JUNSKY blog 2015

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就業者前年同月比136万人減 一方で億万長者136万人も

2009-06-30 23:02:10 | 雇用・労働
2009年6月30日(火)

 今日のニュースでは、失業率が統計を取り始めてから最高水準の5.2%となり、一方の有効求人倍率は、0.44と過去最低になったという。
 前年同月(つまり1年前)からの就業者数の減は136万人にも及ぶと言う。

 これは驚くべきことに、人口の1%を大きく超える人数である。
つまり、老若男女全ての日本人の100人に一人を超える人が失業したということになる。

 一方では、1億円以上の資産を持っている所謂『億万長者』も日本に136万人居ることも数日前に発表されていた。(NHKニュース)
 (ロイター伝では、100万ドル長者は151万人とのこと。
  これは、世界の長者の17.5%も占める比率である。)
   100万ドル以上の純資産を保有する日本の富裕層は約151万人
       ロイター 2009年05月28日(木) 10時52分

 つまり百人居ると、1億円以上の資産を持つ人が一人以上居て、この1年間に失業した人も一人居ると言うことになる。

 奇妙な数字の一致である。 

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100万ドル以上を保有する世界の富裕層860万人
        ロイター 2009年06月25日(木) 15時31分

求人倍率最低の0.44倍 5月 失業率も悪化5.2%

         西日本新聞 2009年6月30日(火)17:30
 厚生労働省が30日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は0.44倍で、前月を0.02ポイント下回り、1963年の統計開始以来、最低となった。総務省が同日発表した5月の完全失業率(同)は前月比0.2ポイント悪化の5.2%だった。直近4カ月で1.1ポイント上昇と急激な悪化が続いている。国の景気刺激策もあり、生産には回復の動きが見られるものの、企業は依然として新規採用には慎重で、求人倍率、失業率ともに悪化に歯止めがかからない状況だ。

 ハローワークでの求職者1人に対する求人数を示す有効求人倍率は、4月に99年5月と6月に並ぶ過去最低(0.46倍)を記録したが、今回更新した。正社員の有効求人倍率は0.24倍で前年同月を0.29ポイント下回り、過去最低を更新した。

 都道府県別では香川が最も高く0.71倍、最低は青森の0.26倍。九州では最も高い大分でも0.48倍にとどまり、福岡は0.41倍だった。

 一方、完全失業率は男性が前月比0.1ポイント悪化の5.4%、女性が0.3ポイント悪化の4.9%。完全失業者数は、前年同月比で77万人増の347万人。年齢層別では35-44歳が前年同月比26万人増の77万人に上り、「リストラや契約満了に伴うものが大半で、働き盛り世代の先行きが心配される状況」(総務省)という。就業者数は16カ月連続で減り、前年同月からの136万人減は過去最大の減少幅となった。

 完全失業率の過去最悪の数字は2003年4月などの5.5%。総務省は「企業の生産状況も多少上向いてはきているが、すぐに雇用増に結び付くのは難しい」としている。

=2009/06/30付 西日本新聞夕刊=