✳投手
大阪桐蔭:左腕横川君10球走ってましたし捕手の難しくみえた要求にもよく応えたコントロールが出来ていたと思います。立ち上がりを大事にする投球ができるようになれば、エ━ス番号奪取も十分可能と思います。
香里丘:仰星打線を封じたエ━ス右腕赤星君、この日も見事な投球でした。球は軽そうも伸びのあるストレートに、この日は仰星戦では見かけなかったかその時よりも多投して見えた揺れる変化球が有効であり、捕手の難しい要求にも応える制球も光りました。大阪桐蔭打線をうまく、そして強く交わしてましたが根尾にそれを軽打され2点タイムリーで先制点献上。7回に一点差に詰め寄ったその裏ピンチで再び打席には根尾。ここで前の打席で交わしきれなかった事が頭に残っていたか投げ急いで見えたストレートをものの見事にとらえられて広い舞洲のバックスクリーンにもっていかれてしまった場面が悔やまれるかもですね。今後はどんな場面でも勝負を急がぬ投球ができるようになるかどうかかも知れません。
履正社:小柄なエ━ス右腕位田君、オ━バ━ハンドからなかなか力のあるストレートが時折きてました。変化球を今後どこまで磨けるかが飛躍の鍵かもですね。リリーフした一年生の植木君11も似たようなタイプで、スライダーの切れが良かったです。
関西創価:一年生右腕尼田君10,アンダーハンド右腕の浪越君11、そしてエ━スの右が投げましたが、この中では浪越君の手元でぐっと伸びるストレートが印象的でした。尼田君も時折良いストレートきてましたが、一年生ということを考えると、できればもう少し寝かせて大きく育てたいところかもですね。
近大付属:入学前から注目されてる左腕大石くん、球の切れと制球は今さら言うまでもなしですが、それまでの細身のイメージから体が大きくなっていたのが何より印象に残りました
岸和田:背番号3のオ━バ━ハンド右腕の笹川君、試合前の低く鋭く、そして正確に相手の胸元におさめる遠投が印象に残りました。公立の投手ではなかなか見かけません。それが投球にはまだ活かされてませんが、一冬越えて大きく覚醒する可能性は秘めてると思います。投手経験がまだ浅いのかもなと思いながら見てました。
✳打力
大阪桐蔭:香里丘の投手のところでも触れた根尾くんのバッティングが印象的でした。香里丘の投手は一見、オ━ソドックスなオ━バ━ハンド右腕ですがその実、球筋だけでなく、時にサイドから、時にスローボ━ルを駆使するなどかなり癖のある投手。そんな投手相手に東海大仰星は敗れ大阪桐蔭は事なきを得た。この違いは根尾がいたか否かだけ。と言っても過言ではありません。相手投手の揺さぶりを後半ついにつかまえ、次の打席で相手に無茶な力勝負を誘発し、上手をいくことができてました。
香里丘:仰星戦で同点ア━チを放った三番の西本くん4がこの日も広い舞洲のセンタ━オ━バ━の三塁打を放ち、終盤に一時一点差に詰め寄るきっかけとなる。この日も、非力でもタイミングで遠くへ飛ばせることを披露しました。他の選手も最後まで食らいつく事ができてました。
履正社:旧チ━ムと比べると小粒ですが、しぶとさは感じられました。
関西創価:完封食らい、投手のレベルが上がった時の対応はもう一歩といった感じかと思われます。
近大付属:体格のしっかりした選手が多く、潜在的な力は高い打線と思います。
岸和田:大石くんに完封食らいましたが相手が悪かったと見るべきかと思います。公立レベルで見れば、力のある打線と思います。
大阪桐蔭:この日も捕手小泉のリ━ドが光って見えました。相手の裏をかくリ━ドが出来ていたと思います。守備は相手の揺さぶりにも動じず。この日は曲者相手に予想以上に手こずりましたが、明治神宮まで視野に入れれると感じるほどのチ━ム状態にあるかと思われます。
香里丘:守備は気のせいかもしれませんが仰星戦より強い打球への対応力が増して見え、しっかり前で止めることができて見えました。一年生捕手井村くん12のリ━ドもよく、相手は読みづらかったと思います。最後までしぶとく食らいつき一点返すも二塁走者の本塁突入を止めるべく、ランコ━とランナーが接触してしまいゲ━ムセット。もしそれがなければとたらればを言いたくなるくらい、もっと見続けたい好チ━ムでした。最後は走者が勝負を急いでしまった感もありましたため、これからは投手の所でも触れましたが攻守にいかに勝負を急がず粘れるか。かもしれませんね。ボ━ルボ━イの送球でさえも相手の胸元にきっちりとおさめるなどチ━ム全体から丁寧さが感じられる野球だからこそ、漫画のような攻守も効を奏するのだと思います。ボ━ルボ━イからも野球への姿勢が感じられるチ━ムは強豪私立でもそうはいません。そうした姿なども目に留まり、21世紀枠で可能性が残ると良いなと思います。
履正社:守備の動きは昨年の同時期より良いように感じました。守備がそう感じたということは走塁もそういうことかと推察いたします。投打ともに決め手に欠けて見えるのは気がかりですが、今年も投打に全国レベルで見ても及第点のバランスはとれていると思います。二年連続のセンバツの可能性は十分あると思います。
関西創価:守備走塁はまずまず。現状投打ともに後一歩の感はありますが、一冬越えて投打ともに全国レベルのバランスを誇るチ━ムになってる可能性は秘めているかと思われます。
近大付属:守備は各選手打球への反応など動きがよく、守備の動きが良いと言うことは走塁も良いはずと思われます。体のしっかりした選手が多くいながら打線が課題は昨年同様というかここ数年ずっとそんな感じにも思いますが、今期か来期以降かはわかりませんが、いつの日か、鍛えた体が打力に反映されるときが、必ずくると思います。久々の秋の近畿へ視界良好。久々のセンバツも十分に視野に入れれるとこまできていると思います。ベスト8だからということではなくチ━ム力が。
岸和田:現状投打に特別なものは感じませんが、各選手の動きそのものはよく、一冬越えて覚醒してる可能性は秘めていると思います。