じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

9月13日 高槻北 大阪産業大学付属

2015-09-13 22:10:08 | 高校野球

※投手力

高槻北:旧チームから活躍しているサイド右腕エース高畑君よかったです。1失点完投。ストレート及第点レベル。何よりスライダーがよかったです。よくキレていた上にそれがベース付近から曲がり始めるだけに相手打者はストライクボールの見極めがしづらく、出し入れもできていたため打者は捨てるわけにもいかない。相手が右が多い打線だったため余計に有効でした。公立校ですが強豪私学レベルの好投手だとおもいます。左がもっといるチーム相手にどんなピッチングするのかも観てみたいですね。

大阪産業大学付属:夏の大阪府予選準決勝で、エースのアクシデントのあとマウンドに上がった播磨君がエースとして3失点完投。小柄なオーバーハンド右腕ですがストレートには力があり変化球も切れてました。一塁にランナーがいる状態で4番に初球からインコース、長打性のファール浴びても尚インコースと、マウンド度胸からくる制球力の高さも光りました。

 

※打力

高槻北:セーフティなど揺さぶりに長けた左のリードオフマン金川、詰まっても力でヒットにできるだけのしっかりしたスイングを身につけている左に3番川路。貴重な追加点となるホームランをレフトへ強烈に掲げた4番の右打者小笹といった旧チームからのメンバーを中心とした上位打線はなかなか力あり。下位はやや力落ちるもランナー入れば揺さぶる術はもっており、4回の2点先制の場面は、上位でランナー溜めて下位が小技でホームへ返していました。チーム作りがまだまだな秋のこの時期に、こうした揺さぶりは特に有効です。

大阪産業大学付属:今日は相手投手のスライダーに苦しむ。8人が右打者というのが影響して見えました。今日のことだけで言えば左のいいのが一冬超えて育つかどうかかもですね。打てない時の対策ができず敗退となりましたが中軸は強豪私学らしく力強く見えました。

 

※総合力

高槻北:現状投手中心に守りのチーム。守備は小柄なサードのところにヒット性ややらしい打球が特に序盤、飛ぶケースが目立ちましたがいずれもさばく。球際の強さと落ち着きを感じました。試合のポイントになる好守を見せ、この試合の勝敗のキーマンになるかもなと思ってみていたら、先制のセーフティスクイズを決めました。後ファーストの川路君は捕球が難しそうな送球も、足を目いっぱい伸ばしてアウトにするなど体の柔らかさとファーストとしてのセービング能力の高さを感じました。センターの金川君は左中間長打コースに飛んだ打球を、やや上がりすぎた打球とはいえ追いつく。確か先制点奪われるピンチの場面だったとおもいます。ショートもよかったですし内外野ともまずまずしっかりして見えました。大阪桐蔭と同じDゾーンで、勝ち進めば順当なら準々決勝で大阪桐蔭ですがそこまで来れるかどうかといったとこかと思われます。道中に汎愛がいますが、投の高槻北に打の汎愛でさぁどうなるでしょうね。個人的にはどっちっていうのはあるのですが、ここではそれは避けたいとおもいます。

大阪産業大学付属:こちらも旧チーム同様、投手中心に守りのチーム。二遊間が特にいいですね。ただ、相手に揺さぶれるとまだまだ脆かったため、同校はまだまだ基礎レベルの練習、まだまだチームの過渡期に骨のある公立校とあたって涙をのんだように見えました。例年にくらべ華奢な選手が多かったですが、彼らの体ができてきて、揺さぶりにも動じない実戦力がついてくれば、夏は上位に勝ち上がる可能性は十分に秘めていると思います。今日は4回無死2塁のチャンスで状況だけなら送りバントの場面も中軸にまわりヒッティングもランナー進められず無得点。中軸ですから打つことを期待されてる打者にまわってきてるのですからヒッティングだって間違いありませんが裏に相手がセーフティスクイズ2連発で先制したことを思えば、ここに勝負のあやがあったのかもですね。

以上です。名前は間違いあるかもです😅

 

 


9月12日 女子大阪桐蔭 女子追手門学院 男子清明学院 男子大阪桐蔭 男子金光大阪

2015-09-12 08:12:12 | 高校サッカー

※女子大阪桐蔭

サッカーでよく言われる、オフザボール、の動きが乏しいのが課題かと思いました。ボールを持ってない選手が次にボールがどこにくるか予想して動いてないからせっかく前の選手がボールを持ってる相手選手に詰めて次にボールが飛ぶコースを限定しても徒労に終わってましたし、マイボールになってもボール持った選手が孤立する場面が目立ったようにおもいます。この日は選手交代が当たったことと個人技で逆転勝ちしましたが、まだまだ課題が山積状態であることも示したかと思われます。それだけまだまだ伸びしろがあるということですね♪

※女子追手門学院

後半にPKを与えてしまい逆転負けしましたが、ファウルを取られることを怖がらない各選手のディフェンスに対する姿勢に光るものがありました。それでいて決してラフではない。PK与えた場面も微妙であったとおもいます。ルーズボールに対しての反応の速さ、オフザボールの動きなどでも勝ってましたが後半はほとんどの時間帯で相手にペースを握られる。課題はスタミナかもですね♪攻めに転じた時のカウンターの速さにも見るべきものがありました。

※男子清明学院

グランドをワイドに使ったダイナミックなサッカーが光りました。相手のプレスがさほどでもなかったこともありますが、サイドチェンジなどクロスの精度が高かったです。長身で屈強な黒人プレーヤーを前線中央に置き、彼が作ったタメを活かしてフリーになったサイドの選手がゴールゲッターになるという攻撃スタイルに見えました。冬の選手権大阪府予選の台風の目になる可能性を秘めているともおもいます。

※男子大阪桐蔭

プリンスリーグでのこの数試合、インターハイの頃までとはガラッとメンバーが変わってますが今日もそんな感じでした。それまで常時出ていた選手で今日もスタメンで出ていたのは3人くらい。意図なのかそうでないのかはわかりません。GK上田らここのところ出ていないそれまでのレギュラークラスは見る限り皆元気そうでした。各選手に指示を出す立場でもあるGKに下級生を起用しているから、他のポジションでも下級生を多めに起用しているのかも??時間が経過するにつれ、それまでよく見た選手が次から次へと出てくる感じでした。昨年も冬の選手権予選の頃になるとレギュラーメンバーが結構変わっていた同校。時々こういうことがあるという印象がありますが今年どうかは?ですね♪

 

イチオシプレーヤー

※女子大阪桐蔭

CB田中さん3:動き出しに課題を感じた選手が多い中、この選手はルーズボールに相手よりいち早く反応。ディフェンスが効いてました。

左MF田中さん?18:後半途中から出場し切れ味鋭いドリブルで相手に脅威を与えついには逆転のPKを獲得。5月のインターハイ予選でも背番号18の選手がその時は右MFとして後半途中から出場し活躍。新人戦の時の山下さんでは?とその時記載してますが山下さんはもっと小柄だったような。田中さんが3人いるのかどうか知りませんがとにもかくにもこの18番、フルタイムで出場してもこの日のようなパフォーマンスができるのかどうか観てみたいと感じさせる選手だったとおもいます。

FW田中ちひろさん11:いつ見ても印象に残る選手ですがこの日も切れのある動きで相手ディフェンスを置き去りにしていました。見るものをワクワクさせるプレーができますね。

FW大島さん9:後半頭から出場。これまで見たときより体が一回り大きくなり随分人に強くなっていたのが印象的でした。これなら大商学園の屈強な女の子たちとも五分にぶつかりあえるかな?途中出場する姿は初めて見ました。理由は分かりませんが基本的にはある程度リードしないかぎりは、フルタイムで起用するべき選手だと思います。

※女子追手門学院

 SB背番号3、FW背番号10、FW、後半途中から左MF背番号17:いずれも屈強な体格で速いだけでなく強さも発揮し相手に脅威を与えていました。

 左MF背番号9:新人戦の時に左MFの背番号26のショートカットの女の子のプレーが印象に残っていましたがこの日の背番号9もショートカットでしたので同じ選手かと推察しながら観てました。この日は右サイドからの攻撃が多かったため活躍の機会が少なかったですが、ボールに絡むと攻撃に良いアクセントを付ける場面もあったかと思いますし、前半ロスタイムの先制ゴールも左サイドからの攻撃がきっかけでした。ただ、あまりにもゲームに絡む機会が少なく左サイドで孤立する場面が目立ち途中交代。新人戦の時もこの選手がベンチに下がったことにより番狂わせの匂いが消えたが、この日もこの選手がベンチに下がった後に追いつかれ逆転される。この選手がいなくなったことにより得点の匂いが薄れ、相手の脅威が減ったのかもですね♪

※男子清明学院

FWグローリー?9:グローリーって呼ばれていたような黒人プレーヤー。長身で屈強、高さ、強さはいかにも黒人らしい身体能力で日本人レベルで見れば規格外。課題は足元のボールさばきか。

左FW14:あくまでグローリーありきではあるもののなかなか鋭さを感じさせるプレーを見せ、前線の脅威になっていた。左MFかも?

※男子大阪桐蔭

GK稲垣12:下級生らしきGK。なかなかがっしりした体格。パスサッカーの起点としての判断は素早くキックの精度も正GK上田と遜色なく攻撃面でのGKとしての資質は高い。一方セービングは飛び出すタイミングや判断など課題が残り、今後まだまだ経験が必要か。

CB植田3,田村13:共にCBとして、2列目のサイドの選手になど前線に効果的なクロスを高い精度で上げることができていたと思います。植田は右SBで、田村はFWでこれまで使われていた選手。今後の起用法にも注目。

左MF清水8:普段はFWかボランチで起用されている選手だが今日は左MFでの起用。昨年はこのポジションでよく起用されていたため特別違和感なし。左サイドから逆サイドへ精度の高いクロスを上げる。こういうパスが増えれば、ともすればサッカーが小さくなってしまう同校の課題も解消され、サッカーがダイナミックになり、得点チャンスもより増えるであろう。

※男子金光大阪

 ボランチ山田10:4月に見たときも印象に残っていましたが、今日はその時以上に印象的なプレーが目立つ。前半、思い切ったミドルループで先制。後半も精度が高く相手に脅威を与えるFKを蹴ってましたし、わずかなスペースでもシュートスペースが見つかれば即座に精度の高いシュートを放つキックの技術と高い決断力を見せており、4月に観て印象に残った点を、この日はより強く見せていたとおもいます。

 

以上です。名前は間違いある可能性も十分です😅

以上です。