JUNSKY blog 2015

私の時事評論等です
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今日は3000m

2006-08-05 20:10:58 | 健康づくり
前回2000m泳ぎましたと報告した、県立プールでの水泳。

 今日は体調も快調で、最初に500m泳いだ後、1000m連続で泳いだ。
それでも全く疲れないのでさらに500m。

 その後トイレ休止と温かいシャワーで体温を調節。
すでに2000m泳いではいるが、あと500mクーリングダウンに泳ぐことに。
その500mを終えても余裕があるので、さらに500m。

結局3000mを泳いだ。

 端の二つ分のコースでは、小学生らしき数人の団体がシンクロナイズド・スイミングの練習を、コーチの指導下で行っていた。水中では、それを見ながら泳いでいた。
音楽は、水中では良く通る。カラオケセットのような音響装置から水中スピーカーをつないで音を流している。水上では、距離が離れると聞き取りにくくなるが、水中ではプールの端でもよく聞こえる。

 今週火曜日にも泳いだのだが、その時はもっと上の年代の学生がシンクロの訓練をやっていたし、また飛び込みプールでは高飛び込みの練習をしていた。
最上段からも飛び込んでいたが、テレビでみるのと違い、実物を見ると本当に高い。10m位あるのではないだろうか?失敗したら痛いだろうな。

ラテンアメリカの挑戦 チリの場合

2006-08-05 01:49:20 | TVレビュー
NHK「ラテンアメリカの挑戦」
後半は、チリやボリビアなどの近況を描く。

 今年(2006年)1月。チリでは民主的な選挙でラテンアメリカ初の女性大統領ミチェレ・バチェレが選出された
【彼女の父は将軍で、1973年9月11日のピノチェトの軍事クーデタに反対し、獄死した。彼女も母とともにピノチェトに投獄され、拷問を受け、その後国外追放された、という経歴をもつ。
 彼女は、夫とともにチリ革命武装戦線という抵抗運動のメンバーであった。彼女の夫は暗殺された。彼女は逮捕され、ピノチェトの最も悪名高いVilla Grimaldi拷問収容所に投獄されたのであった。】(Yahoo 情報検索より引用)

 番組では、1970年に世界史上初めて選挙によって成立した社会主義政権アジェンデ大統領が、それまで国際石油資本や米系大企業に支配されてきた経済を国民本位に転換し始めたというところから紹介を始めた。
 そして、CIA秘密報告文書を映像で追いながら、度重なるクーデターや経済封鎖を米国主導で仕掛けてゆく様をありありとフォローする。
そして、米国のシナリオによるピノチェット将軍によるクーデターが1973年に終に“成功”し、政権を担ってきた政党や支持者や労働組合員が次々に逮捕・弾圧される様を当時の映像で追う。
そして多くが殺され、また今に至るも行く辺不明であると説明し、30年間毎年追究し続けている集会を映し出す。
 (チリ共産党が大弾圧され、ヴィクトル・ハラなど多くの文化人・知識人が虐殺された。)
 無名戦士の墓には、まさにN.N(No Name に相当)と書かれた十字架の墓標が立ち並ぶ様を示す。

 ピノチェットによる独裁政権は長く続き、一面ではアメリカ的反映は見せつつも、貧富の格差と失業者は空前のものとなった。

 ようやく30数年ぶりに民主的な選挙が改めて行われ、バチェレ大統領が選出されたのである。
 番組では大統領顧問らしき側近がインタビューに応じていたが、この方も同年代の女性であった。
女性パワーが彷彿としていたのも特徴である。
 チリでは、実績作りはこれからである。
番組も、チリでの挑戦はこれから多くの課題を抱えていると締めた。

今日の出来事 「反米に揺れるラテンアメリカ」

2006-08-05 01:22:39 | TVレビュー
福岡ではFBS福岡放送配信の【今日の出来事】(23:30~)では、
「反米に揺れるラテンアメリカ」
と称したシリーズを今夜スタートさせた。

いま、番組とリアルタイムで書いている。

ペルーの大統領選をまず取上げた。
番組では、左派ウマラ候補のジョギング姿からはじめた。
左派民族主義を掲げ、現状に不満を抱く貧困層を中心に支持を広げた。

もう一人の“左派”としてガルシア氏を紹介。
彼は以前政権を担ったとき、新自由主義に巻き込まれ7000%ものインフレを起こした傷がある。
また、どちらかというと親米派であり、FTAAにも肯定的だ。

左派同士(あくまで、番組の紹介の仕方です)が泥仕合を続ける中で、チャベス・ベネズエラ大統領がウマラ候補支援に回った。番組では介入と称した。
さすが、「今日の出来事」である。「チャベス大統領は独裁者だ、我々は民主主義を望んでいる」、というペルー国民の声を中心に紹介している。

番組ではチャベスの介入に怒った国民の反感を買い、ガルシアの辛勝の結果となったと紹介する。
得票数ではウマラは惜敗したが、過半数の選挙区でガルシア氏を上回っていることを紹介していた。

このチャベス大統領を、評論家はラテンアメリカの安定にとって危険な存在であるかのように話す。

 右派“ジャーナリズム”ならではの捉え方だが、それでも取上げざるを得なくなった状況に、今のラテンアメリカはある。

 NHKと右派ジャーナリズムの捉え方の好対照を示した番組編集であった。
シリーズはどちらも続くようである。

ラテンアメリカの挑戦

2006-08-05 00:31:46 | 国際関係
NHK総合8月4日午後10時から 
「ラテンアメリカの挑戦」 第2回として、
今晩は、ブラジルとチリを中心に描いていた。

 ブラジルは、バイオ・エタノール生産で世界の最先端を行く。
バイオ・エタノールは化石燃料に変わる代替燃料として注目されているものであり、地球温暖化防止の切り札となる燃料である。
植物由来の燃料や搾りかすは、燃やしても、植物が短期間で二酸化炭素として取り込むことから、カーボン・ニュートラル(二酸化炭素を地球上に増やさない)な燃料とされ、地球温暖化防止に有効であり、また植物を植えることにより酸素の供給や、表土を守り、洪水調整にもなる効果もある。

 ブラジルの左翼ルラ政権は、これに注目し、これをサトウキビから作る。
日本では沖縄でテストプラントによる実験を続けているが、ブラジルではすでに、バイオ・エタノール商業化に成功しており、国内で多くの自動車を走らせているばかりではなく、中国・インドなど今後のエネルギー消費大国を相手に輸出を計画している。
 海底油田(石油)の開発なども進めているが、おおもとが石油に頼らない国づくりであり、これは今のところ石油の恩恵で民生に力を入れているベネズエラ(同特集第1回)とは、経済建設の方向が異なる。

 この番組をみて驚いたのは、ブラジルが発展途上農業国ではなく、サトウキビだけでも300種類以上の品種改良の実績を持ち、今では遺伝子組み換え農作物の研究でも先端を行っていること(遺伝子組み換えに私は反対であるが、それはともかく)、衛星写真を使った農地の土壌分析と、それにもっとも適した品種の選定など先端科学を駆使して農業の生産性を急速に上げている実績である。
ハイテク農業先進国ともいえるであろう。

 これを梃子に、ブラジルは近隣ラテンアメリカだけではなく、中国・インドなどの発展途上大国とも連携し、アメリカ主導の新自由主義実践の『自由貿易協定』に反対の立場を明確にしている。
番組では、バイオ・エタノールの生産ノウハウを独占するのではなく、その貴重なノウハウをインドや中国に積極的に提供する協定を結んでいる模様が映し出された。
そして、ブラジル一国では世界を相手にエネルギー戦略を打てないが、世界のあちこちに拠点を設けることによって、バイオ・エタノールが世界のエネルギー需要を変えてゆくという壮大なエネルギー戦略を語っていた。

 昨年、アルゼンチンで開かれた米州サミットで、ブッシュ米大統領が突然議題に上げようとしたFTAA(米州自由貿易協定)について、ブラジル代表ルラ大統領の覚めた態度での反対表明と、ベネズエラ代表チャベス大統領の熱血的な反対演説が映し出され、ブッシュの野望は失敗したことが明らかにされた。
そのブッシュの失敗演説は「進出してくる中国・インドに米州が一致して対抗しよう」という趣旨であるから、ラテンアメリカの動きと国際的交流を全く理解していないお粗末な演説というしかない。

 番組は続いて、チリの近況に迫る。(以下、別項に移します。)