久々に本題の『観劇レビュー』です。
森光子主演「おもろい女」を見てきました。
天才的漫才師といわれたミス・ワカナの生涯を描いた再演に再演を重ねる森光子のライフワーク。「放浪記」につぐ長期公演を誇る。
東大出の漫才作家・秋田実役に米倉斉加年。ミスワカナの漫才の相手役で夫でもあった玉松一郎役に段田安則、博多の興行主に赤木春江というベテランを配し、ミスワカナの弟子に山田まりや・西川忠志の若手コンビ。
大正15年(昭和元年になる)ミスワカナ15歳から、昭和21年に36歳で亡くなるまでの壮絶な人生を描く。
ミスワカナが大正元年生まれだとすると、1912年か13年生まれ。
森光子が1920年生まれというからほぼ同世代。森光子も15歳でデビューという相似形の経験を持ち、ミスワカナと映画や芝居で共演した経験も持つという。
http://www.hakataza.co.jp/kouen/index.html
その85歳の森光子が15歳のミスワカナを演じて少しも違和感がないのが芸のすごさ。
動きも軽快で可愛らしい素振りも絶妙。
「放浪記」の時もそうであったが、このお歳でよくあれだけ軽妙な演技ができるものと感心させられる。
一幕の幕あいには、聴衆の多くがその若さに驚嘆の声やため息をあげていた。
第2次世界大戦時の言論弾圧や検閲が漫才台本にも及んだこと、中国大陸での軍隊慰問なども描かれる。
故・三木のり平演出
博多座にて3月14日正午から有給休暇をとって鑑賞。
ほぼ満席。
森光子主演「おもろい女」を見てきました。
天才的漫才師といわれたミス・ワカナの生涯を描いた再演に再演を重ねる森光子のライフワーク。「放浪記」につぐ長期公演を誇る。
東大出の漫才作家・秋田実役に米倉斉加年。ミスワカナの漫才の相手役で夫でもあった玉松一郎役に段田安則、博多の興行主に赤木春江というベテランを配し、ミスワカナの弟子に山田まりや・西川忠志の若手コンビ。
大正15年(昭和元年になる)ミスワカナ15歳から、昭和21年に36歳で亡くなるまでの壮絶な人生を描く。
ミスワカナが大正元年生まれだとすると、1912年か13年生まれ。
森光子が1920年生まれというからほぼ同世代。森光子も15歳でデビューという相似形の経験を持ち、ミスワカナと映画や芝居で共演した経験も持つという。
http://www.hakataza.co.jp/kouen/index.html
その85歳の森光子が15歳のミスワカナを演じて少しも違和感がないのが芸のすごさ。
動きも軽快で可愛らしい素振りも絶妙。
「放浪記」の時もそうであったが、このお歳でよくあれだけ軽妙な演技ができるものと感心させられる。
一幕の幕あいには、聴衆の多くがその若さに驚嘆の声やため息をあげていた。
第2次世界大戦時の言論弾圧や検閲が漫才台本にも及んだこと、中国大陸での軍隊慰問なども描かれる。
故・三木のり平演出
博多座にて3月14日正午から有給休暇をとって鑑賞。
ほぼ満席。