https://blog.goo.ne.jp/junya0323/e/408190d4fc438a63fc50d8b710037679
↑
上記URLにある前回の展望から嬉しいことに予想が外れて出場出来た学校を追記し、残念なことに予想が外れて出場出来なかった学校を削除しただけ。後は何も変えてません。
✳️本命:得点力は昨年より上、エースも充実の中京大中京(愛知)
今年も分厚い体つきをした選手を揃え見るからに強そう。秋の公式戦全試合で4点以上奪った得点力は旧チームを凌ぐと推察される。エース右腕畔柳投手も十分全国クラス。昨年度ドラフトの目玉となった旧チームのエース高橋投手より球の力強さでは劣るが伸びのあるストレートは全国で勝負するに十分のものがある。
✳️条件付き本命:エースが一本立ちすれば、広島新庄(広島)
長身の本格派右腕花田投手はMAXこそ142,3とのことだが、見る限り初速と終速にほとんど差がなさそうで打者の体感球速は+5~10キロ増しではと推察される。秋は継投も多かったようだがこの投手が一本立ちすれば、甲子園に出るたびに堅守を披露するバックとのコラボで、秋の公式戦全試合3点以内に抑えたディフェンス力が、全国でもいかんなく発揮されるものと思われる。
✳️対抗:力は本命と遜色なし。投打に決め手が出てくれば、大阪桐蔭(大阪) 天理(奈良) 仙台育英(宮城) 下関国際(山口)
大阪桐蔭が秋の近畿を制することができなかった要因は松浦、関戸の左右のドラフト候補投手が額面通りの決め手を発揮出来なかったから。松浦投手が先発して4点以上奪われた試合が2試合、関戸投手は秋は大事な場面での登板は近畿決勝以外無く、彼らが額面通り働けば、基本的には3点以内に相手を封じ込める事は十分可能かと思われる。打線は例年より小粒だがその分機動力で勝負。天理は昨年から活躍する本格派右腕達投手が注目されるがこのチームの決め手はこれまた昨年から活躍するスラッガー瀬選手を中心とした打棒にあるかと思われる。秋はベンチワークを駆使した攻撃がほとんどなかったが、そうした点が成熟されてくれば基本的にはどこが相手でも4点以上獲れる打線なはずである。仙台育英は今年も分厚い体つきをした選手を揃え見るからに強そう。その迫力が得点力に反映されれば春夏通して初の優勝旗白河の関超えも、現実味を帯びてくる。下関国際の長身の左腕古賀投手もキレのある怖さを感じさせるストレートを投げ込み、秋は背番号10ながらこれまでに紹介した投手と遜色ない力量を発揮した。高校野球界での学校としての知名度はまだまだこれからだが、それだけに今大会最大のアウトサイダーとして大会を席巻する可能性を秘める。
✳️優勝候補を奈落の底に叩き落とす伏兵たち
北海(北海道)の木村投手は左腕から切れ味鋭いストレートを投げ込む。東海大菅生(東京)の左腕本田投手も小柄ながらストレートは強さを感じさせる。市立和歌山(和歌山)の本格派右腕小園投手は今大会最注目の投手と言っても過言ではない。MAX152キロという風評や体格からして剛腕のイメージがつきまとうが見る限りではむしろ技巧派にすら映る。これだけの投手が先発して4失点以上喫している試合が公式戦で存在することから、バックの守備が浮沈の鍵を握っていると言えるかもしれない。神戸国際大附(兵庫)の右腕阪上投手のストレートも全国レベル。加えてベース付近から縦割れするスライダー系のボールは打者からすればストレートとの見分けがつきづらく決め球として有効。秋の近畿大会準々決勝では肘の状況を考慮して登板回避したがこの投手が投げた公式戦は全て3点以内に抑えており、万全の状態で臨めれば優勝候補にとっては脅威の学校の一つになるかと思われる。近畿では他、智弁学園(奈良)も旧チームからの左右の主戦投手が残り投打のバランスがとれており、決勝で大阪桐蔭を下して近畿を制した実績は決して侮れるものではない。他、関東の覇権を争った健大高崎(群馬)常総学院(茨城)、地区大会決勝で中京大中京と接戦を演じた県岐阜商(岐阜)、中国勢でまだ紹介出来ていない鳥取城北(鳥取)、2年連続で秋の四国を制した明徳義塾(高知)、今や九州で名門の地位を築きつつある明豊(大分)あたりはチームとしての野球で優勝候補を脅かしにかかる。
✳️旋風期待のシンデレラ候補生
ここまで名前が挙がっていない東海大相模(神奈川)だが旧チームから活躍する左腕石田投手を中心にディフェンスは堅い。対して同じ関東勢の東海大甲府(山梨)専大松戸(千葉)は見る限り得点力で勝負のチームに見えた。九州を制した大崎(長崎)の坂本投手も全国で通用する右腕。離島というキャラからしても、今大会のシンデレラ候補筆頭と言えるかもしれない。同じ九州勢の福岡大大濠(福岡)、宮崎商業(宮崎)、近畿から悲願の春夏通して初の甲子園を決めた京都国際大付(京都)、同じく初出場の四国の聖カタリナ(愛媛)もディフェンス型のチームに見えた。北信越の敦賀気比(福井)、上田西(長野)をここまで紹介出来てないが敦賀気比は竹松投手が万全なら戦えるかと思われ、上田西は投手をバックがいかに攻守で盛り立てるかかと思われる。選ばれるかどうか心配もされた柴田(宮城)だが攻守にバランスはとれていそうだ。
✳️今年の21世紀枠は戦える
具志川商業(沖縄)の新川選手、東播磨(兵庫)の鈴木選手は全国でも十分戦える右腕である。東の21世紀枠に目を移しても八戸西(青森)は当ブログで逆転選出を予想した花巻東とロースコアの接戦を演じており、投手もしくはバックの守備、はたまたその両方が良いのであろう。三島南(静岡)も昨年の代表校の加藤学園に善戦しており期待して良いかと思われる。