(画像は参議院選挙gooNewsより)
参議院選挙で惨敗した自民党の安倍首相は、昨夜の内に早々と“続投”を決めた。
彼なりの理由を幾つか挙げた。
1)私の掲げた基本政策は国民の支持を得ている。
2)私が国民にお約束した政策(憲法改正、教育“改革”など右翼的お約束)
を実行してゆかなければならない。
3)「私の国造りはスタートしたばかり。これからも責任を果たす」
4)参議院選挙は政権選択選挙ではない。
しかし、どうして安倍内閣の基本政策が国民の支持を得たと言うんだろうか?
国民の選択は、まさにその基本政策にNo!を突きつけたのに・・・
こんな“美しい”国造りは、ゴメンだ・・・と
だから、そんな『政策』を約束どおり実行することが、国民の意志に反する。
何故、参議院選挙での民意は無視して良いのであろうか?
「参議院選挙は政権選択選挙では無い」という言い方は、参議院選挙で示された民意は無視してよいと言っている事と同じだ。
それに、何故衆議院選挙は政権選択選挙で、参議院選挙は政権選択選挙では無いのか?
朝日新聞も、参議院選挙は政権選択選挙では無いというスタンスで論説を書いている。
これに、どういう法的根拠があるのか?
予算や条約など「衆議院の優越」という根拠は憲法に依っている。
しかし、政権選択は衆議院とするとの根拠法は憲法はもちろんどこにもない。
単に慣例にすぎない。
こういう“論理”に振り回されてはいけない。
今回の参議院選挙での民意は、安倍内閣の政策にNo!を突き付けた訳であるから退陣するのが当然である。
一方では、安倍氏が続投することで、自民党政権は、ますます国民の厳しい目が寄せられ、再起できないほどズタズタになるのも余興であろう。
当ブログは引続き強調する。
AbEnd! と・・・
首相居座り「民意無視」 九州・有権者の声(西日本新聞) - goo ニュース
首相続投「なんで?」 「後継不在」、容認の声も(朝日新聞) - goo ニュース
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日本共産党も結構ブログで取上げられていたが、下記グラフによると自民党や民主党が話題にのぼるのと比べて相当少なく、公明党の後塵を喫している状況である。
やはり、ブログ面でも、もっと露出度を多くする必要があるようだ。
「西日本新聞」社説
一部コピペ(全文は、上記リンクよりお読みください)
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民意は安倍政権を見限った 参院選・自民党大敗
第21回参院選挙で、民主党が大きく躍進し、参院の過半数を野党が制したのに対し、自民、公明の連立与党は合計でも40議席台にとどまり、改選議席の3分の1以上を失った。参院での主導権は完全に野党に移る。惨敗と言うしかない。
安倍晋三首相が率いる政権与党に、有権者が不信任を突きつけたとも言える。2005年総選挙で、同じ与党が大勝したことが信じられないような民意の劇的反転である。
安倍政権にとって初の本格的な国政選挙となった今回は、有権者に「安倍政治」の審判を仰ぐ機会でもあった。そこでの厳しい評価を、首相は重く受け止めねばならない。
安倍首相は「改革の責任を果たしていくことが課せられた使命だ」と続投の意向を表明した。しかし、その判断は正しいものだろうか。
衆院で与党が圧倒的多数を維持していても、参院での過半数割れは、政権運営を著しく難しくする。与野党対決法案はことごとく参院でストップし、予算関連法案の審議が止まると、予算執行も困難になる。
敗北の責任は、やはりトップが引き受けねばならない。それが筋である。安倍首相は地位に恋々とすることなく、自ら身を引くべきだろう。
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参院選 民主最高の60議席 全議席確定、自民激減37(西日本新聞) - goo ニュース
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自民大敗、民主60議席 野党勢力、与党を大きく上回る(朝日新聞) - goo ニュース