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スポーツジャーナリストもどき

4月16日 履正社 奈良育英 金光大阪 大阪桐蔭

2017-04-16 09:56:20 | 高校サッカー

※守備

履正社:ゴール前での寄せがやや甘く見えたのと、キーパーと最終ラインの連携がまだまだこれからに見えたのは気になりましたが2試合続けて無失点。特に後半は安定してました。

奈良育英:こちらもボールを持った選手への寄せが甘く、ドリブルでずるずると自陣へ入り込まれる場面が目立ちました。もっとボールを奪いにいく姿勢を見せることができれば、失点も防げると思います。

金光大阪:3失点しましたが、目に見えてどこがどうというのは感じませんでした。

大阪桐蔭:最後までボールを奪いにいけてたと思います。キーパーと最終ラインの距離感、連携もよかったです。

 

※攻撃

履正社:足元の攻防でやられる場面が特に前半、目についたのは気になりましたが2試合続けて2得点以上あげ相手守備を攻略。この日見る限り強さと激しさで押し切った風に見え、今季も昨年同様、基本的には縦に激しくという風に見えました。

奈良育英:ボランチ中根君4のテクニックや2列目のサイドだったかFWだったかの瀧本君7の相手に寄せられた中でも精度の高いシュート打てる姿などが印象に残りました。全体的に足元のテクニックを感じる選手が多く、ボール持った選手が相手に詰められてない内に無理なプレーをすることが出来るようになれば、この日も2点は獲れていたと思いますし、常時得点力も上がると思いました。

金光大阪:ボランチ渡辺君10は余裕のある内に、チームのことを考えた無理なボールさばきを選択することができて見え、ここを基点にチャンスが広がって見えました。相手に怖さを与えられるプレーヤーだと思います。FW小山君9のボールさばきや鋭さも印象に残りました。

大阪桐蔭:全般、次にパスを受けた選手が余裕を持てるようなパスワークが出来ていたと思います。時にそうでないときもありましたが、ボールを持った選手が常にそういう意識を持ってプレーして見えたことが、特に守備が悪くも見えなかった相手からの3得点につながったと思います。前半ラストワンプレーで右サイドで相手のパスコースを予測して素早くボールを奪い、相手に寄せられる前に難しい角度からシュートを狙ったFW奥田君16のプレーも、余裕のあるうちに無理をするという意識の表れかもで、大変良いゴールでした。

 

履正社:特に誰がどうというより全体的に今季も強さを感じるチームだと思いました。ここ数年同様、パット見全体的に体格大きく見えるチームですが、縦目だけでなく骨格を感じる体格に全体的になっているかどうかが、今後の飛躍の鍵かも知れませんね。

奈良育英:どちらかというと縦に速くといった風に見えましたが、足元のテクニシャンを多くそろえたチームに見えましたので、キーパーからのつなぎのサッカーを志向するのも、良いかも知れませんね。

金光大阪:見る限り自陣ではシンプルに、敵陣では割と細かくつなぐように見えましたが、つなぐのならキーパーからつなぐ。縦に速くいくのなら敵陣でもシンプルにいくといった感じでもっと徹底すると良いかも知れません。特にここがどうという悪いところがパッと思い浮かばないにも関わらず、2試合続けての完敗の要因かも知れません。核になる選手はいるだけに、彼らの力がチーム力に反映してくれば、覚醒の可能性も秘めていると思われます。

大阪桐蔭:見る限り会心のゲーム運びで完勝。これで前節の大敗のショックは払拭できたと思います。先に挙げた奥田君だけでなく、ボランチ北田君14も1試合通して非常に効いており、前節出てなかった選手がこうした質の高いプレーを見せるということは、それだけ指導されてる先生方がちゃんと見られてる証拠ということだと思います。この日途中出場の選手は全て最後まで出続ける事ができたのも何よりなことで、こういうことが、選手層の厚さにもつながってくるかと思います。

 



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