じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭

2018-05-12 20:36:09 | 高校野球

✳中田投手:これまでの公式戦の中で1番良い投球内容だったと思います。投げ終えたあと体を捕手の方に向ける事が出来ており、腕を振りすぎる事なく、強いストレートを投げ込むことが出来ていただけでなく、相手の裏をかく捕手の配球、そう見えるということは内を突きにくいタイミングでもしっかり膝元を突くことも出来ていたと思います。スライダー時折鋭いのがくるもまだまだ変化球には課題が残るも1-0の展開のなか5回無失点。もっと長いイニング投げさせてほしいと思わせる投球内容だったと思います。

 

✳石井捕手レフト:8番捕手でスタメン。こちらもこれまでの公式戦で最も良いリードが出来ていたと思います。これまではどちらかと言えば投手が投げやすい、打者からすれば解りやすいリードに見えましたが、この日は打者の裏をかくリードが出来ていたと思います。投手のその時その時との兼ね合いもあるのでしょうし、送球モーションにはまだまだ課題が残りますが、日々上達ということかと思われます。途中からレフトに。打球への反応も良く守備範囲わりかし広い。山なりの送球にはやや課題も感じるも及第点の出来だったと思われます。これなら起用の幅も広がりますので、新チームでのスタメンへ向け視界良好かと思われます。話はそれますが、もしこの選手を捕手以外で起用となると新チームの正捕手は一年生になりそう。このポジションの一年生が夏からメンバーに入ることも、なきにしもあらずかと思われます。

 

✳根尾遊撃手:この日も4番遊撃手でスタメン。エラー2つ。いずれも処理がやや繊細さに欠けてみえ、グラブにふれる前からやらかしそうな感じに見える。初めて観たときは遊撃手向きに見え、今実際に野手として評価するプロスカウトが圧倒的と聞きますが、私的雑感としては、ここにきて遊撃での適性に疑問符かもな?って、特に年明けあたりから感じるようになる。外から観てるとプレーヤーとしてみた適性ポジションは野手だが見る限りで感じられる人物像から思われる適性ポジションは投手と、異なる印象を与えられる点と、全身バネのごとき身体能力の高さが内野という狭い地域ではもて余してさえ見える点から考えると、投手兼外野手としてプロでも二刀流をやっていくべき選手、二刀流でやってほしいと言う球団が出てくれば迷わずそこを逆指名すべきと言いたくなるくらい、大谷選手よりも、良くも悪くも二刀流に適した選手であり、極論を言えば、二刀流でやっていく事こそが、良くも悪くも適性ポジションなのかもしれません。

 

✳飯田捕手兼レフト:序盤に遊撃手との間にとんだフライをポテンと決めつけてしまい前進を早々にあきらめてしまう。本職捕手ですので致仕方ない面もあるとは思いますが、ベンチに入るだけでなく、試合でこれからも使ってほしいのなら、2度と許してはいけないヒットだったように見えました。ただ、バッティングでは割りとコンスタントに結果を残しており、起用の幅が広がりつつあるため、今後に向けて視界は良好かと思われます。



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