じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

男子高校サッカーインターハイ大阪府予選展望

2015-05-04 19:52:33 | 高校サッカー男子

5月6日よりいよいよシード校が登場する同大会、トーナメント上位4校がリーグ戦に進出。上位2位校までがインターハイに出場できるわけですが、今後の行方を占ってみたいと思います。

※履正社から大塚までのゾーン

今期大阪の高校として初のプレミアリーグを戦う履正社は、前年度冬の全国選手権ベスト8メンバーが多く残る今期は同校史上最強とも言われ、2年連続冬の全国選手権ベスト8中の実績を超え、インターハイや冬の全国選手権での全国制覇をも視野に入れる。プレミアリーグでは未だ1勝もできていないが、スコアみるかぎり、特に攻撃面で十分やれている跡が見てとれる。今期プリンスリーグに参戦している他の大阪の学校の中で、際立つ強さを見せている学校がいないだけに、噂通り大阪の高校では一歩抜け出た存在である可能性も十分にありうる。賢明学院、桜宮あたりがどこまで食い下がれるか、そして昨年、最終順位決定リーグまで進出するも惜しくもインターハイ出場を逃した大塚が、昨年同様、履正社をこの大会で奈落の底に沈め、旋風を巻き起こすことができるのかといったあたりに注目が集まる。

※大阪桐蔭から大阪学院大学までのゾーン

大阪桐蔭、近大付属、関大一のプリンスリーグ参戦組に東海大仰星、大阪学院も絡み混戦、激戦が予想される。大阪桐蔭はここまでのプリンスリーグでの戦いみるかぎり、個々は個性派揃いだが、チームとしてのサッカーはまだまだ試行錯誤の最中と見えた。初戦を勝てば次の相手は近大付属になる可能性が高いが両校はプリンスリーグで既に一度相まみえており、その時はスコアレスドローに終わったが、内容では近大付属が勝っていた。前節で阪南大高に完敗もそこからのテコ入れが、ここまで功を奏していると思われる。関大一はチームとしてのサッカーに特別見栄えするものは感じなかったが、強敵阪南大高に引き分けるなど、大阪の強豪と互角にやり合う力はある。このゾーンのプリンスリーグ組3校の中では、近大付属が最も、チームとしてのサッカーが進んでいると感じたが、東海大仰星に今回第1シードを逃した大阪学院も含めて、どこがリーグ戦に進出してもおかしくないと思われる。

※阪南大高から阿武野までのゾーン

プリンスリーグに参戦する阪南大高は今期も縦に速く、強さを前面に出したダイナミックなサッカーを展開する。桃山学院、大阪朝鮮、そして公立の阿武野あたりが対抗馬か。どこも今季の力は未知数だが、大阪朝鮮は昨年の冬の全国選手権大阪府予選で大阪桐蔭を苦しめている。

※金光大阪から興国までのゾーン

金光大阪、大阪産業大付属のプリンスリーグ参戦組に東大阪大柏原、さらには今回、第1シードを逃した関大北陽に興国も交え、大阪桐蔭のゾーン同様、混戦が予想される。金光大阪と大阪産業大付属はプリンスリーグで既に相まみえており、その時は2-0で大阪産業大付属が勝った。だが金光大阪はその後強敵阪南大高と引き分け、プリンスリーグではパッとしないもテコ入れは着実に進んでいるという印象を受けた。金光大阪は例年以上にパスサッカーを志向し、大阪産業大付属は前線にテクニシャンを揃える。その他、東大阪大柏原は毎年派手さはないが強豪相手にも食い下がる強さを見せる。次戦で直接対決する関大北陽と興国だが、ここまでのトーナメントの戦績みるかぎり、関大北陽が布施戦で2失点しているのが気になる。興国は毎年ユニフォームそのままにFCバルセロナばりのポゼッションサッカーを志向している。

 

とりあえず今日はここまで。リーグ戦は素直に考えれば、履正社と後1校はさぁどこ?って感じかと思われます。

 

 

 

 



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