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スポーツジャーナリストもどき

男子高校サッカー冬の選手権大阪大会展望 大混戦を抜け出すのはどこだ

2018-08-24 15:22:06 | 高校サッカー

 

 ✳関大北陽、大阪学院、大阪産業大附が2次予選から登場のゾーン

久々に夏の大阪を制しインターハイに出場した関大北陽は、インターハイ大阪府予選の大阪桐蔭戦では、守備はゴール前を固め、攻撃はサイドアタックが中心に見えた戦いがはまって見えた。安定したディフェンスが印象に残っている。順当なら大阪学院、大阪産業大附の勝者とベスト4を賭けて戦うことになるが、一次予選組ではヌヴェール、東大阪大柏原、鳳あたりが、まずは関大北陽の刺客となるかと、インターハイ予選の戦績見る限りでは推察される。大阪学院は3月に見たとき、うまさより強さを前面に押し出したサッカーは選手権予選向きとの印象を受けただけに、その戦いぶりに期待がもてる。一次予選組ではインターハイ予選で履正社相手に0-1と善戦した河南が、ディフェンスで対抗できる可能性を秘め、大阪学院もまた、初戦から気の抜けない戦いになりそう。大阪産業大附はインターハイ予選で北陽とともにインターハイに出場した阪南大高に善戦。だが一次予選組には清風が同じゾーンに入った。インターハイ予選で関大北陽相手に1-1でPK負けなどディフェンスの安定が推察されるだけに、予断を許さないかと思われます。

 

✳履正社、関大一、近大附、桃山学院が2次予選から登場のゾーン

関大北陽等のゾーンの勝ちあがりと決勝進出をかけて争うことになるこのゾーン。前年度選手権予選準Vの履正社は攻撃はやや迫力に欠けるがディフェンスは安定というのが春から夏にかけての印象。その履正社とベスト16で激突が予想される関大一もインターハイ予選では安定したディフェンスを披露。加えて春先見たときは各選手のキックの精度が高く、何より目に見える強さを感じ、久々に選手権を狙える陣容に見えた。履正社、関大一等の勝者とベスト8で相まみえることが予想される近大付、桃山学院はどうだろう。インターハイ予選の戦績など見る限りどちらも決め手はなさそうだが力はあるかと思われ、ゾーンを勝ち抜けても何ら不思議ないかと思われますが近大附のゾーンには大阪偕星が一次予選組で同じゾーンに入った。インターハイ予選で金光大阪を苦しめており予断を許さない。桃山学院の側の一予選組では泉陽あたりが、インターハイ予選の戦績見る限りでは、面白い存在かと思われます。

 

✳金光大阪、東海大仰星、帝塚山泉が丘が2次予選から登場のゾーン

先に触れた2つのゾーンからの勝ちあがりと決勝で相まみえる残り2つのゾーンを見ていくことにしよう。金光大阪の今季の魅力は攻撃力。強さ激しさを前面に出したうえでテクニックも見せつける。だが攻撃は水物。ディフェンスが安定してくるか否かが、久々の選手権出場の鍵か。一次予選組では清明学院、茨木が同じところに入った。清明学院はインターハイ予選では近大附と接戦を演じており、優勝候補を脅かす力は十分にあるかと思われます。茨木もインターハイ予選の戦績見る限りディフェンスで強豪に対抗しうる可能性を感じ、金光大阪もまた、初戦から気の抜けない戦いを強いられるかも知れません。勝ち進めば準々決勝でこれらの勝ち上がりとの対戦が予想される東海大仰星はプリンスリーグではCBの二人を中心にディフェンスの安定が目立つがインターハイ予選ではむしろ攻撃が目立った。相手にしつこくまとわりつくサッカーは今期も健在。さらには帝塚山泉ヶ丘がどう絡むかも注目される。

 

✳大阪桐蔭、興国が2次予選から、阪南大高が中央トーナメントから登場のゾーン

金光大阪などのゾーンの勝ち上がりと準決勝で相まみえることになるこのゾーン。前年代表校の大阪桐蔭はCB赤澤を中心に今期もディフェンスは安定。一次予選組では商大堺が大阪桐蔭のゾーンに入る。インターハイ予選の戦績見る限り、ディフェンスに活路を見いだせる可能性は感じるだけに、大阪桐蔭としては初戦から気の抜けない戦いになりそう。大阪桐蔭のとこではさらに、大教大天王寺もまた、大阪桐蔭との対戦が実現すれば、強敵に食らいつく姿が見られるかもしれない。これらの勝ち上がりとベスト16で戦うことが予想される興国は、Jリーガー3人を輩出した昨年と比べるとやや小粒だが華麗なポゼッションサッカーは健在。これらの勝ち上がりを準々決勝で迎え撃つことが予想される阪南大高は2年続けてインターハイ出場。力強さがここ数年ほどではなく見えたとはいえ優勝候補の一角であることに変わりはないかと思われます。

 

今期の大阪の男子高校サッカーは例年以上に混戦。悪い言い方をすれば激戦ではなく混戦。優勝候補を数校に絞り混むことなどとてもじゃないが出来ないのが現状かと思われます。この混戦から抜け出したなと思われるスコアで勝ち上がる学校が出てこないと全国では厳しいかとも思われ、そうした学校が出てくることを期待したいです。毎年の事ですがシード校はプリンスにプレミアの戦いが続き、そこから国体の休みを挟んで10月21日からの登場となるだけに、特に国体の休みの間にいかに調子を上げていくかが大きなポイントになってくるかと思われます。



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