知っていても行動に移せんかったら何にもならん。(写真は高野山金剛峯寺中庭) 2016-11-30 17:49:41 | 法話 7世紀頃中国にて白楽天が道林禅師に「仏の教えとは」と。「善い事をし、悪い事をするな。心は清浄に。これが仏教」と。「そんな事は誰でも知っとる」と。「確かに3歳の子供でも知っとる。が、80歳の爺婆でもやれてない」と。そう言えば浄土真宗の親鸞さんは生涯一度も「悟った」と言わなかったと。
何をするにも、何処に行くにも、母親が連れ立って。父親は閉口。(写真は南国宮崎。いやいや、寒いでっせ) 2016-11-30 07:09:32 | 法話 就職先で迷う青年に「どアホ。1時間程船を沖に出したらキロ級の鯛が釣れる漁場を捨てて波止場の鯵を選ぶか」と一喝。寄らば大樹の陰(親元近く)の職場を選んだり、矢面に立つ(責任がある)仕事を避けたり、それを何と親が薦めよる。琵琶湖の鮎は春になれば生まれた瀬に戻ってくるがな。一旦は湖に。
5歳の子の喧嘩、理由なんて他愛もない事。沈め方次第ですぐ仲直り。(写真は宮崎生目神社へ1年間の御礼報謝に) 2016-11-29 14:23:51 | 法話 5歳の男の子2人が大喧嘩。そこに小学生のお兄ちゃんが来て「それだけ喧嘩したらもう気が済んだろ。お互い謝って仲良くしろ」と。その言葉で2人が「そうする」と。この仲裁が大人だったらこう上手くは。「何故喧嘩したか」と詰問、火に油を。当然相手の悪口を言い合って終わり。お兄ちゃんの神対応。
人間の歴史は、悲しいかな、殺し合いの歴史。人類は少しは利口になってきたんやろうか。(写真は20年前) 2016-11-29 07:11:22 | 法話 実は京都よりも東京の方がお寺は多い。戦で亡くなった人達の供養の為。人間の歴史は争いの歴史。家庭内も。長男が小5時「部屋の掃除を」と言われ不覚にも舌打ちを。その瞬間、母親の蹴りとパンチが。「助けて」と目で合図を「俺を巻き込むな」と私。が、母と子は仲良し。争い後人間は少しづつ利口に。
親を蔑ろにすれば、当然自分も子に捨てられまっせ。(写真は四国霊場御礼報謝で高野山へ) 2016-11-28 13:56:13 | 法話 四国巡拝中縁あった方が「親の老後世話、年忌法要全て私が。親の葬式の費用も全て私。兄妹は通夜後も即ホテルに帰り、火葬場にも同行せず初七日取り上げにも顔を。当然甥や姪も同様。その兄の職業が教育者です」と愚痴を。最近こんな話ばっかり。そりゃ家庭崩壊するわ。親の姿を見ながら子は育つから。