こういうのを記事にする読売新聞も読売新聞だが、これを転載する私も私・・・
そして、公約を練るよりも見栄えで票を稼ごうと言うセコイ考えの候補者も候補者である。
まぁ、この記事は馬鹿げている点で面白い。
最後の落ちに共産党の都議を持ってくるところなど流石に読売新聞の面目躍如である。
その共産党都議はポスターの見栄えを良くすることに汲々としているのではなくて、ポスター撮影後にイメージチェンジをしているだけの話なのだが・・・
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選挙は公約より見た目?ポスター写真にタレント並み演出も
読売新聞 2009年6月10日(水)17:28
公約も大事だが、選挙は見た目が重要!?
総選挙の前哨戦として注目が集まる東京都議選(7月3日告示、12日投開票)に向け、立候補予定者が選挙用ポスター写真に力を入れている。タレント並みに手間をかけて撮ったり、若く見えるよう古い写真を使ったり……。「写真次第で1000票は違う」と、真顔の都議もいる。そんなポスター戦略は、有権者にどう映るのか--。
「目の前に有権者がいることをイメージして笑うことや、体の向きを細かくカメラマンに指示され、感心した」と満足げに話すのは、民主党の女性都議。党内で評判の都内の写真スタジオで撮った出来栄えは想像以上で、チラシやホームページにも使用している。「きれいに写り過ぎて、街頭で『写真と違う』と声をかけられることも」と苦笑する。
タレントの写真撮影も行うこのスタジオでは、各種の「テクニック」を売り物にしており、メーキャップや衣装合わせ、照明の調整も徹底する。「まゆを濃く描くと、意志が強そうに見える。光のちょっとした当て方次第で、親しみやすくなる」。スタジオ経営者によると、都議選ごとに依頼者が増え、今回は約30人の選挙ポスターを撮影した。
都議選のポスター掲示板は、都内全域で計約1万4000か所。最多の世田谷区では約900か所に上る。ある自民都議は「1か所につき10人でも有権者の心をつかめれば、1000票単位で得票が変わる。選挙戦で一番大事なのは、ポスターの写真撮影だ」と言い切る。
別の自民都議は、4年前の前回選挙で使った写真を再利用する。60歳代のこの都議は「少しでも若い方が選挙にはいい」。公職選挙法には、ポスターに使う写真の撮影の時期に関する定めはなく、「本人であれば、古い写真でも問題とは言えない」(都選挙管理委員会)という。
もちろん、ポスターにはあまり凝らない都議もいる。公明党のベテラン都議は、過去に笑顔の写真を使おうとしたところ、「危機感が伝わらない」と支持者に止められた苦い経験がある。今は、「政治家は見た目より実績だ」と話す。
ポスター写真の撮影後に髪を約10センチ切った、共産党の女性都議。「少しでも好印象を有権者に持ってもらいたい。もちろん選挙に臨む決意の意味も込めてですが」。女心も見え隠れする。