さん達が、目に涙を溜めた状態で拙僧の両肩を掴んで「お父さん、あなた、先生にお礼を言いなさいよ」と震え声で。しばらくして出てこられた先生に「有難うございました」とお礼を述べると、小さなため息を吐かれて「こんな出産、久し振りだったな」と苦笑いをされながら院長室へ。そんな状況と子供が生まれた喜びとで、その白い衣の僧侶の事など、すっかり忘れてしまっていましたね。


それから18年、その長男が東京の大学に旅立つ時、家内との間で長男の出産時の思い出話になりまして。家内が「パパ(拙僧)、あの時は大変だったのよ。看護師さん達が入れ替わり、立ち替わり、私の上に跨って『頑張りなさい。目を開けなさい』とお腹を何度も、何度も、押したのよね。苦しさから次第に意識が朦朧(もうろう)としてきて『私、もしかしたら、このまま死ぬのかな』と。その時、何やら気配を感じたので横に目をやると、白い衣の様な物を着たお坊様らしき人がそこに立って、私をじっと見つめていたのよ。 その瞬間、赤ちゃんが『オギャー』と。あのお坊様らしき人は、何だったのかな」と。それを聞いて拙僧、流石にたまげましたね。拙僧が出産の時に見たお坊様の話は、家内には一切話していなかったので。だけど、あのお坊様においては、間違いなく幻想でしょうね。赤ちゃんを助けてください、という夫婦の思い(以心伝心)が、白い衣のお坊様を同時に、拙僧ら夫婦の頭の中に、浮かび上がらせたんでしょうね。


何にせよ、私達家族の今現在があるは、37年前のあの日が起点でして。もしかしたら、2月22日は家内と息子の命日になっていたかもしれない日ですもんね。そうなれば、この先に生まれてくる長女(娘)にも、次男(息子)にも会う事はなく、拙僧は当時26歳でしたので、恐らく再婚して、全く別の家族形態になっていたはず。そう考えると、2月22日は私達家族においては、絶対に忘れてはならない日にて。37年経った今でも拙僧、その日は毎年、神仏、ご先祖に、御礼報謝を勤めさせて頂いております。忘れちゃならんもんは、忘れちゃならんですもんね。現在、その息子(長男)にも息子(拙僧夫婦の孫)が。長女にも2人の息子が。子供達に伴侶がいてこそ、授けてもらった孫ですもんな。そう考えると両家の親、両家の古(いにしえ)からのご先祖など、恩(感謝)を向けねばならない人達は、数多にて。ここを忘れたら、何もかんもが、わやですわな。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


添付写真は、家族の原点を忘れない様に拙僧、書斎の書棚の隅に「二月二十二日」と貼り付け「初心忘るべからず」と自分に言い聞かせる為に。


次回の投稿法話は、3月1日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 誰のどんな投稿も、全てを鵜呑みにして追い込んでいく。その名も決めつけ刑事(でか)。

2025-02-21 20:44:22 | 法話

【臨時法話】


年に数度ですが「SNS内で知らない人から、喧嘩(誹謗中傷など)を吹っ掛けられた」という読者さんから、落胆(愚痴)の連絡を受ける事があります。その人達に拙僧「誹謗中傷はこれだけ世間で問題になってるのに、まだ、それを仕掛けてくる人がいるんですね。ほっときない。人間は心の中にないものは、口から出てくる事はない。心の中にあるものしか、口からは出てこない。あんまり他者に対し、誹謗中傷、文句、悪口を言い過ぎると『私はこんな人間である』と、自らが自らの事(人間性)を世間に向かって、暴露してるに同じ。そんな己が姿が見えてないとは、可哀想な人達だと思いますよ。だから、気にしない、気にしない」と誹謗中傷されて、落ち込んでいる読者さん達に。


昨今、面白いコマーシャルがあってますよね。強面の異色俳優 嶋田久作さん扮する「決めつけ刑事(デカ)」というキャラクターを通して、SNS等の単なる噂話や偏見のみで、善悪を判断する事に警鐘を鳴らすが目的で。


嶋田久作さん     お前がやったんだろ。

容疑者                はぁ? 証拠は?

嶋田久作さん     知らない人がつぶやいてんだよ!!

容疑者                はぁ!? SNSの投稿!?

ナレーション    誰のどんな投稿も、すべてを鵜呑みにして追い込んでいく。その名も、

                           決めつけ刑事!!あなたも、こうなっていませんか?


上記のコマーシャルを見て、反省する人が数多に出てくればいいですが。


【付録】

約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

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                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

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次回の投稿法話は、3月1日になります。