じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪薫英女学院 大阪桐蔭女子 興国 関大北陽 大阪桐蔭男子

2023-02-05 18:16:54 | 高校バスケット

※大阪薫英女子

都野さん、熊谷さんといった大黒柱が抜け島袋さん以外はスターター総入れ替えの中でも大阪では頭ひとつ抜きん出た存在であることを当然の如く証明。フリーなら例えスリーでもシュートを決め続ける確実さやリバウンドやディフェンス全般、ボール等ひとつひとつへの集中力、鋭さしつこさが光りました。昨年より個々の力はやや落ちる印象を受けましたがその分は総合力でカバーと言わんばかりに交代選手が続々登場、選手層の厚さという旧チームは特別に印象に残らなかった部分で勝負できるチームにも見えました 全国で飛躍を遂げることが出来るか否かは、核になれる選手が出てくるかどうかと、ある程度メンバーを固定し尚且つ分厚さも保つことができるかどうかに見えました 
 
 
※大阪桐蔭女子
各選手のシュートの精度とリバウンドの強さが大阪薫英との差であり、シュートの精度の足りなさが準々決勝ではなかなか流れを掴めなかった要因に見えました 昨年のインターハイの京都精華戦で重傷を負ったと推察される北條さんは主将として復帰は遂げているもまだ大事をとっている模様 決勝ではいろんな選手がガードを務めましたが北條さんとのWガードか北條さんをサイドで起用出来る布陣が組めれば今よりグンとチーム力が上がる可能性は秘めているかとやはり感じました それか1年時からの主力である片山さんがそこに入ってもセンターを務められる選手が二人以上いると感じたため、片山さんをガードで起用というのも面白いかもとか思いながら見てました。 2017年にウインターカップを制して以降なかなか優勝を狙えるチームが作れませんがそれは今季も変わらずかと思われます それが成されるには旧チームからの主力選手以外に全国で通用する選手が後何人出てくるかかと思われます 新チームは個々の力はなかなか感じられたのと、薫英戦ではそれが悪い方に出ましたが視野の広い選手が例年より多そうに見えたため、そうしたチームに覚醒する可能性は秘めているかと思われ、少なくとも4年前にウインターカップベスト8まで勝ち進んだ世代くらいの力を身につける可能性は、十分にあるかと思われます そのためにはフリーはもちろん相手に寄せられた中でもボールさばきの精度を上げていくこととリバウンドの強さを上げていくことかと思われます
 
 
※興国
ケネチュク選手とイライシャー選手強烈でした 強いだけでなく俊敏さ鋭さもテクニックどれをとっても出色 脇を固めるそれ以外の選手と今以上に高いレベルで融合出来れば、全国レベルでの飛躍もあるかも知れません そのためにはリバウンドを制する意識を高めることなどチームとしてのバスケをいかに上げていくかかと思われます 強豪関大北陽に快勝は伊達でなし 関大北陽も例年と遜色なく力はありましたので 
 
 
※関大北陽
新人戦は近畿大会出場なりませんでしたが例年通り力はあります 核になる選手への対応力が増せば、全国切符は十分射程内かと思われます
 
 
※大阪桐蔭男子
高橋主将の強く鋭いドリブル、濵尻選手のスリーの精度の高さといった個々の力とうまさが印象に残り、準々決勝では個々の決め手の差で勝ったように見えました 一方3位決定戦ではチームとしてのバスケの差で終盤畳みかけての勝利に見えました。準決勝の大阪学院戦は見ることが出来ませんでしたが前日の印象からするともっと大差負けするかと感じてましたので僅差でも負けは現状上出来という見方もできるかもしれません。チーム全体としてまだまだ線が細くも見えましたので、チームとしての強さや雰囲気をいかに身につけていくかが、今後全国レベルで飛躍できるか否かの鍵になるかと思われます 
 
 
※今期の大阪の高校バスケの現状は女子はやはり今期も薫英が頭一つも二つも抜けている 2番手争いは混戦もかろうじて例年通り大阪桐蔭か ただ薫英も今期は大阪に2枠もたらす力をインターハイまでに身につけることは難しそう 他校は薫英にいかに自力で勝つかを追求しないと、インターハイはともかくウインターカップは厳しいかと思われます 男子は今のところ今期も阪南大高が一歩リードといったところも女子ほどの圧倒的な差ではなさそう 大阪学院や大阪桐蔭も食らいつく力はありさらには興国 関大北陽 近大付など例年通り予断を許さぬ一年になるかと思われます
 
 

大商学園 大阪桐蔭

2023-02-05 17:52:00 | 高校サッカー

※守備

大商学園:終盤から延長にかけて以外はほぼ危なげなく守れていたと思います 相手が飛び道具を入れる等変化をつけてきたときの対応が課題として残ったかも知れません

大阪桐蔭:後ろがややセーフティファーストに過ぎた場面も 出来る限り自陣相手ボールスローインにせず極力前にいくべきと感じました そうしないと相手がプレスかけやすくなるかと思われます 相手がポゼッションに明らかにこだわり続けてる場合はもっと前線からプレスかけた方がよさげに見えました それがあまりなかったがために相手につながれてピンチを招く場面も前半は見受けられました 後半はしっかりと前から詰めることが出来ていたと思います 最終ラインとGKの連携は良かったですがあまりそこに自信を持ちすぎるとしまいに危ないことになります 連携が必要になる前に防ぐ事も心がけるべきに見えました 上記2つの事柄から最終ラインがしんどくなって見え、後のPK負けの一因に見えました 



※攻撃

大商学園:旧チームとは対象的にポゼッションの意識が高くチームとして攻撃を組み立てる力は高く見えました 相手に寄せられても落ち着いてかいくぐることのできる最終ラインのボールさばきとパスワークには光るものがありました 相手に寄せられた場面も含めてキックの精度が上がってくれば得点力も増してくるかと思われます

大阪桐蔭:旧チームと違ってキーパーからのポゼッションの意識の高さは感じましたが相手に詰められるとすぐさまロングキックに切り替わってしまうのが現状のため、そうした中でもパスワークとボール捌きでかいくぐれるものを身につける事が今後必要になってくるかと思われます マイボールのスローインの獲得を重ねる術も考えるべきかと思われます 上記が不足していたことも最終ラインにかかるプレッシャーと消耗につながり、PK負けのミソになって見えました 後2列目のサイドの選手が強かっただけに、クロスだけでなくシュートの意識も高めることが出来れば鬼に金棒かと思われます チャンスを感じる嗅覚がまだまだなためそうした場面で一手待ってしまう選手が目立ちました




※大商学園

旧チームより分厚く大柄な選手が多くチーム全体にスケール感、雰囲気がありました ただ見た目の体格差ほどフィジカル勝負で勝ててなかったのは気になりました 決定力という点でも課題が残ったかもしれません 終盤キャプテンが負傷退場しましたが大事に至らなければと思います 強そうなフィジカルを活かす体の入れ方等が身についてくれば、2年続けてのインターハイ制覇やはたまた冬の全国選手権も、という期待も十分出来るようになるかと思われます



 

※大阪桐蔭
旧チームと比べてまだまだチームとして線が細いと感じました チームとしての線が細いとチームとしてのサッカーのスタミナロスにつながり攻めたあとの戻りの遅さ等につながってしまう恐れがあるかと思われます 布陣はこの日は4-4-2 個々はうまくて強い選手が多いがそれがチーム力にはまだまだつながっていないように見えました まだまだほぐれるのに時間がかかる選手がちらほら 相手が強いと致命傷になることも この日はPK負けで新人戦2連覇を既のところで逃す 6人目外した場面については相手のGKを褒めるべきと思いました 気になったのが後一人決めれば優勝の場面で外した5人目の選手 守備の要CBとして、それ以上にキャプテンとして、体はもちろん頭と心のスタミナを他の選手以上に奪われやすい状況の中でプレーし続けた選手に蹴らさない方がいいかも 10か11番目のほうがと思いながら見てたのですが外した場面は特に頭の体力を奪われた中でのPKになってしまったがためにダフって見えました キャプテンならそれくらいは、という考え方もあるのでしょうが私はキャプテンにPKまで背負わせるのはどうだろう と思いながら見てました この選手をCBから他のポジションへ動かさずフル出場させることが出来たのは収穫かと思われます 収穫といえば他にも 交代で出場した選手が皆しっかりと戦力になれていたこと この日出番のなかった選手にも強さ鋭さを感じる選手がいたことは今後1年間の戦いにおいてきっと活きる時がくるかと思われます 野球がセンバツ出場を決めた時に後ろで練習してる姿が映ってましたが報道陣がわんさか訪れた野球部を、いい意味で、無視できて見えた緊張感溢れる練習風景が印象的でした 感じるものはあるだけに全国レベルで華開く可能性は十分あるかと思われます


※今季の大阪の高校女子サッカーも大激戦 上記2校はもちろん大阪学芸に追手門学院 加えて学芸に1-3で喰らいついた大阪偕星も迫ってきており過去1激戦だった昨年以上の厳しい戦いが、どの強豪校にも予想される今後1年間の戦いかと思われます