じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪桐蔭

2018-07-21 13:42:30 | 高校野球

✳横川投手

5回完封、ストレートはしっかり腕を振ってしかも大きく柔らかく、肘も使えた振りかたのため、柿木投手に負けず劣らずの、打者にぐわぁっと向かってくる感じの迫力のそれを投げ込めてましたが変化球投げるとき腕を振りきれておらず切れが今一つで、被安打4のうち3はそれをいかれたものだったと思います。制球はされてましたので、その意識が強すぎたのかも知れません。一千級の相手には、変化球も迫力が求められるので、そういう意味では課題が残ったかと思われます。

 

✳小泉捕手

7番でスタメンも途中で下げられる。リード面のことで下げられて、今後のこともありベンチから見させて学ばせてたのかもなと推察しながら見てました。初回に横川選手が追い込んでから粘られおきにいって見えた変化球を続けざまに要求してついに打たれた場面などを思い出しながら、そのように感じました。

 

✳石川一塁手

1番で起用は相手エースが左だったのと前の試合の青地選手の出来からとかと推察しながら見てました。途中交代するも下げられる要因は見あたらず。大量点差もあり、何らかの大事をとったのかもなと思いながら見てました。

 

✳3年山田二塁手

6番でスタメンも途中で下げられたのは走塁のことかもなと思いながら見てました。もうひとつ先の塁いけたかもなな場面で、早々に緩めてしまっていたのは気になりました。背中が以前より大きくなって見えるのは気のせいか日々の鍛練の成果かは?後者でありますように🎵

 

✳中川三塁手

3番でスタメンも試合前のノックで送球そらしたり試合では高めのくそボールを雑なスイングで空振りなど攻守に精彩を欠いてみえ途中交代。キャプテンとしての立場に意識がいくあまり自身のプレーに意識がいききれてないかもで、ひょっとしたら首脳陣とこの日のプレーについていろいろ話し込んだりかもですね🎵少なくとも、打席でや塁にいるときは、キャプテン中川、ではなく、選手中川、であるべきなのかも知れません。

 

✳根尾遊撃手

5番でスタメンもこの日最もいいとこなし。こういうみんなヒットなど打って大量点の時にさっぱりというあたりにも、どこかしらスター性を感じます。ただ、キャッチボールの時にもう少し相手の胸元を意識した方がよいかも知れません。この日はたまたまそうだったのかもですが

 

✳宮崎左翼手

この日は2番でスタメン。途中交代。セーフティ決める。これといった印象はありませんが、今更ながら鋭い走塁ですね🎵

 

✳藤原中堅手

4番でスタメン。満塁弾放つ。これといった特別な印象はありません。

 

✳青地右翼手

8番でスタメン。打順下げられたのは相手のエースが左だったからだけではなさそう。この日も特別な印象はなく、ここにきてスタメンの座に暗雲立ち込める危険性が

 

✳井阪選手

代打で出場も結果出せず守備につかせてもらえず。一瞬捕らえたように見えた打球も打ち急いだ感じでボールを引き付ける事が出来ず外野で失速。打つ形そのものは悪く見えなかったので、今後期待はしてよいかと思います。本来、バッティングセンスやスラッガーとしての資質は、このチームの4番打てるだけのものがある選手ですし、ファーストの守備もグラブさばき柔らかいですし🎵

 

✳飯田選手

本来捕手も終盤ファーストの守備につく

 

✳宮本選手

主にセカンドやレフトの控えながらそのいずれのレギュラーが引っ込んだにも関わらずこの日も出番なし。甲子園出たとしてメンバー入り危ういかも?というのが今のところ?本来は今の3年の主力、根尾藤原などにも負けず劣らずの大きな可能性を中学時代から感じさせる選手ですので、試合でひとつきっかけを掴めば、上記のレベルから抜け出すことは、この選手にとっては難しいことではないはず。そのためには、大事な場面で使ってもらえるよう、日々の練習でまずはアピールすることです

 

✳俵藤選手

先日は試合前ノックで守備につかずでしたがこの日はサードセカンドの守備につき試合でも途中からセカンドに。この日もサードランコーは秋から変わらず。判断は良かったです。

 

✳青木捕手

途中から捕手で出場。それまではブルペンで球を受けてたものと推察。飯田選手より先に捕手で起用されたのは、私的にはちょっとした驚きでした。追い込んで相手は入ってくるボールに反応するしかないなかで、それまでも投手がおきにいってた変化球を入れさせたリードは課題に見えましたが、その後のボテボテのPゴロで本来二塁封殺無理な場面で横川選手が好フィールディングで刺した場面が青木選手の指示だったのなら、今後出番が増えるかもですね🎵それには、この日もそうでしたが、公式戦で打つ方で結果を出すことがまずは必要。

 

✳中野外野手

終盤レフトで出場。フライを処理してオーバーランしてた2塁走者を刺した送球は鋭かったものの動作は緩慢に映る。刺すことを狙って意図的にそうした動きをしたのかはなんともな微妙なプレーに私的には映りました。この選手も本来は宮本同様、3年に割って入ってレギュラーなってなあかん選手です

 

✳奥田内野手

この日も秋から同様、ファーストランコー、終盤サードの守備につく。

 

✳仲三河投手中田投手

この日も二人とも出番なし。ここまで先発投手が無失点ではやむ無し。

 

✳宮脇外野手

終盤ライトの守備につくも守備機会なし

 

✳やはり史上初の2度目の春夏連覇やるとすれば投手陣の力によってなされそう。少なくとも大阪大会は柿木投手の上体が非常によくみえるだけに彼を軸にまわしそうも次の試合で根尾投手先発させて3年生三本柱1試合ずついかせて以降は上体みての可能性も十分あり。打線はやはり決め手がなさそうで、加えてチームとしての機動力が例年よりなさげなのが気になります。これだとセンバツ同様、全国的に見て、及第点レベルの投手にも3点以内に抑えられて、自チームの投手陣の負担が春以上に増す危険性も。個々には世代屈指の走塁ができる選手も何人かいるのですが

 

 


阪南大高 明星 大阪桐蔭 四條畷

2018-07-16 19:02:03 | 高校野球

✳投手力

阪南大学高校:エース左腕祝原君、オーバーハンドから夏を制するに及第点なストレート投げてました。

明星:エース左腕の森本選手、オーバーハンドにしてはやや肘が下がりすぎて見えたのは気になりましたが、阪南大学高校のエースと少なくとも同レベルのストレートは投げていたように思います

大阪桐蔭:柿木君が7回完封。東海大相模との練習試合でも感じましたが覚醒の予感を感じさせます。高校時代の藤浪を凌ぐだけの迫力を感じます。以前ほど投げ終えたあと一塁側に体が流れることが少なくなった分、フィールディングも良くなって見えました。三振の数は特別なものではなかったように思いますから、ほどよい力加減で相手を威圧するストレートが投げられているものと思います。この日はストレートとスライダーだけで投げきって見えました。

四條畷:関西創価戦に続き2年生エース右腕坂井君が完投。9失点した関西創価戦同様、終盤は足の踏ん張りが効かずそのときと違い猛暑の日差しをもろに浴びている状況でしたから熱中症が懸念されましたが、6回のピンチを凌いで7回まで持ち込むなど、最後までよく投げきったと思います。

 

✳打力

阪南大学高校:特別なものは感じませんでしたが、そこそこのレベルにあると思われる相手エースを攻略。秋、春と続く公式戦全ての試合で4点以上をこの日も継続。派手さはありませんが南大阪を勝ち抜くだけのしぶとさはあると思われます

明星:チームとしての得点力に特別なものは感じませんでした。結果論かもですが先制して明星の流れにあると感じられたなかで先頭打者が仕掛けたセーフティーが、分岐点になったかも知れません。

大阪桐蔭:順調に9得点しましたが凡フライを相手が深く守り過ぎてヒットにしてくれた、相手のイージーミスがなければあの得点はなかった、など相手の力が上がればなかったと思われる得点がかなりあり、決して手放しで喜べる9得点ではなかったように思います。

四條畷:ただでさえ豪腕なうえに脱力感まで身につけた柿木の前に力負けは否めませんでしたが、各選手振りきることが出来ていた分、ヒットはわりかし出ていました。振りきっているからこそのしびれるテキサスヒットが多かったのもしびれましたね😃4回だったかの無死1,3塁のチャンスを活かせれば、もう少し長いイニング試合できたかもです。

 

✳阪南大学高校

守備走塁に特別な印象はありません。今季公式戦全試合4点以上は継続中だったと思われ、しぶとさを感じる得点力を武器に、南大阪を制し久々名門復活全国の舞台に、の可能性はあるかと思われます。

 

✳明星

秋は全試合3点以内に抑える。春は初戦で点の取り合いの末敗れるも、この試合で主戦格の投手は少なくとも先発はしなかったのでは?との仮説を元に投手中心の守りのチームと推察しながら見てましたが実際、どちらかと言えばそういうチームに見えました。それだけに4点目が相手に入った時点で厳しいかなとは思いました。こちらもチームとしての守備走塁に特別なものは感じませんでしたが、1番センターの右投げ左うちの井平選手は攻守に見るべきものがありました。強く振れますし肩も良く正確な送球。大学で活躍してるかもですし、ひょっとしたらその先のプロもあったりして❗ですね😃

 

✳大阪桐蔭

守備走塁、特に守備は今さら言うまでもなくこの日の4校のなかでは別格です。このチームが史上初の2度目の春夏連覇を成し遂げるには春同様、主戦投手が全試合3点以内に抑えることかと思われ、それを春同様、投手根尾が主にやることが出来るのかと言われれば、投手根尾、に、高校当時の投手藤浪、と同等のものを夏も求める事が出来るかと言われれば、体格と高いレベルでの力量という点で確率フィフティフィフティかと思われ、そういう意味でも、体格と投手としての雰囲気、オーラが感じられる柿木投手の仕上がり加減が鍵かと感じてましたが今のところ非常にいい感じできているかと思われます。予選決勝までの日程を逆算して考えると、この日柿木できたということは、やはり決勝など肝心要は根尾で考えてるかとの推察も出来るかと思われ、その場合はこの日の初戦も含めると柿木柿木柿木根尾柿木根尾、もしくは柿木柿木根尾柿木柿木根尾と決勝までの先発ローテーションでくることが推察されますが、私が知る限りでは、直近の試合で投手根尾、は聞かず、ひょっとしたらこの大会は柿木横川で先発回したいとの事情があることも考えられ、その場合は、柿木柿木横川柿木横川柿木、とかも考えられるかも知れません。現時点でまだそこまで決めていない可能性も十分考えられ、いずれにしても、時がくれば答えは分かるかと思われます。

 

✳四條畷

関西創価との我慢比べから中2日での大阪桐蔭との試合でしたが、特に心の疲れがとれないままに大阪桐蔭戦を迎えたように見えました。それまでは見られなかった守備のミスが多く見られ、相手の個々や学校名を過剰に警戒して平凡な外野フライを深く守りすぎてヒットにしてしまったり舞洲の広さや風を最後までつかめていなく見えましたので、経験の不足もこの日のような試合に影響を及ぼして見えました。もう少しやれた感があるだけにやや残念な結果、内容になってしまって見えましたが、最後まで集中切らさずゲームを壊さなかった点はよかったと思います。バッテリー含め下級生が多く残るだけに、この日の経験を活かして、深すぎた外野の守備位置など、どんな強豪相手にしても、相手を意識しすぎず普段の自分達の野球が出来るようになれば、きっと全国クラスの相手にももっと食らいつく事が出来るようになるかと思われます。守備の動きだけなら、あの大阪桐蔭相手にも決して負けていませんでした。


四條畷1-0関西創価

2018-07-13 20:03:05 | 高校野球

✳投手

四條畷:しびれる完封劇を演じた2年生エース右腕坂井君、終盤やや足の踏ん張りが効かなくなって見えたものの、最後までオーバーハンドからのストレートの威力が衰えることはありませんでした。小柄なだけにまさに、小さな大投手、といったところです。秋の市岡戦で完投した時や春にリリーフしたときに観たのと同じ投手ということなら、秋は球筋そのものには特別なものは感じませんでしたし、春は今日のような力のあるストレート投げてたとはいえ短いイニングでのことですから、季節が移り行くたびに進化を遂げてるということになるかと思われます。遠くへもっていく力がより強い強豪私学が相手なだけにコースを過剰なまでに丁寧につかざるをえず、それが四球の多さにつながってしまいましたが、それに加えて味方がなかなかチャンスをものにしてくれない、守備が乱れる時もあったなか、最後まで集中力と丁寧さを失わず抑え続けた姿は秋の市岡戦の姿そのものであり、そのときよりもさらに強くなったメンタルをこの日披露、その姿はまさに、下級生ながらエースそのものの姿であったと思います。そうした投球を続けられたことが、強い打球で遠くへぶっ飛ばされたら試合も一気にぶっ飛ばされそうな危うい展開のなか、最後までそうした打球を打たせず、時に強豪私学を差し込ますことができた要因かとも思われます。9回表に先制点をもらったあとの守りで先頭がエラーで出塁、バントで得点圏に進められてからも、最後よく踏ん張りました。

関西創価:先発のサイド右腕エース浪越君スライダーストレートともよく切れており、それがボールに見える球もストライクもらう要因になったかと思われます。特に外の制球が良かったです。7回からリリーフした背番号11の2年生右腕尼田君は力のある球投げてましたがあまりにも荒れすぎててこの日は使えませんでした。仕掛けないと点がとれそうにない相手打線にとってはこれたけ球が荒れてると動きづらかったと思いますが、荒れてると味方も使いづらく、満塁での降板はやむなしと思います。まだもう一年ありますので、秋より威力が増して見えたストレートをより活かすべく、コントロールに磨きをかけてほしいと思います。そのためには、キャッチボールから相手の胸元に常に遠投でもできるようになること、打者だけでなく味方の捕手など、いかに相手のことを考えて投げるかかと思われます。7回途中から登板した背番号10のオーバーハンド右腕安野君はストレートに力もありスライダーも切れており制球もまずまず良かったと思います。9回に手痛い先制点を献上してしまいましたが、7回一死満塁で登板した場面ではよく抑えたと思います。

 

✳打力

四條畷:強豪私学の威力ある球を前にすると、秋や春にはそこまで感じなかった非力さが如実に感じられたのは、諸々限られた環境で日々の練習に励んでいることを考えると、やむ無しかと思われます。ただ、投手交代時やイニング間の相手の投球練習を打者がまったくと言っていいほど見ておらず、ひたすら素振りしていた場面が目立ったのは気になりました。相手をみてれば狙い球などもちょっと絞ったバッティングができたかなと思います。どの打者ものべつまくなしにあれもこれも振って、もしくは振らされて見えましたので余計にそう感じました。もう少し相手を見る必要はあるかと思います。それだけでも非力さを補い得点力を少しでも上げる要因になるかもしれません。

関西創価:パワーでは明らかに相手に勝っていながら、相手エースの力投の前に、その力を出しきれなかったように見えました。

 

✳四條畷

秋、春同様、鍛えられた守備は細かいミスはあったものの、強豪私学相手でも最後まで乱れることはありませんでした。強豪私学相手に見事勝利の要因はそれプラスそれまでは感じなかった個の力、そう、坂井君の投球にあったことは言うまでもないかと思われます。ただ、春までにみられた走塁やバントなどで思いきった仕掛けがみられなかったことが、強豪私学相手でもがっぷり四つにやれるとの私的予想通りにはいかず、強豪私学の圧力に終始さらされて見えた展開になってしまった要因かも知れません。相手の守備をみるかきりでは、もっと思いきった仕掛けが出来たように思います。そうすれば、投手にもちょっと楽させてあげることができたかもですね🎵次の相手は大阪桐蔭、正直厳しい相手ですが、坂井君がこの日のような進化した姿を見せることが出来れば、ひょっとしたらひょっとするかもという期待くらいはしてよいかも知れません。守備は鍛えられてるとはいえ、強豪私学特有の強い打球についていけず前で止めることができなかった場面が何度かありましたし、フライで打ち取ったとしても、これまで経験したことのないようなたか~くあがるそれに対応できるかという疑問符も残りますので、三振の山を築くことが唯一のジャイアントキリングの条件という見方もできるかもしれません。いずれにしても、この日のように、いかに強い打球を打たさないかということになってくるかとは思います。まずは9回までやること、昨夏の渋谷が大阪桐蔭相手にみせたように終盤までなんとか勝敗が分からないスコアで踏ん張る、といったことが、当面の目標になってくるというのが、現実的な見方かもしれません。

 

✳関西創価

敗因は打てなかったことですが、これについては相手投手を褒めるべきかもしれません。守備走塁、特に守備において相手が勝っていたように感じました。ただ、もっと敗因を掘り下げて探すと、相手をしっかりみることが出来ていなかったのでは?相手に比べて反応の速さで遅れをとったのでは?ということが挙げられるかも知れません。試合後半一死一塁でライト前コースヒットの場面、打球が詰まっていただけに一気に三塁までという一塁ランナーの気持ちはわかりますが、四條畷の守備を考えるとタイミング的に難しかったことは、試合前のノックをみてれば分かったことと思います。初回一死二塁でショートゴロでセカンドランナー帰れずの場面は明らかに相手の方が反応で勝ってました。集中力の差で負けたのかも知れません。最終回一死二塁で右中間深くへのフライでタッチアップの体勢をとっておらず三塁へ進めなかったことも、相手を助けてしまったかも知れません。相手は捕球イメージができており、深くまで飛んでいった打球ですが、破るようなそれには見えませんでした。いずれも一死一二塁が二死一塁に、一死二塁が二死一塁に、二死三塁が二死二塁に化けてしまっただけに、痛いプレーだったかも知れません。最後のは三塁いってればワイルドピッチもあったかも知れませんし、相手バッテリーはそれがために配球が狭まり、狙い球が絞りやすくなったかも知れません。相手のことを常に考えて日々取り組むことと、集中力を高めることが、新チームの飛躍の鍵なのかも知れません。センバツへの道として、まずは攻守に動きの鋭さを身に付けること、が当面の課題となるようにも感じました。