じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

4月9日 大阪桐蔭 京都橘 関大一 野洲  東海大仰星 草津東

2017-04-09 09:55:05 | 高校サッカー

※守備

大阪桐蔭:パスサッカーの相手にせよ、縦に速い相手にせよ、CBのもとからボールが離れれば、奪いにいかないとするずると自陣に入られてしまいます。

京都橘:相手に裏をとられる場面もありましたが、CBのふたりが特に効いていたと思います。

 

※攻撃

大阪桐蔭:ボールを持ってる選手が余裕があるうちに無理をしないと、パスを受ける選手の負担が増してしまい、得点にもチャンスにもつながりません。大阪桐蔭はパスサッカーで相手は縦に速いサッカーというマッチメイクのなかで、ボール支配率で上回れなかったのも、今後の課題になったと思います。

京都橘:攻めに転じたときの縦の激しさ鋭さは今期も健在。

 

大阪桐蔭:自分たちの時間帯で点が奪えず相手の時間帯でこらえられなければ大敗もやむなし。特に後者の力が今後求められます。苦しいときこそ声、まずは大きな声で元気よくサッカーをすることかと思われます。序盤は大阪桐蔭のリズムで試合が進む。特に守備で抜き差し加減を分かってる選手が例年より多いと感じました。唯一の得点も、ゴール決めた選手とアシスト決めた選手の嗅覚によるもの。例年以上に攻守に嗅覚、勝負所を感じ取る選手が多いと感じたのはそれだけ例年以上に能力の高い、3年ぶりにJリーガー輩出の可能性を感じる選手が多いことの証明かと思われます。それをいかにチーム力に結びつけ、結果を残していくかかと思います。同校は毎年パスサッカーですが、今期はそういう個の力を活かしたサッカーをチームとして志向するのも、良いかも知れませんね。

京都橘:昨年の岩崎君のような核になる選手は不在ですが、縦に激しいサッカーは今年も健在です。

関大一:負けましたがここ数年の同時期と比べても最も仕上がりは早いかもしれません。前半は自分たちのリズムで戦えていたと思います。

野洲:かつては絶対と言っていいくらい蹴っ飛ばさないパスサッカーにこだわってましたがこの日観るとキーパーからの単純なパントキックも目立ち、状況に応じたサッカーを展開。前半はどちらかというと相手のペースに見えましたが結果は快勝。攻めに転じたときの迫力には観るべきものあり。

東海大仰星:一見華奢に見える選手たちが強く激しく相手に食ってかかり最後の最後まで足を伸ばす執拗な浪速のコリアンサッカーは今期も健在です。

草津東:前年度ベスト4の相手に敗れはしましたが前半は0-0.縦に速くが徹底されており、野洲よりもサッカースタイルは確立されて見えました。プリンス残留のちからは十分あると感じましたし、野洲と全国を争う力も十分あると思います。