じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大商学園 大阪桐蔭

2023-02-05 17:52:00 | 高校サッカー

※守備

大商学園:終盤から延長にかけて以外はほぼ危なげなく守れていたと思います 相手が飛び道具を入れる等変化をつけてきたときの対応が課題として残ったかも知れません

大阪桐蔭:後ろがややセーフティファーストに過ぎた場面も 出来る限り自陣相手ボールスローインにせず極力前にいくべきと感じました そうしないと相手がプレスかけやすくなるかと思われます 相手がポゼッションに明らかにこだわり続けてる場合はもっと前線からプレスかけた方がよさげに見えました それがあまりなかったがために相手につながれてピンチを招く場面も前半は見受けられました 後半はしっかりと前から詰めることが出来ていたと思います 最終ラインとGKの連携は良かったですがあまりそこに自信を持ちすぎるとしまいに危ないことになります 連携が必要になる前に防ぐ事も心がけるべきに見えました 上記2つの事柄から最終ラインがしんどくなって見え、後のPK負けの一因に見えました 



※攻撃

大商学園:旧チームとは対象的にポゼッションの意識が高くチームとして攻撃を組み立てる力は高く見えました 相手に寄せられても落ち着いてかいくぐることのできる最終ラインのボールさばきとパスワークには光るものがありました 相手に寄せられた場面も含めてキックの精度が上がってくれば得点力も増してくるかと思われます

大阪桐蔭:旧チームと違ってキーパーからのポゼッションの意識の高さは感じましたが相手に詰められるとすぐさまロングキックに切り替わってしまうのが現状のため、そうした中でもパスワークとボール捌きでかいくぐれるものを身につける事が今後必要になってくるかと思われます マイボールのスローインの獲得を重ねる術も考えるべきかと思われます 上記が不足していたことも最終ラインにかかるプレッシャーと消耗につながり、PK負けのミソになって見えました 後2列目のサイドの選手が強かっただけに、クロスだけでなくシュートの意識も高めることが出来れば鬼に金棒かと思われます チャンスを感じる嗅覚がまだまだなためそうした場面で一手待ってしまう選手が目立ちました




※大商学園

旧チームより分厚く大柄な選手が多くチーム全体にスケール感、雰囲気がありました ただ見た目の体格差ほどフィジカル勝負で勝ててなかったのは気になりました 決定力という点でも課題が残ったかもしれません 終盤キャプテンが負傷退場しましたが大事に至らなければと思います 強そうなフィジカルを活かす体の入れ方等が身についてくれば、2年続けてのインターハイ制覇やはたまた冬の全国選手権も、という期待も十分出来るようになるかと思われます



 

※大阪桐蔭
旧チームと比べてまだまだチームとして線が細いと感じました チームとしての線が細いとチームとしてのサッカーのスタミナロスにつながり攻めたあとの戻りの遅さ等につながってしまう恐れがあるかと思われます 布陣はこの日は4-4-2 個々はうまくて強い選手が多いがそれがチーム力にはまだまだつながっていないように見えました まだまだほぐれるのに時間がかかる選手がちらほら 相手が強いと致命傷になることも この日はPK負けで新人戦2連覇を既のところで逃す 6人目外した場面については相手のGKを褒めるべきと思いました 気になったのが後一人決めれば優勝の場面で外した5人目の選手 守備の要CBとして、それ以上にキャプテンとして、体はもちろん頭と心のスタミナを他の選手以上に奪われやすい状況の中でプレーし続けた選手に蹴らさない方がいいかも 10か11番目のほうがと思いながら見てたのですが外した場面は特に頭の体力を奪われた中でのPKになってしまったがためにダフって見えました キャプテンならそれくらいは、という考え方もあるのでしょうが私はキャプテンにPKまで背負わせるのはどうだろう と思いながら見てました この選手をCBから他のポジションへ動かさずフル出場させることが出来たのは収穫かと思われます 収穫といえば他にも 交代で出場した選手が皆しっかりと戦力になれていたこと この日出番のなかった選手にも強さ鋭さを感じる選手がいたことは今後1年間の戦いにおいてきっと活きる時がくるかと思われます 野球がセンバツ出場を決めた時に後ろで練習してる姿が映ってましたが報道陣がわんさか訪れた野球部を、いい意味で、無視できて見えた緊張感溢れる練習風景が印象的でした 感じるものはあるだけに全国レベルで華開く可能性は十分あるかと思われます


※今季の大阪の高校女子サッカーも大激戦 上記2校はもちろん大阪学芸に追手門学院 加えて学芸に1-3で喰らいついた大阪偕星も迫ってきており過去1激戦だった昨年以上の厳しい戦いが、どの強豪校にも予想される今後1年間の戦いかと思われます