3/10東奥日報Web版が伝えています。
-広域避難先を県が検討/東通原発-
県が、東北電力東通原発30キロ圏内の5市町村(東通、むつ、横浜、六ケ所、野辺地)について、同原発で災害が発生した場合、東通村とむつ市は青森市、横浜町と六ケ所村は弘前市に住民を避難させる方向で検討していることが9日、複数の関係者への取材で分かった。東京電力福島第1原発事故を踏まえた広域避難対策の一環。野辺地町は、大部分が圏外であることから、対象者は町内の施設に避難させる。
-引用終わり-
Web版ではこの程度の記事ですが、紙面では避難対象地区の地図も掲載されています。気が付いた点は2点あります。
1. 避難対象地区の地図では「東通り村とむつ市は青森市へ避難」とあります。むつ湾を渡ることになります。問題は下北に多い季節風「ヤマセ」が吹くと東通り原発からむつ湾に放射能の風が影響してきます。つまり、風下へわざわざ避難することになります。現実的には大間から北海道に渡る人が多いのではないでしょうか。ただし、現在、大間原発の建設再開問題に対して函館市側から声を大にバッシング受けていますので(裁判にも発展している)、「青森県側から北海道に助けを求めることは出来ない」という事情はありましょうが・・・・。
2.今回の避難検討はあくまで「東通り原発」の1か所の事故が対象ということです。下北にはまだ検討しなければならない原発関連施設が「六ヶ所核リサイクル施設」「むつ使用済み核中間貯蔵施設」建設再開されれば「大間原発」と目白押しです。各々避難検討しなければ安全性を確認したとは言えないでしょう。また、冬期通行止めになる避難路も、津波や崖崩れが予想される避難路も存在します。
誰が考えても、避難方法が確立されてから原発を運転するのが当然ですし、それまでは決して運転許可してはならんでしょう。
こんな議論は今することでは無いと思いますが・・・。
-広域避難先を県が検討/東通原発-
県が、東北電力東通原発30キロ圏内の5市町村(東通、むつ、横浜、六ケ所、野辺地)について、同原発で災害が発生した場合、東通村とむつ市は青森市、横浜町と六ケ所村は弘前市に住民を避難させる方向で検討していることが9日、複数の関係者への取材で分かった。東京電力福島第1原発事故を踏まえた広域避難対策の一環。野辺地町は、大部分が圏外であることから、対象者は町内の施設に避難させる。
-引用終わり-
Web版ではこの程度の記事ですが、紙面では避難対象地区の地図も掲載されています。気が付いた点は2点あります。
1. 避難対象地区の地図では「東通り村とむつ市は青森市へ避難」とあります。むつ湾を渡ることになります。問題は下北に多い季節風「ヤマセ」が吹くと東通り原発からむつ湾に放射能の風が影響してきます。つまり、風下へわざわざ避難することになります。現実的には大間から北海道に渡る人が多いのではないでしょうか。ただし、現在、大間原発の建設再開問題に対して函館市側から声を大にバッシング受けていますので(裁判にも発展している)、「青森県側から北海道に助けを求めることは出来ない」という事情はありましょうが・・・・。
2.今回の避難検討はあくまで「東通り原発」の1か所の事故が対象ということです。下北にはまだ検討しなければならない原発関連施設が「六ヶ所核リサイクル施設」「むつ使用済み核中間貯蔵施設」建設再開されれば「大間原発」と目白押しです。各々避難検討しなければ安全性を確認したとは言えないでしょう。また、冬期通行止めになる避難路も、津波や崖崩れが予想される避難路も存在します。
誰が考えても、避難方法が確立されてから原発を運転するのが当然ですし、それまでは決して運転許可してはならんでしょう。
こんな議論は今することでは無いと思いますが・・・。