✳推察される近畿地区センバツ選考原則
1:昔の夏の甲子園の地区割に基づいた地域性、滋賀京都で1、大阪兵庫で各1、奈良和歌山で1校は極力選出するというもの
2:府県1位で近畿ベスト8は極力選出
3:府県3位で近畿ベスト8止まりの場合、原則1の地域性に基づいた同じ地域の学校が同校以外に残ってない場合しか選出しない
4:近畿初戦敗けの学校の逆転選出は府県1位校のみ。その上で原則1の地域性に基づいた同じ地域の学校が同校以外に残ってない場合しか選出しない
いろいろ言われた今回の近畿地区のセンバツ選考は、結局は例年通り、いや、例年以上に上記原則にのっとった選考になったと思われます。今年に当てはめると下記のようになるかと思われます。
ベスト4に残った学校は問題なく選出。ベスト8止まりの4校と初戦負けの天理については
原則1:ベスト4の4つが上記地域性に基づくとバラけたため、この要素では優劣つけれず
原則2:条件を満たしているのは福知山成美のみ。履正社に完敗だったがコールドではなかったため原則を覆す必要まではなく、5校目に選出。余談だが2年前にこの条件を満たしていながら落選した上宮太子については、他の2校が共にベスト4以上に勝ち残ったため、同一県3校選出は21世紀枠を絡めない限りはしないという全国共通の原則によるもの
原則3、4:これに基づき報徳と天理が脱落。報徳は明石商業に負けた試合も内容は悪くなかったようだが完封負けということもあり原則を覆すには至らず。天理もスコア上は惜敗とはいえ内容的には完敗だったらしく原則を覆すには至らず。そもそも選にも上らなかった?
上記原則にいずれも当てはまらない学校については試合内容、特に負けた準々決勝の試合内容について比較検討されることになるかと思われ、今回これに当てはまるのが市立和歌山と大阪桐蔭、この比較になれば市立和歌山が選ばれるのは火を見るより明らかだったかと思われます。
準決勝がいずれもコールドになった。福知山成美の準々決勝の試合内容がスコア以上に悪かった。逆に報徳のそれはスコアほど悪くなかった。さらには大阪桐蔭の史上初のセンバツ三連覇へのチャレンジは?など、今期は例年にはない要素がたくさんあったことから、いろいろな臆測が飛び交い、雑誌等の見解も大きく割れ、結果私も含めどれも玉砕となった今回の選考ですが、どの視点から見るかで選考結果が大きく変わる可能性もあったくらい、今期の当落線上の学校には一長一短あったことが要因かは判りませんが、例年以上に原則に沿った形での選考になった。結局は近畿大会終わった直後に推察された方も多いのでは?な、選考結果になったというのが、個人的な雑感です。
選ばれた学校のご健闘と、落選した学校の夏に期待したいと、思います。