一昨日(7/18)の『報道ステーション』で、古舘伊知郎氏の党首インタビュー・シリーズの一環として行なわれた、インタビューで、柏崎刈羽原発 では、 防火体制も訓練も全く不備で、IAEAから「不備の改善」を指導されていたことを、日本共産党・志位委員長が話しました。
トランスのオイルに引火しただけのものが何故数時間も燃え且つ黒煙を上げ続けたのかの理由がこれで解りました。
また、その出火原因も、建屋相互の間に大きな段差ができ、電気配管と配線を破壊したための漏電(と、いうか、その周辺に高圧電流が流れまくったということ)のようです。
『志位委員長インタビュー』の発言の関連部分を引用します。
****************************
古舘 たいへんな地震(新潟県中越沖地震)が起きて、志位さんも原発(柏崎刈羽原発)のほうに行かれて視察されたそうですが、どうでしたか。
志位 被災地では、お年寄りの方が多く、健康の面でのケアが非常に大事だと感じました。それから、二度目の震災ですから、心のケアも大事です。
原発では、驚いたことがあります。なんと自力で火事を消す能力がないんです。それで、変圧器が二時間燃え続けたわけです。
古舘 (すぐには)消防車も来なかった。自前の消防隊が出動できなかった。
志位 どうしてなのかということを調べて、問い詰めたのですが、消火の専門の部隊がないのです。 (詳細は、ここをクリック)
古舘 ないのですか。
志位 ないのです。訓練もしていない。この問題は、二年前の六月にIAEA(国際原子力機関)が(柏崎刈羽原発を)名指しで、そういう部隊をつくりなさいと、訓練もしなさいと、いっていたのです。
古舘 IAEA、原子力機関から勧告があった、二年前に。
志位 私どもの(党の)国会議員が、それをきちんとやりなさいということを、政府に迫って、政府も(改善を)約束していたのです。にもかかわらず、部隊がなかった。
私は、これは、非常に深刻だと思うんですよ。といいますのは、仮にもっと大地震が起こった場合は、それこそ、消防車が来られない可能性もあるわけです。そうなったら原発が自力で消火できないとなったら、非常に深刻な事態になるわけです。
やっぱり、この根っこには、原発は安全だという安全神話がある。ですから、打つべき手が、消火の問題でも打たれない。それから、ああいう放射能が混じった水が流れ出る。ここを大本から変えないとだめだと思いますね。
古舘 そうですね。さまざまな問題が、浮かび上がってきましたが、そもそも職員数人によって黒煙が上がったときに消そうとしたけれども、断水によって、消火がかんばしくいかなかった、消防車も来なかったと、そういうような形で情報が流れましたが、どうも志位さんのお話を聞いたうえでは、根本的な問題があったようですね。
志位 大問題です。これは、IAEAからの勧告を無視したという問題です。ですから、これは政府の監督責任にもなります。
****************************
*******************************************
【今日も御覧頂きありがとうございます。
このブログを応援して頂ける方ははクリックを!】
*******************************************
以下は、これに関する報道を、asahi.com から引用
(日本共産党の志位氏の指摘の翌日の記事であるのに、志位氏の指摘には触れていない。
「日本共産党の手柄には絶対にしない」という報道の規制が貫徹している)
****************************
柏崎刈羽原発の防火体制 05年に不備と指摘 IAEA(朝日新聞) - goo ニュース
柏崎刈羽原発の防火体制
05年に不備と指摘 IAEA
asahi.com 2007年7月19日(木)11:19
国際原子力機関(IAEA)が05年6月、新潟県中越沖地震で火災が起きた東京電力柏崎刈羽原発に対し、発電所内の自衛消防団が消火訓練を受けていないなど、防火対策の不備を指摘していたことがわかった。東電はその後に対策をとり、IAEAも昨年には改善されたと評価していたが、今回の地震による変圧器の火災では消火に2時間かかった。
不備を指摘したのは、原発の運転管理体制改善を目指して、IAEAが各国に派遣している評価チーム。04年11月に13カ国の原子力専門家16人からなる調査団が柏崎刈羽原発に入り、管理体制を評価した。
>> 続きは asahi.com へ
トランスのオイルに引火しただけのものが何故数時間も燃え且つ黒煙を上げ続けたのかの理由がこれで解りました。
また、その出火原因も、建屋相互の間に大きな段差ができ、電気配管と配線を破壊したための漏電(と、いうか、その周辺に高圧電流が流れまくったということ)のようです。
『志位委員長インタビュー』の発言の関連部分を引用します。
****************************
古舘 たいへんな地震(新潟県中越沖地震)が起きて、志位さんも原発(柏崎刈羽原発)のほうに行かれて視察されたそうですが、どうでしたか。
志位 被災地では、お年寄りの方が多く、健康の面でのケアが非常に大事だと感じました。それから、二度目の震災ですから、心のケアも大事です。
原発では、驚いたことがあります。なんと自力で火事を消す能力がないんです。それで、変圧器が二時間燃え続けたわけです。
古舘 (すぐには)消防車も来なかった。自前の消防隊が出動できなかった。
志位 どうしてなのかということを調べて、問い詰めたのですが、消火の専門の部隊がないのです。 (詳細は、ここをクリック)
古舘 ないのですか。
志位 ないのです。訓練もしていない。この問題は、二年前の六月にIAEA(国際原子力機関)が(柏崎刈羽原発を)名指しで、そういう部隊をつくりなさいと、訓練もしなさいと、いっていたのです。
古舘 IAEA、原子力機関から勧告があった、二年前に。
志位 私どもの(党の)国会議員が、それをきちんとやりなさいということを、政府に迫って、政府も(改善を)約束していたのです。にもかかわらず、部隊がなかった。
私は、これは、非常に深刻だと思うんですよ。といいますのは、仮にもっと大地震が起こった場合は、それこそ、消防車が来られない可能性もあるわけです。そうなったら原発が自力で消火できないとなったら、非常に深刻な事態になるわけです。
やっぱり、この根っこには、原発は安全だという安全神話がある。ですから、打つべき手が、消火の問題でも打たれない。それから、ああいう放射能が混じった水が流れ出る。ここを大本から変えないとだめだと思いますね。
古舘 そうですね。さまざまな問題が、浮かび上がってきましたが、そもそも職員数人によって黒煙が上がったときに消そうとしたけれども、断水によって、消火がかんばしくいかなかった、消防車も来なかったと、そういうような形で情報が流れましたが、どうも志位さんのお話を聞いたうえでは、根本的な問題があったようですね。
志位 大問題です。これは、IAEAからの勧告を無視したという問題です。ですから、これは政府の監督責任にもなります。
****************************
*******************************************
【今日も御覧頂きありがとうございます。
このブログを応援して頂ける方ははクリックを!】
*******************************************
以下は、これに関する報道を、asahi.com から引用
(日本共産党の志位氏の指摘の翌日の記事であるのに、志位氏の指摘には触れていない。
「日本共産党の手柄には絶対にしない」という報道の規制が貫徹している)
****************************
柏崎刈羽原発の防火体制 05年に不備と指摘 IAEA(朝日新聞) - goo ニュース
柏崎刈羽原発の防火体制
05年に不備と指摘 IAEA
asahi.com 2007年7月19日(木)11:19
国際原子力機関(IAEA)が05年6月、新潟県中越沖地震で火災が起きた東京電力柏崎刈羽原発に対し、発電所内の自衛消防団が消火訓練を受けていないなど、防火対策の不備を指摘していたことがわかった。東電はその後に対策をとり、IAEAも昨年には改善されたと評価していたが、今回の地震による変圧器の火災では消火に2時間かかった。
不備を指摘したのは、原発の運転管理体制改善を目指して、IAEAが各国に派遣している評価チーム。04年11月に13カ国の原子力専門家16人からなる調査団が柏崎刈羽原発に入り、管理体制を評価した。
>> 続きは asahi.com へ