じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

8月20日 大阪桐蔭 金光大阪 阪南大高 関大一

2016-08-20 09:50:45 | 高校サッカー男子

※守備

阪南大高:自陣ゴール前でのセットプレーで寄せが甘かった場面が何度かあったのが気になりました。

関大一:阪南大高と同様です。

大阪桐蔭:狭い局面で巧みに相手からボールを奪ってましたが、攻撃から守備への切り替え。カウンターへの備えが課題として残ったと思います。

金光大阪:ゴール前では良く凌いでましたが、自陣深くまで攻め込まれる場面が目立ち、中盤での守備に課題を残しました。

 

※攻撃

阪南大高:縦に速く激しくというこれまでの印象から大きくは変わりません。常にゴールを意識し、かといって無茶に打つのではなく、スペースあればすぐに足を振り抜くゴールへの意識の高さには感心しました。

関大一:こちらも縦に速くですね。

大阪桐蔭:狭い地域を瞬時に針の目に穴を通すかのごとき、一方で逆サイドへ大きく展開する視野の広さなどパスワークには目を見張るものがありました。ただ、2点はとったものの、ゴール前でシュートスペースできてるのに前線の選手が簡単にはたいてしまったりなど、ゴールへ向かっていく姿勢という点では、課題を残したと思います。

金光大阪:相手にボールを支配される場面が多く、必然的にカウンターが主になった影響もあったかもとはいえ、4月に見たときより、ゴールに向かっていく姿勢が高くなって見えました。それが、ほぼほぼゲームを支配されながらも常に先手をとり、引き分けることができた要因と思います。

 

※阪南大高:今年も冬の選手権予選の頃には覚醒しているのだろうなと感じる。持ち前の激しさに強かさ、最後まで足を出すしつこさも身につけることが出来るかどうかが、鍵と思われます。っという、前回5月に見たときから印象は変わりません。今期も本命の一つという印象変わらず。

※関大一:個々には光る選手もいましたので、それをチーム力に反映させることが出来れば、飛躍の可能性は秘めていると思います。という前回4月に見たときから印象は変わりません。冬の選手権予選までにまにあうとよいですね。

 ※大阪桐蔭:一月前に見たときより攻守に随分質の高いサッカーが出来てました。にもかかわらず結果は4月に大勝した相手に終了間際の同点ゴールで辛くも引き分け。皆がチームとしてのサッカーの中での個々の役割を果たしているからチームとしてのサッカーの質が非常に高くなり、それだけで終わってしまい、決める仕事、ができていないから結果が伴わないものと推察されます。インターハイ予選までと比べて失点が多いのも、各選手が、役割、を果たすことに終始しているから、相手のカウンターという、虚を突く動き、に対応しきれず、それがチームとして攻から守への切り替えの遅さにつながり失点しているものと思われます。攻守に、決める仕事、を実行する勇気と勝負勘をを身につけることができれば、内容に結果が伴ってくるかと思われます。とはいえ、インターハイにでられなかった事が今のところ良い方に影響しているのか、昨年の同時期と比べると断然いい方向に向かっているように感じます。次節は8月28日で相手は履正社。インターハイ予選で敗れた相手であり、今日よりも屈強であたりの強い相手。そうした相手に今日のようなサッカーができるのかで、現状が見えてくるのかもですね。阪南大高とは冬の選手権予選では共に勝ち進めば準決勝で対戦。もし対戦が実現すれば激しく見応えある攻防が期待できると思われます。

 

※金光大阪:この日はトップレベルのスピード、鋭さに慣れるのに時間がかかって見えましたが、試合経験を積むにつれ、対応力も上がってくるかというのが4月に見たときの印象でしたが、今日見ると、そこらの対応力は随分上がって見えました。ただ、ゴールキックはほとんどがパントキック。今年は縦に速くなのかなと思いきや、相手に詰めてはいるものの、寄せきれておらず、相手がパスサッカーをしやすい状況を自分達で作ることになってしまっているように見えました。昨年の同時期はチームとしてのサッカーがある程度確立されて見えましたが、今季はパスサッカーなのか縦に速くなのか、ハイプレスなのか引いてブロックなのかが未だはっきりしていないようにみえましたので、チームとしてのサッカースタイルを確立できるかどうかが、冬の選手権予選での飛躍の鍵かと思われます。

 

以上です。大阪学院冬の選手権予選に参加できると良いですね。開会式は参加を義務付けない。さっそく今季から適用。これにのっとり大阪学院は事後処理で救済で参加認める!とかできひんのん?