【8月30日投稿分】
【 今日(約10年間)までに、SNS に投稿した法話は、約3000話程になっておりますが、以下のもの(投稿 1、2、3、)は以前、X(元Twitter)のみに投稿させてもらった法話です。法話に対する返信メールの中には「住職の法話は、140字の俳句ですね」と深読みをしてくれる人達(拙僧法話の読者は、大半がこの様な人達)もいれば、今日までに身に付いた自分の知識、経験だけが『これが正しい見解』と言わんばかりに、文句や批判を押し付けてこられる人達も。人は知識、経験が増すごとに、今現在ご自分が正しいと思っている事も、その都度、その都度、変化をしていくのに。だからこそ、人(他者)を批判する様な事は、やめた方がいいと思うのですが。特に、子育て中は、ですね。理由も聞かず、頭ごなしに親の主観(親が判断する善悪)を押し付け、子供を叱りつけるは控えられた方が。人(子供)がそう動くには、そう動くだけの理由が、必ずあるはず。大人であれ、子供であれ、嘘をつくは自分を守る為にて。拙僧が5日ごとに投稿しております法話を、少々長文にさせてもらっている理由は、少しでも読者(小学生、中学生も少なからず読者の中に)の人達が分かりやすく読める様に、との思いからです。そんな理由があっても、文が長い、鬱陶しい、と思われるお方は、どうぞ、無視してくださいませ 】
【投稿1】
読者歴女高校生が「今年の大河ドラマ『どうする家康』ですが、どうですか。私は常に信長公のファンですが、岡田さんの織田信長、どうですか」と。拙僧は、岡田准一さんという俳優の大ファンでね。作品は殆ど見てる。今度の信長は、織田信長というより、岡田信長、かな。食ったかな、岡田さんは、信長公を。褒め言葉です」と。
拙僧の『岡田准一さんの織田信長公法話』のフォロー者を検索してみたら『岡田一門』の人達が数多く。『岡田一門』って、ドンピシャのネーミングですね。『現代の侍』ですもんね。俳優の藤岡弘さんの後継は、岡田准一さんしか、いないかな。間違いなく、同じ匂いがする。何とも、いいね、岡田さん。久々に、興味を持てる俳優さんが出現。
【投稿2】
檀家の婆様が「住職、こんな事言っちゃいかんが、92歳の夫が痴呆になってくさ。私達には子供がないので、大変なのよ、世話が。もう限界が来たんで、病院に入れたんだけど、そうしたら、毎日電話が。電話が鳴る度、ビクッとして、ストレスに。痴呆なんだからさ、私の事も忘れてくれればいいのに」「そりゃ、婆ちゃん、無理だわ」と。
婆様といえば、お盆が来たら、毎年思い出します。家庭の事情で拙僧、幼児の頃から母親がおらず、祖母に育ててもらったのですが、その祖母がいつも「博ちゃん(拙僧の俗名)。人に気を遣える様な人間になりなさい。人から気を遣われる様な人間には、なってはいけませんよ」と。拙僧の法話には、様々婆様の教訓が盛り込まれております。
【投稿3】
先日もまたあった。お互いがどうしようもないほど、好き同士なのに、たった一言の言葉を出せなかったが為に、別れようとしているカップルが。そのカップルに拙僧「素直に言葉に出すだけが、何故に出来ん。つうかあの仲、とか、阿吽の呼吸、などの言葉があるが、人間は、話さにゃ通じん。この言葉足らずで後悔したは、何組もいたよ」と。
読者男性が「お互いに心の内を言葉に出さず、別れる事になるも、やはりこれも縁ですか」と。「こんな言葉が。『縁に出会って、縁に気付かず。縁に気付いても、縁を活かせず』と。また、こんな言葉も。『出会う人には、出会う様になっとる。それも、一瞬遅くもなし。一瞬早くもなし』と。縁に気付かず、過ぎる人、多いかな」「御意」と。
【投稿4】
読者20代女性が「親活で親が連れてきた男性と会った」と。「昔の見合いだね。抵抗ないの」「ない。親が認めた人だから、安心して会える。結婚するかどうかは、別だよ」「拙僧の爺様は50組以上の仲人をしたらしいが『30を超えた独身子供がいる家庭は、親が売って回らんと、買い手はつかん』と度々。今で言うところの親活だね」と。
昔は、見合い結婚は負け組、恋愛結婚は勝ち組、の印象があった。が、見合いであろうが、恋愛であろうが、出会った時には、初対面であるは同じ事なのにね。現在、統計では、4割が離婚していると。その4割の内の8割が、恋愛結婚組と。結婚は人生の墓場、の墓場は永眠、安眠の意味。結婚で人生の安らぎを得た、が本来の意味にて。
【追伸5】
何かしらの理由で疎遠になった親子、夫婦が「今後、会いに行った方がいいですか、もう会わない方がいいですか」と問い掛けてくる事が。対し、拙僧「その人(相手の環境を考えて)の人生に、自分は登場してもいいのか、もう登場しない方がいいのか。それは、あなた自身が判断する事かな。じっくり考えてみてください」と返答を。
上記法話を投稿すると「会いたいんじゃないでしょうか。何とも思ってないならわざわざ聞きません」とメールしてこられた読者が。その通りなんですが、拙僧がこの返答をする前には、かなりの長い時間、当人との話し合いが持たれております。「いきなりこんな返答を、住職がするはずはないよね。恐らくこの140字内には、何かしらの含み言葉があるのではなか」と、読み取って(読解力、推察力)もらえれば、有難いのですが。140字という字数では、詳細を説明する事は困難ですもんね。解釈は読者の方々にお任せする以外はないのですが。拙僧の法話は、小学生、中学生も少なからず読んでおられますので、そういう意味からも、少々長めの法話になっております。
尚、拙僧も『出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝』というグループを持っておりますので、そこで過去の法話を読む事が出来ます。また、Instagramでも『tentokuz-kongouji山本英照』、facebookでも『山本英照』、X(元Twitter)でも『天徳山金剛寺』で検索して頂きますれば、同じく過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、そちらの方にもどうぞ、お越しくださいませ。
次回の投稿法話は、9月5日になります。今日は仕事で、家内と福井県へ。