先週3日からの続きです。
旧制高校生の寮歌放吟はその延長線上と思える。二度と繰り返すべきでない
戦争という悪しき歴史の反省から、戦時の吟詠活動が偏見につながり、
詩吟に類することが、戦後教育の場から敬遠されたのかもしれない。
私は旧制高校寮歌祭に好んで参加した一人であるから、この様な偏見は
残念でならない。良い所までもが排除されてしまった気がする。
その結果、詩吟は、大衆化・女性化・娯楽化へ傾斜していったのかもしれない。
いずれにしても詩吟の根本は公益社団法人日本吟道学院の憲章に掲げられている
「世界の平和」と｢人類の福祉｣と自覚している。
第4回はここまでです。明日に続く。
