※21世紀枠
東:釜石 西:小豆島 ランダム:長田 補欠:出雲
困難克服、野球以外の取り組み、現役東大合格者を常時出すくらいの進学率の高さ、21世紀枠はこの3つの要素から各1校選出する場合が多いと思われます。今年で言えば釜石は東日本大震災という困難を乗り越え秋季大会で強豪東北に善戦、小豆島は離島ということで一見、困難克服という観点で釜石とキャラが被りそうだが、生徒会活動を野球部が中心になって担うなど取り組みという点からの推薦も十分いける。明治神宮大会覇者の高松商業に唯一土をつけて四国チャンピオンになった実績も十分ということで、この2校は世間の前評判通り素直に?選ばれると残り1校は進学校から選ばれるのでは?と推察するのだがこれに今回該当するのが長田、出雲、長野の3校。昨今は21世紀枠も実績重視ですのでその観点で見れば、この中で唯一秋季大会まで駒を進めた出雲が最有力となるのだが、ここで気になる存在が長田。阪神大震災を乗り越えての21世紀枠選出。近年は震災がらみの学校は21世紀枠では有利な傾向にあると思われ、長田もその例にならって選出されるのではと私は推察します。下世話にもとられる書き方かもですが、それが2つのあの震災を経験した国に生きるものの当然の情であると、私は思います。とはいえ長田と出雲、このうちどちらが選ばれるかというのは、本当に難しい選択であると思います。どちらが選ばれても、不思議ありませんね。
※北海道
札幌第一 補欠:北海道栄 駒大苫小牧
札幌第一はセンバツのジョーカー的存在になる可能性を秘めると思われます。
※東北
青森山田 八戸学院光星 補欠:仙台育英 盛岡大付
決勝に残った2校がいずれも青森県勢ですので地域性で準決勝敗退の盛岡大付を推す声もありますが、東北準優勝の光星は県予選では青森山田に勝っており、東北大会の準決勝がいずれも接戦になっていない点を考えると、決勝に残った2校が素直に選ばれるのではないかと思われます。補欠には準々決勝で優勝した青森山田と接戦を演じた仙台育英を大胆予想してみましたが、県1位でもありますし、光星が県予選でも青森山田に敗れていたら、仙台育英の大逆転選出も、あったかもですね。
※関東
木更津総合 常総学院 東海大甲府 桐生第一 補欠:花咲徳栄 日本航空
※東京
関東一 二松學舍大付 補欠:帝京 東海大高輪台
関東のベスト4と東京覇者関東一は問題なし。例年難航することの多い残り1枠を関東 東京どちらにするかで今年も議論になりそう。花咲徳栄と二松學舍大付の比較検討は本当に難しい。共に好投手を擁し総合力高くいずれが選ばれても、センバツでは優勝候補の一角となるであろう。二松學舍大付を選んだのは、1年夏から活躍している左腕大江君には華があり、同校は強豪私学でありながら高野連受けが良さそうかな?と何となく思ったから。この両校もまた、どちらが選ばれても不思議なしですね。
※北信越
敦賀気比 福井工大福井 補欠:長野商業 佐久長聖
決勝に残ったのが福井県の2校であることから、準決勝で優勝した敦賀気比を苦しめた佐久長聖の地域性での選出を推察する声もありますが、同校は県2位校であり難しいであろう。準優勝の福井工大福井は県予選でも地区大会でも完敗を喫してはいるが、いずれもエースは登板していない。決して力のない学校ではないであろう。よって、東北地区と同様の推理意欲があるものの、こちらも、決勝に残った2校が選出されると思われます。
※東海
東邦 いなべ総合 補欠:海星 三重
決勝に残った2校ですんなりであろう。同一県3校選出は補欠込みならOKでしたよね?
※近畿
大阪桐蔭 滋賀学園 明石商 龍谷大平安 報徳学園 智辯学園 補欠:市和歌山 北大津
ベスト4に残った4つと準々決勝敗退校の中から息詰まる投手戦を延長14回まで演じた報徳学園と、コールドを免れた智辯学園が選ばれるというのが一般的な見方であり、私もそうなるとは思いますが、智辯学園と市和歌山の比較検討は、周りが思ってるよりもつれるのではないかとも思ってます。市和歌山はコールド負けとはいえ、Max145のエース右腕が投げてる間は投手戦を演じており、終盤一気にもっていかれたのは勝負に出た継投が裏目に出たことにより、いわば積極的にとりにいったことによるもの。エースの力量の高さから、もし選ばれれば隠れ優勝候補のポテンシャルを秘めているだけに、選考の行方に注目したいと思います。補欠の1つには、初戦敗退ながら延長戦を演じ、県1位校である北大津を、大胆予想?してみました。尚、もしこの通りになると、兵庫県から3校となりますが、21世紀枠含めての同一県3校選出はOKだったはずです。
※中国
創志学園 南陽工 補欠:開星 如水館
※四国
高松商業 明徳義塾 済美 神宮枠:土佐 補欠:今治西 新田
両地区とも決勝に残った2校は問題なし。決勝のスコアが共に一方的で、四国は今治西や鳴門といった県1位校がセンバツ有力校と接戦を演じていますが、逆転選出を推察するには至らないかと思われます。四国には神宮枠が与えられており最低でも3校は選出され、ベスト4敗退の済美と土佐の比較検討になるかと思われますが、共に接戦も相手が優勝した高松商業だった済美にやや分があるかと思われ、土佐のネームバリュー、人気をもってしても及ばないかと思われます。神宮枠が四国に与えられ、四国3枠が確保されたことから、中四国の最後の1枠は中国に流れ、中四国各3校にするというのが素直な見方と思われますが、中国の3校目候補のベスト4の開星と如水館は共に決め手に欠ける。報知高校野球とホームラン、両雑誌の推察が真っ向から割れてるのが、この、中国3校目のみということからもその事が伺える。開星は準決勝で優勝した創志学園に完敗、如水館は南陽工に終盤まで接戦演ずるも、その南陽工が決勝で創志学園に大敗。共に県予選下位であり戦績面からの比較検討は難しい。あるとすれば、夏も活躍した広島新庄の好左腕堀を攻略したことが評価され開星か。だがここで再び名前が挙げられるのが四国高知の土佐。準決勝で全国屈指の強豪でネームバリューを誇る明徳義塾相手に延長までもつれ込む接戦を演じる。県予選では完敗に終わってそこからここまでもってきたという点でも評価されそう。そして何より、全国でも屈指の高野連受けの良さそうな全力疾走の進学校という点から見ても、浮上するのではないかと、ここでは推察いたします。となると21世紀枠の小豆島も含め、四国は過去最大の5校選出となるのですが、十分ある話だと思います。
※九州
秀岳館 海星 鹿児島実 日南学園 補欠:九産大九州 樟南
ベスト4の4つで問題なし。日南学園が準決勝で完敗も準々決勝までの各校の戦績みるに逆転選出を推察する要素は見当たらない。補欠は八重山がくる可能性も十分有るかと思われます。
以上です。