※守備
大阪桐蔭:特に前半、相手CKなどで、自陣ゴール前で相手に寄せることができず危なっかしい場面も何度かあったが無失点で切り抜ける。右SB6の選手、よく守ってました。
大阪学芸:中盤で相手にスペースを与えてしまうシーンが目立ったのは気になりましたが、ゴール前では個々の強さを発揮し、こちらも無失点で切り抜ける。
※攻撃
大阪桐蔭:5月にみたときよりキーパーからのつなぎの意識が高まって見えました。GK1のキックの精度上がっているように、試合前の練習では感じました。右MF8の寄せられた中でも効果的なパスを出せるパスセンス、昨年から印象に残るプレーを随所に見せているFW9の裏への飛び出しなどが印象に残りました。後左SB2の足元のテクニックが試合前の練習で印象に残っており、試合中でも攻守にそうしたものを見せていたので、この選手がもっと絡むことができれば、ゴールも生まれたかもなと思ってみてました。5月に見て印象に残った1年生と思われるFW18も終盤、相手に脅威を与える飛び出しを見せてました。
大阪学芸:右MF11番の強さがとにかく印象に残りました。この選手がボールを持つと必ず次につながり、相手に脅威を与えていたと思います。この選手に限らず、攻撃面でもとにかく一人一人の強さが目立ちました。5月にみたときはとにかく縦に速くといった感じでしたが、その時よりこちらもまた、キーパーからのつなぎの意識が高まって見えました。
※総合
大阪桐蔭:5月に見て印象に残った1年生と思われる選手たちが控えに。理由はわかりませんが、この日は先発した11人のみで最後まで戦う。チームとしてのサッカーがうまくいってると、首脳陣が判断されてるのかなと推察してみてました。5月に見て感じた各選手の強さをその時ほど感じなかったのは気になりましたが、フィジカルの強い相手によく守り切ったと思います。感心したのがPK戦、4人全員が決めるのですが、4人ともキーパーが反応しても届かないところに蹴ることができてました。
大阪学芸:敗れはしましたが、5月にみたとき以上に攻守に個々の強さを感じましたし、体格でも相手に勝っていたと思います。5月は縦に速く個々の強さでといった感じに見えましたが、その時よりも組織力が随分上がって見えました。相手が勝つには0-0で凌ぐしかないと見えるくらい、相手に怖さをあたえる攻撃という点で5月同様、相手より勝って見えましたが、組織力が上がって見えたことが、5月と違って決めきれなかった要因かもなと思ってみてました。どのチームにも言えることですが、組織と個人の強さを融合させることの難しさを感じたようにも思います。