2008年1月7日
TV番組 【Democracy】 については、前に書いた。
これは、10回連続番組であるが、昨夜は中国の作品と日本の作品であった。
中国の作品は、小学校での『民主主義』の訓練の風景である。
この作品をオンエアしているとき、私は昨日の分のブログを書いている最中だったので、ちゃんと見ていずに音だけ聞いていたが、中国語が解る訳ではなく、一部入る日本語のナレーションを聞きながら、たまに画面をみているだけであった。
特にこの作品では日本語の解説が少なく、殆どが字幕であった。
と言う訳で、詳しくは見ていないのだが大体の所は解った。
生徒会の役員に立候補して政見公約を述べ、『対立候補』や『有権者』とディベートをしながら鍛えられると言うものである。
今の小学校ではどうか知らないが、我々の小学生の頃もこうした児童会役員選挙をやっていた。
そういう意味では、中国は『社会主義の一党独裁』といまだに言われながらも、実際には、子どもの頃から『民主主義』の訓練をやっていることになる。
次の日本の作品は、これまで放映された各国の作品と比べて極めてつまらないものであった。
作者は、この作品を通じて『日本の民主主義』が、如何に形骸化されているかを伝えたかったのかも知れないが、『九条の会』の運動や、非正規雇用の人たちの運動という立派な民主主義の運動があるにも拘わらず、取上げた取材対象は市議補欠選挙に立候補した自民党候補の選挙運動である。
彼は政策公約を述べず「小泉自民党の○○です」という連呼しかしない。
(この作品は2005年頃のもので、まだ小泉が首相だったころのものである。)
選挙参謀は「駅前で聴こえるのは3秒しかない。そのためには連呼するのが最も良いのだ」と、この候補者を指導する。
結局、「おはようございます。小泉自民党の○○です。いってらっしゃい!」
とだけ連呼するのである。
そうして、投票の結果、開票では民主党候補と鍔迫り合いをしながら、結局当選するのである。
この候補者の当選で、この作品は終わる。
評価も批判も何も無い。ただ、垂れ流すだけだ。
これが、全世界で代表作品(5百作品中の10作品)として放映されるとすると、日本の『民主主義』が、いかに堕落したものであるかを世界中に知らせることになってしまう。
他の作品が高く評価できる内容であっただけに、日本の作品のレベルがあまりにも低すぎることが際立った。
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これは、10回連続番組であるが、昨夜は中国の作品と日本の作品であった。
中国の作品は、小学校での『民主主義』の訓練の風景である。
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特にこの作品では日本語の解説が少なく、殆どが字幕であった。
と言う訳で、詳しくは見ていないのだが大体の所は解った。
生徒会の役員に立候補して政見公約を述べ、『対立候補』や『有権者』とディベートをしながら鍛えられると言うものである。
今の小学校ではどうか知らないが、我々の小学生の頃もこうした児童会役員選挙をやっていた。
そういう意味では、中国は『社会主義の一党独裁』といまだに言われながらも、実際には、子どもの頃から『民主主義』の訓練をやっていることになる。
次の日本の作品は、これまで放映された各国の作品と比べて極めてつまらないものであった。
作者は、この作品を通じて『日本の民主主義』が、如何に形骸化されているかを伝えたかったのかも知れないが、『九条の会』の運動や、非正規雇用の人たちの運動という立派な民主主義の運動があるにも拘わらず、取上げた取材対象は市議補欠選挙に立候補した自民党候補の選挙運動である。
彼は政策公約を述べず「小泉自民党の○○です」という連呼しかしない。
(この作品は2005年頃のもので、まだ小泉が首相だったころのものである。)
選挙参謀は「駅前で聴こえるのは3秒しかない。そのためには連呼するのが最も良いのだ」と、この候補者を指導する。
結局、「おはようございます。小泉自民党の○○です。いってらっしゃい!」
とだけ連呼するのである。
そうして、投票の結果、開票では民主党候補と鍔迫り合いをしながら、結局当選するのである。
この候補者の当選で、この作品は終わる。
評価も批判も何も無い。ただ、垂れ流すだけだ。
これが、全世界で代表作品(5百作品中の10作品)として放映されるとすると、日本の『民主主義』が、いかに堕落したものであるかを世界中に知らせることになってしまう。
他の作品が高く評価できる内容であっただけに、日本の作品のレベルがあまりにも低すぎることが際立った。
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