(写真は公式ホームページより 中央は白洲次郎、右端はベアテ・シロタ・ゴードン)
「日本の青空」完成記念映写会が開催されました。
3月24日(土)11:00の上映を見てきました。
開催会場は、西鉄大牟田線の高宮駅に隣接する「アミカス」
日本国憲法が、占領軍の押し付けではなく、戦後間もなく結成された「憲法研究会」で作られた「憲法草案要綱」がベースになっていること。
その大元になったのが、自由民権運動期の植木枝盛がまとめた「東洋大日本国憲按」であることを解明することがテーマである。
これらの論点は、一昨年当ブログ開設後、まもなく連載した内容(ここから連載開始)と共通であるので、私には目新しいものではなかったし、むしろこっちの方が早かったと言えるものでもある。
この論点を解明する手法として、制作者は、
経営困難に陥りつつある雑誌社がヒットを狙う企画として、「憲法に関する新しい視点」を提供することを思い付き、派遣社員を含むスタッフに企画アイデアを募るという導入を試みる。
そして、その派遣社員のお母さんが、その母親(派遣社員のおばあちゃん)が教員であった時に、鈴木安蔵の娘さんを教えたことがあり、鈴木安蔵の話をしていた、という相当無理のあるシチュエーション設定である。
また、その雑誌社の“編集長”役の演技が、大袈裟というかオーバーアクションで、演出がイマイチであった。おそらく、そのオーバーアクションで笑いを取ろうと言う演出なんだろうが、失敗している。
松本委員会の旧態依然たる意識、鈴木安蔵の進歩的であるが柔軟である調整能力、白洲次郎の政府側に居ながらも理想的な内容に仕上げようとする積極性、など、臨場感のあるドキュメントタッチの描き方をしている。
ベアテ・シロタ・ゴードンも重要な役どころで登場している。
全体としては、もちろん「憲法押し付け論の幻」を明確に描き出した立派な映画でではある。ただ、ちょっと説得調に思えた。
今後の上映予定
と き:2007年5月11日(金) 14:30,18:30 の2回
ところ:「アミカス」 西鉄大牟田線高宮駅隣接
と き:2007年5月12日(土) 1030,13:30,16:30,19:00 の4回
ところ:「早良市民センター」 地下鉄藤崎駅隣接
と き:2007年5月13日(日) 10:30,13:30 の2回
ところ:「東市民センター」 宮地岳線香椎花園より徒歩10分
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【今日も御覧頂きありがとうございます。
ついでにワン・クリックしていただければ嬉しいです。】
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参加費:1200円(製作協力券をお持ちではない方)
製作協力券をお持ちの方は、そのチケットで入場できます。
お知り合いをお誘いの上、御参加ください。
「日本の青空」公式ホームページは、
http://www.cinema-indies.co.jp/aozora/index.html
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「日本の青空」完成記念映写会が開催されました。
3月24日(土)11:00の上映を見てきました。
開催会場は、西鉄大牟田線の高宮駅に隣接する「アミカス」
日本国憲法が、占領軍の押し付けではなく、戦後間もなく結成された「憲法研究会」で作られた「憲法草案要綱」がベースになっていること。
その大元になったのが、自由民権運動期の植木枝盛がまとめた「東洋大日本国憲按」であることを解明することがテーマである。
これらの論点は、一昨年当ブログ開設後、まもなく連載した内容(ここから連載開始)と共通であるので、私には目新しいものではなかったし、むしろこっちの方が早かったと言えるものでもある。
この論点を解明する手法として、制作者は、
経営困難に陥りつつある雑誌社がヒットを狙う企画として、「憲法に関する新しい視点」を提供することを思い付き、派遣社員を含むスタッフに企画アイデアを募るという導入を試みる。
そして、その派遣社員のお母さんが、その母親(派遣社員のおばあちゃん)が教員であった時に、鈴木安蔵の娘さんを教えたことがあり、鈴木安蔵の話をしていた、という相当無理のあるシチュエーション設定である。
また、その雑誌社の“編集長”役の演技が、大袈裟というかオーバーアクションで、演出がイマイチであった。おそらく、そのオーバーアクションで笑いを取ろうと言う演出なんだろうが、失敗している。
松本委員会の旧態依然たる意識、鈴木安蔵の進歩的であるが柔軟である調整能力、白洲次郎の政府側に居ながらも理想的な内容に仕上げようとする積極性、など、臨場感のあるドキュメントタッチの描き方をしている。
ベアテ・シロタ・ゴードンも重要な役どころで登場している。
全体としては、もちろん「憲法押し付け論の幻」を明確に描き出した立派な映画でではある。ただ、ちょっと説得調に思えた。
今後の上映予定
と き:2007年5月11日(金) 14:30,18:30 の2回
ところ:「アミカス」 西鉄大牟田線高宮駅隣接
と き:2007年5月12日(土) 1030,13:30,16:30,19:00 の4回
ところ:「早良市民センター」 地下鉄藤崎駅隣接
と き:2007年5月13日(日) 10:30,13:30 の2回
ところ:「東市民センター」 宮地岳線香椎花園より徒歩10分
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参加費:1200円(製作協力券をお持ちではない方)
製作協力券をお持ちの方は、そのチケットで入場できます。
お知り合いをお誘いの上、御参加ください。
「日本の青空」公式ホームページは、
http://www.cinema-indies.co.jp/aozora/index.html
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