1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

耳にタコ、でしょうが、人間は自分がした事だけが結果にて。(写真は四国霊場) 1016話目

2017-10-26 09:21:57 | 法話
‪檀家若者が「何なの、政治家さん達。落選後、新党代表に恨み節を。もし当選してたら、恐らく『神様、仏様』と賞賛を。自身の思惑で離党し入党したは貴方でしょ。責任転嫁も甚だしい。私の親も親戚にお金を借りる時には拝み倒し、返す時には『返してやるわ』の態度。昨今、子供の手本になる大人が」と。‬

病院内他界の親の遺体引取り拒否する子は、まだわずか。(写真は金剛寺永代供養堂建立中。年内完成予定) 1015話目

2017-10-25 07:09:44 | 法話
‪昨今は親の遺体引取り拒否や遺骨を捨てる話ばかりが世間を。が、まだまだこの国の民は。先日も電話で「私の代で家が絶える。墓の中に遺骨が10壺。先は無縁墓。どうすれば」と。「骨壷全てを火葬場に持参し粉になるまで再度焼骨を。すれば壺1つに納まる。それを菩提寺の納骨堂で永代供養に」と進言。‬

世の中に「これ正解」なるものはない。決め付け、押し付けは、あかん。(写真は四国霊場、仁王像) 1014話目

2017-10-24 07:49:44 | 法話
‪人間関係に不服を持つ正義感の強い若者に「人を当てにするから、人に期待するから、裏切られた時に腹が立つ。人は元来怠け者。『自分さえ楽だったら』が基本。君も多少は身に覚えがあるだろ。初めから『当てに出来る者等いない』と思ってた方が。世の中を変えてきた人達は全て自分から行動、だよ」と。‬

私もそうだった。子供は「親は死なん」と思っとる。(写真は九度山の慈尊院) 1013話目

2017-10-23 08:07:28 | 法話
‪葬式後檀家息子が「相撲取りの様だった父が大病を患い、見る見る骨皮状態に。太かった声も聞き返さにゃならん程か細い声に。そんな父を見舞う度に『こんな体にしたのは』と散々心配掛けてきた自分を責めた。が、父は一言も愚痴を言わず『家庭を大事にせいよ』とそれだけを。私も父の様な親に」と涙を。‬

馬の名手、家康公は怪我を恐れ、川を渡る時は必ず下馬していたと。 1012話目

2017-10-22 08:09:50 | 法話
‪東京の国立新美術館に檀家さんを連れて拝観に。九州を出る前少し注意を。「以前美術館拝観中メモを取っていると係員が『これで』と鉛筆を貸してくれた。理由は『過去にペンのインクが絵に飛んだ事が。シャープペンの芯が絵に刺さった事が』と。当に、真実は小説より奇なり。何事も、転ばぬ先の杖」と。‬