じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

12月28日 佐賀工業 日本航空石川 尾道 茗渓学園 大分舞鶴

2016-12-28 21:42:16 | 高校ラグビー

※FW 

サイズ
佐賀工業:ごつい選手ももいました。
日本航空石川:大倉、古田の両プロップはあんこ型。坂口、篠田の両ロックは上背はなく小柄だがガッチリ感はあった。フランカー難波はいかにも第3列ってな大きさは特別感じないが骨太感ある体型。エイトのモアラはかつてのラトゥを彷彿とさせる迫力の体型だった。
尾道:石丸、淡野、伊ケ崎の一列目は皆あんこ型。ロック中村は大型ロック。フランカー田村はフランカーらしい小型だが骨太感ある体型。エイトの丸山はエイトとして及第点の体型。
茗渓学園:第一列はもちろん、両ロックも大柄なあんこ型体型。第3列も皆、体格十分だった。
スクラム
佐賀工業:サイズで相手より劣勢に見えながら相手を圧倒する場面もあった。
日本航空石川:相手を圧倒する場面が多かったように思います。
尾道:マイボールでも押し込むほど相手を圧倒。二度三度と、相手の反則を誘ってました。
モール 
日本航空石川:押し込むモールは電車道でした。
尾道:相手にモールを組ませぬ巧さがあったように思います。組まれてもよく踏ん張ってました。
茗渓学園:相手にモールを組ませぬ巧さがあったように思います。こらえきれずトライを許す場面もありましたが、総じて見ればよく守ってたと思います。
 ラインアウト  
茗渓学園:相手ラインアウトも積極的に奪いにいけてたようにおもいます。
 
 ※BK 
サイズ 
佐賀工業:しっかりした体格の選手もいました。
日本航空石川:スタンドオフ河井は小柄も骨太感あり。WTBフィフィタはラトゥがBKにいる感じで迫力ありました。CTB粟津も小柄も骨太感あり。
尾道:スタンドオフ小野、WTB沖、CTB藤原、倉岡、FB村田は小柄も骨太感ありましたし、WTB奥平はなかなか大型感もありました。
茗渓学園:スクラムハーフはなかなかの筋肉体型でした。
 展開力 
佐賀工業:なかなかのスピード感と鋭さがありました。
日本航空石川:フィフィタの突破力はもちろんのこと、粟津の強さも印象的でした。江本もスピードある突破を見せていました。留学生の突破が目立ちますが、チームとしての展開力もなかなかのものがありました。
尾道:攻めに転じたときの突破力に見るべきものがあり、特に後半はロングゲインが目立ちました。
茗渓学園:特に後半は同校特有のトリッキーなハンドリングラグビーが炸裂、相手を翻弄してました。
 
※ 総評 
佐賀工業:次はBシードの常翔学園。シードダウン、可能性はあると思います。
日本航空石川:次の相手のBシード校國學院栃木の寸評を見る限り、バックス勝負に持ち込む。留学生の突破を最大限に活かす。でも彼らの突破に頼らない。彼らも自分たちで決めようとしない。こうしたことに意識を置けば、シードダウンの可能性も見えてくると思います。そのためには、スクラムなど密集戦での球出しをいかに素速くするかが大事になってくると思います。BKの中でも骨太感があったCTB粟津がどれだけボールをもって活躍出来るかが、留学生の突破を最大限に活かせるかどうかの分かれ道かもですね。
尾道:次の相手はAシードの御所実ですが、十分がっぷり四つに組んでやれると感じました。
茗渓学園:伝統のトリッキー且つスピード感溢れるハンドリングラグビーで相手を翻弄し、名門同士のシーソーゲームを制する。このゾーンは御所実と尾道の一騎打ちとみてましたが、茗渓学園が割って入り三つ巴になる可能性も秘めているなと感じました。
 
大分舞鶴:敗れた学校の中では唯一ここが印象に残りました。あんこ型揃いの第一列などFWは皆、各ポジションに見合う体型。BKも同様。個々のぶつかり合いでも勝ってました。スピードへの対応力がついてくれば、下級生も多く残るようですし、来期以降、期待が持てると思います。