JUNSKY blog 2015

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坂本 修 憲法講演会-3

2007-02-27 22:50:52 | 憲法
「坂本 修 憲法講演会」のレポートの3回目です。

講演は三つの部分より構成されていると前回書きました。
1.改憲(“壊憲”)策動の戦略と、改憲手続法たる「国民投票法」
2.緊急を要する改憲手続法をつぶす闘い
3.“光”はどこにあるか? 決してあきらめずに切り拓こう

今回は、第3の“光”はどこにあるか?の要約です。
題して「改憲阻止闘争の展望をどこに見るか?」


ここまでの話は重く暗かった。
では、我々はどこに“光”光を見出して闘うのか?

1)「日本国憲法」自体の持つ生命力

2)これを突き崩そうとする策動に度々晒されながらも
  これを護り続けてきた  私たちの闘いそのもの

3)世界は変わりつつある。
 ① 西側最大・最強の軍事同盟であったNATOの実質機能停止
 ② イラク戦争の経緯にみられるUSAとイギリスの孤立
 ③ 欧州におけるUSA追随政権の崩壊(スペイン、イタリアなど)
 ④ USAでの民衆や兵士や将校の抵抗運動
 ⑤ ラテン・アメリカで、反米(左派)政権の相次ぐ成立・再選
 ⑥ ラテンアメリカ共同体結成への動き
 ⑦ アジアでのアセアン諸国を中心とした平和の共同体構想
 ⑧ 非同盟運動の新たな発展
 これらの運動の中で「憲法9条は世界の宝!」の声が広がっている。

4)自公民の矛盾と社共の意気軒昂!
 ① 改憲手続法の“協議”の中で、民主党に「二の足を踏む」状況が生まれた。
 ② 民主党は、選挙に「得か?損か?」だけで、この問題を捉えている。
 ③ 安倍内閣の支持率が急速に低下する中で、「改憲を問う選挙」で
   勝てるのか?   との迷いが自民党の一部にも生まれている。
 ④ 公明党は、建て前として「自公民」での推進を標榜してきた手前
   民主党の戦線離脱で動揺し始めている。
 ⑤ 改憲派の結束は急速に弱まってきている。
 ⑥ 日本共産党はもちろん、社民党も改憲阻止では徹底抗戦の構え。

5)9条を守る運動の力の発展
 ① 「九条の会」は、先ほどの映画「戦争をしない国 日本」の中では
  5千と紹介されていたが、今では6千を超すと言う急速な草の根の発展を遂げている。
 ② 一方では、私たちの運動は「もう目一杯」という限界に達している訳ではなく、まだまだ広げてゆける可能性に満ちている。
 ③ あきらめてはいけない。 みんなできりひらく。

6)改憲を阻止できたときには大きな転換が起こる可能性
 ○「改憲阻止」は私たちの力を何十倍何百倍にし、この国の未来を開く“光”となる。
 ○「勝利は可能だ!」みんなが平和で人間らしく生きられる--もう一つの未来を実現しよう。
 ○ 憲法を活かしきったとき、日本は大きく変わる--そのことに希望と確信をもって進もう
  それは、自分のために!家族のために!世界のために!

7)まず何をするのか?
  「九条の会」の小森事務局長がいつも言っているように、
 「あなたの隣にいる人に話しかけてください。」「家族に、友人に、同僚に」
  大言壮語ではなく、身近なところから輪を広げてゆく、それも急速に!

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以上が、坂本弁護士のお話の大要です。

この最後の呼びかけを聞いたとき、私はこの前このブログで御紹介したチャプリンの「独裁者」でのチャプリンの演説を思い出しました。
なんと、よく似ているのでしょうか!

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