JUNSKY blog 2015

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何故、煙突の機能を阻害する蓋が取り付けられていた?

2009-06-07 15:01:37 | 事件・事故
2009年6月7日(日)

何故、煙突に蓋が取り付けられていたのだろうか?

排気を上空に逃がすという煙突本来の機能が封鎖されていたことになる。

雨よけという考えもあるが、その場合でも排気が横には逃げられるように取り付けるはずだ。

排気が阻止されたため、換気不十分で酸欠状態になり、一酸化炭素を発生することは大いに考えられることである。

逃げ場を失った一酸化炭素を多量に含んだ排気が、煙突の亀裂から壁面や天井面を伝って室内に漏れ出たのであろう。

単なる事故とは言えない人為的な側面が大きい「未必の故意」的なところがあるようにも思える。
「未必の故意」とは、そのまま放置していると重大な事態に繋がりかねないことをある程度認識していた状態を示す。
 
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  排気用煙突にふた CO中毒

              中国新聞 2009年6月7日(日)14:00

 美祢市秋芳町の山口秋芳プラザホテルで起きた一酸化炭素(CO)中毒事故で、稼働していた給湯ボイラーの排気用の煙突上部はふたで覆われていたことが6日、山口県警への取材で分かった。県警は、ふたで排気が逆流して不完全燃焼が起き、COが煙突の亀裂から建物内に漏れ出たとの見方を強め、この日はボイラーを点火して検証した。

 県警の調べで、煙突は地下1階のボイラーからつながれており、1、2、3階部分は建物内に埋め込まれ、屋根から突き出た最上部がふたで覆われている。

 6日の現場検証では、燃料のLPガスを使用してボイラーを点火。酸素ボンベを背負い、有毒ガス用のマスクを装着した捜査員が3階などでCO濃度を測定した。立ち会った経産省の担当者によると、3階などの室内にCOが漏れ出たのが確認できたとし、「煙突のふたが事故の一つの原因とみられる」と話した。データは東京に持ち帰って分析する。

 ホテル側の説明では、事故が起きた2日は午後4時ごろからボイラーをたき始め、事故発生に気づいた同6時半すぎに止めたという。県警は、ふたがいつから覆われていたのかを幹部らから事情を聴く一方、煙突の亀裂やふたと事故の因果関係について慎重に捜査を進める。
 


排気管上部にふた=内部で逆流の可能性-ホテルCO事故・山口県警(時事通信) - goo ニュース

煙突にふた、CO充満して漏出か? 山口の中毒事故(朝日新聞) - goo ニュース

CO事故ボイラー稼働、状況再現 原因解明へ経産省チーム(共同通信) - goo ニュース