JUNSKY blog 2015

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安倍首相国会答弁「官憲が家に押し入って連れて行くという強制はなかった」

2007-03-05 16:24:55 | 国際関係
米決議あっても「謝罪しない」安倍首相、慰安婦問題で(朝日新聞) - goo ニュース

 今度は柳沢大臣のように地方の後援会の集まりでの放言では無い。

国会答弁であり、議事録に記載され、TVやラジオで全世界に放送された。

 安倍首相が国会答弁で、「官憲が家に押し入って連れて行くという強制はなかった」と堂々と答弁したのである。
その上で、「業者が間に入って事実上強制したこともあった。広義の解釈での強制性があったということではないか」と他人事のよう。
そういう業者も当時の政府“公認”“斡旋”であったからこそ、国家的管理売春が『業』として成り立っていたことを全く無視している。
一方では業者に責任を擦り付けると言う「無責任」ぶり。

 こういう「無責任」な態度を続けているからこそ、「いつまで謝罪し続けなければならないのか」と馬鹿な閣僚が言う様な事態が続いているのである。
 ところが、安倍首相に言わせれば。「国会の場でこういう議論を延々とするのが生産的とは思わない」(本日・2007年3月5日のの国会答弁)という認識。

 さらに、さらに
『一九九三年の河野洋平官房長官談話を「基本的に継承する」と強調した上で「決議案は客観的事実に基づいておらず、日本政府のこれまでの対応を踏まえていない」と指摘した。』(本日・2007年3月5日のの国会答弁)と言って「客観的事実」を否定した。

 本当に、こういう人が内閣総理大臣(Primeminister)というのだから、恥ずかしい限りである。
 安倍さんが恥をかくだけなら何ともないが、この国を代表する国家元首たる首相の国会答弁で「日本人全体」が恥をかく羽目になる。何故なら、そういう安倍氏を首相に選んだ(私は自民党に投票していないが、形式的には、国民全体としては、そういう結果となっている)のは日本国民なのだから。

 なお、そのことと、アメリカ議会に謝罪しなければならないかどうかは別問題である。

 また産経新聞によれば、安倍首相は
『米下院の公聴会で証言した元慰安婦の証言についても「裏付けのある証言はない」と述べた。』と言う。被害者本人の証言が「裏付けのある証言はない」と言ってしまえば、他の目撃証言なども当然「裏づけがない」と居直ってしまえるではないか!

 慰安婦問題が虚構であるという虚偽の論陣を張る人びとは、証人たる『慰安婦』に強制的にさせられたアジアや日本の被害者の方々が『早晩居なくなってしまうだろう』と、タカをくくっているのではあるまいか? すでに多くの方々がなくなっているのも事実である。
 そう考えるとますます卑劣と言わなければならない。
そういう卑劣な勢力の頭目と担がれているのが安倍晋三である。
 AbEndの活動を一層強める必要がある。

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以下、asahi.com 引用(各社報道在り)
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米決議あっても「謝罪しない」
   安倍首相、慰安婦問題で

        asahi.com 2007年3月5日(月)11:53

 安倍首相は5日の参院予算委員会で、従軍慰安婦問題について日本軍当局の関与と「強制性」を認めた河野官房長官談話を受け継ぐ姿勢を改めて示したが、この問題を巡って米下院で首相の公式謝罪を求める決議案採択の動きがあることについては「決議案には事実誤認がある。決議があったからといって、我々が謝罪するということはない」と述べた。(略)

 首相は「官憲が家に押し入って連れて行くという強制はなかった」とした上で「業者が間に入って事実上強制したこともあった。広義の解釈での強制性があったということではないか」と説明。「国会の場でこういう議論を延々とするのが生産的とは思わない」とも語った。

 首相は、米下院で採択の動きのある決議案について「客観的事実に基づいていない。日本政府のこれまでの対応も踏まえていない」と指摘。「米議会内の一部議員の動きを受けて引き続き我が国の立場の理解を得るための努力を行っている」と説明した。

 また、塩崎官房長官は同日午前の記者会見で、首相の慰安婦問題をめぐる発言について「河野官房長官談話の見直しを示唆し、談話に矛盾しているということは、まったく当たらない。(批判は)首相の発言に対する適切な解釈のもとに行われたものではないような感じがする」と語った。

 3日未明の07年度予算案の衆院通過を受け、参院予算委はこの日、同案の審議を始めた。

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以上、引用おわり
他の報道Webニュース
産経新聞
中国新聞
YOMIURI
時事通信
赤旗

この問題に取組んでいるブログ
カナダde日本語
美しい壷日記
大津留公彦のブログ2
低気温のエクスタシー
ポラリス
他にも幾つもありますが・・・

富山の冤罪男性 不当な取調べを告白 

2007-03-05 14:42:15 | 事件・事故
「『はい』以外言うな」 富山の冤罪男性に取調官(朝日新聞) - goo ニュース

 02年3月に起きた強姦未遂事件で、県警から同4月に任意の取り調べを受け、当初否認したが、無法な取調べにより冤罪で起訴され、有罪となり、刑期も終えたた男性が、朝日新聞の取材に応じて、警察・検察権力に屈して行った状況を激白した。

 警察による無法な人権無視・犯人決め付けの取調べの様子は、映画「それでもボクはやってない」で詳しく描かれたが、この実際に起こった冤罪のケースでは、抗弁する勇気もスポイルされ、警察・検察一体のでっち上げストーリーを認めてしまうと言う悲劇的な展開になったようである。

 上のリンクから記事に入れるが、いつまでasahi.comに掲載され続けるか不明なので、相当長くなるがWeb記事全体を引用する。

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「『はい』以外言うな」 富山の冤罪男性に取調官
asahi.com 2007年3月5日(月)06:05

 強姦(ごうかん)と強姦未遂事件で逮捕され実刑判決を受けた富山県内の男性(39)が約2年1カ月の服役後に冤罪とわかった問題で、男性が朝日新聞の取材に応じた。逮捕直後に自供を覆し容疑を否認したが、県警の取調官から「なんでそんなこと言うんだ」と怒鳴られ、「今後発言を覆さない」旨の念書を書かされたという。公判でも認め続けたことには、「何を言っても通用しないと思い込まされてしまった」と悔しさをにじませた。

 男性は02年3月に起きた強姦未遂事件で県警から同4月に任意の取り調べを受けた。当初否認したが、聴取3日目に自白。県警は男性を逮捕した。当時、同居していた父親は入院中で、一人暮らしだった。

 男性によると、任意の取り調べの際、取調官から「家族が『お前に違いない、どうにでもしてくれ』と言っている」などと何度も迫られた。「犯行時間帯には電話をかけていた」と訴えても、取調官は「相手は電話を受けていないと言っている」と認めず、「家族にも信用されていないし何を言ってももうだめだ」という心境になったという。

 逮捕後、思い直して、検察官と裁判官に対し一度は否認した。その後、県警の取調官から「なんでそんなこと言うんだ、バカヤロー」と怒鳴られた。翌日、当番弁護士にも否認した。すると、取調官から白紙の紙を渡され、「今後言ったことをひっくり返すことは一切いたしません」などと書かされ署名、指印させられた。「『はい』か『うん』以外は言うな」と言われ、質問には「はい」や「うん」と応じ続けたという。

 起訴後の弁護士は国選で、数回やりとりをしたが、すでに取り調べで罪を認めざるを得ないと思い詰めていた。「否認しても信じてもらえない」と、公判でも一貫して認め続けた。

 男性は「誰かが、がんばれがんばれと言い続けてくれたら、がんばることができたかもしれない」と無念さをにじませた。判決を言い渡され「申し訳ございませんでした」と言ったが、「やってもいないのに、何でこんなことを」と悔しくて涙が出たという。

 05年1月の仮出所後、周りから前科者と白い目で見られているようでつらかった。職も居場所も転々とした。自殺しようとしたこともあった。

 一番つらかったのは、判決前に、入院中だった父親を亡くした時だ。拘置所に面会に来た人に「お父さんは悲しんで死んでいった」と言われ、一日中泣き続けた。1月の無実判明後、地元には帰っていない。騒がれ近所に迷惑をかけてしまうと思うからだ。「墓前に無実を報告していないので、早くしたい」

 県警や富山地検はそれぞれ「故意または重過失ではない」「職務上の義務に反したわけではない」と、当時の捜査関係者を処分しない方針を示している。

 男性は「処分しないと聞いたときは腹が立った。処分がないというのは、『間違った取り調べをしていない』と僕に対して言っているのと同じ」と話した。県警の謝罪に対して「失った期間は戻って来ない」と答えたという。

     ◇

 〈キーワード:富山冤罪事件〉 富山県警は1月19日、懲役3年の実刑判決を受け服役した県内の男性(39)が無実だったと発表。これらの事件の容疑を認めた松江市、無職大津英一被告(51)=公判中=を再逮捕した。県警と富山地検は「客観的証拠はなく、自白の裏付け捜査が不十分だった」と認め、男性に謝罪。富山地検高岡支部は2月9日、富山地裁高岡支部に男性の無罪を求める再審を請求した。今月2日の公判で、大津被告は2事件について起訴事実を認めた。

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引用おわり

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