i氏の海外生活体験記

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自然保護団体はすかさず反対表明

2012-03-21 21:27:32 | 下北の地熱発電
3/21MSN産経ニュースが伝えています。

-地熱開発新方針、「環境行政の後退だ」自然保護協会反発-

 環境省が国立・国定公園内の地熱発電開発の基準を緩和する新方針を決めたことについて、財団法人「日本自然保護協会」(田畑貞寿理事長)は21日、「生物多様性保全の屋台骨である国立・国定公園内にどのような影響を及ぼすか未知数であり、将来に大きな禍根を残すことになり、環境行政の後退といわざるを得ない」とのコメントを出した。

-引用終わり-

やはり、すかさず自然保護団体が反対を表明しましたね。

しかしながら、明らかに過剰保護でしょう。誰が考えても原発事故による放射線の甚大な影響、自然破壊をそのままにしておいて、地熱の環境影響反対などは、事の大きさが比較にもなりません。

ここで言うテーマではありませんが、人間のみならず、原発事故周辺の農作物、動植物、特に鳥、魚、川、海・・・どうするんですかね。事は重大ですよ。

影響が未知数で将来に大きな禍根を残すのは明らかに放射能でしょう。


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地熱、条件付きで垂直掘りも

2012-03-21 20:18:55 | 下北の地熱発電
3/21NHKニュースが伝えております。

-地熱発電 条件付きで垂直掘りも-

原発事故を受けて、地熱発電の利用を促進するため、環境省は、これまで原則開発を規制してきた国立公園や国定公園の特別地域の一部で、垂直に井戸を掘ることなどを、条件付きではあるものの認める方針を示しました。

地熱発電は地下深くにある高温の蒸気などを使って発電するものですが、熱源のおよそ8割は国立公園と国定公園の中の、保護が必要な「特別地域」にあるため、開発は厳しく規制され、進んでいないのが実情でした。
原発事故を受けて、環境省は先月、特別地域の一部については、公園の外などから地下にある熱源まで斜めに井戸を掘る方法であれば、条件付きで認める方針を示し、検討を続けてきました。

その結果、地元住民などとの合意形成が進んでいることや、自然環境などへの影響を最小限にとどめるための技術や手法が投入されるなど、環境の保全と開発の調和が十分に図られると判断された場合に限り、特別地域の一部で、垂直に井戸を掘ることや、発電施設の設置も認める方針を決めました。

検討会の委員で、地熱開発会社社長の中田晴弥さんは、「斜め堀りだけだと、コストがかかるうえ、今の技術では掘削距離にも限界があった。条件付きではあっても、特別地域で垂直に井戸が掘れることは大きな進歩だ」と話しています。

一方、国立公園協会の鹿野久男研究員は「国民の財産である国立公園は、自然の姿が守られるべきで、特別地域内での垂直掘りは認めるべきではない」と話しています。

-引用終わり-

これは嬉しいニュースですね。既に公園内で計画中の所は環境省、経産省を協議会に入れて進めてきたはずですので、先の公園内ダメの厳しい規制はオカシイと思っていました。なぜなら、昨年福島で行われた地熱シンポの主催は環境省、経産省、農水省だったからです。電力の安定供給から政府が一番地熱の普及を望む立場なはずですから・・・。

これで安心して「マグマ」も放送できますね。いや、きっとこのニュースが分かっていたから本日のドラマ化発表だったのでしょう。

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地熱小説「マグマ」、ドラマ化発表

2012-03-21 17:13:50 | 下北の地熱発電
3/21シネマトゥデイで伝えておりました。

-尾野真千子、地熱発電が題材の社会派ドラマに主演!真山仁「マグマ」WOWOWで連続ドラマ化!-

外資系ファンドのエリート女性社員を演じる尾野真千子 - 連続ドラマW「マグマ」

 NHK連続テレビ小説「カーネーション」の好演が記憶に新しい女優・尾野真千子が、WOWOWの連続ドラマW「マグマ」で主演することが明らかになった。本作は、大ヒットした「ハゲタカ」の原作者・真山仁の「マグマ」を基に、地熱発電に情熱を燃やす人々の姿をとらえた社会派ドラマとなっている。

 東日本大震災以降、エネルギー問題が日本でも大きくフィーチャーされている中、本ドラマでは安全性が高く二酸化炭素の排出も少ない自然エネルギー「地熱発電」を題材に据える。地熱発電に魂を懸ける人々をメインに、利権の狙う政治家、原子力発電を推進する大学教授、それらに揺り動かされる外資系ファンドのエリート女性などの人間模様からスリリングなストーリーが誕生。

 主演の尾野は、地熱エネルギーを提供・開発している小さな会社「日本地熱開発」の再建を任された外資系ファンドのエリート社員にふんし、収益性を確保し、地方のいち企業を立て直そうと奔走する女性を熱演。日本の未来を担うエネルギー開発に情熱を注ぐ人々と交わることで、考え方が変化し、立ちふさがる壁に挑んでいく。

 再建企業を買収した外資系ファンド社長に津田寛治、「日本地熱開発」の社長に谷原章介、長年研究に命を燃やしてきた所長に長塚京三、利権を狙うやり手政治家に石黒賢、原子力発電推進派の大学教授に大杉漣がふんし、そのほか甲本雅裕、釈由美子、渡辺いっけいらが脇を固める。豪華出演陣による演技バトルにも注目が集まりそうだ。(編集部・小松芙未)

連続ドラマW「マグマ」は6月よりWOWOWにて放送開始(全5話、毎週日曜夜10:00~)

-引用終わり-

主演の野上妙子役は真山仁氏の推する田中麗奈ではありませんでしたが、良い配役だと思います。「ハゲタカ」以上の期待が持てますが、是非NHKでやってほしかったですね。

6月からの連続5話なら7月に最終回ですが、ちょうど原子力の政策大綱が示され、再生エネの全量買い取りが始まる頃ですね。

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別府温泉、湯けむり発電

2012-03-21 12:04:43 | 下北の地熱発電
3/21読売新聞大分版が伝えております。

-別府 温泉発電の試作機-

民間企業グループ「改良重ね秋にも実用化」

 小型の地熱発電装置の開発を進めていた県内の民間企業グループが19日、別府市竹の内の温泉井戸に試作機を設置した。温泉水や蒸気の噴出力が想定よりも弱かったことや、吹き出す温泉水をタービンに当てるノズルに不具合があったため、ほとんど発電できなかったが、グループは「課題はあるが、改良を重ねて、早ければ今秋にも実用機の完成を目指したい」と意気込んでいる。

 開発に取り組むのは、大分市のタービン発電機メーカー「ターボブレード」、電気工事会社「興栄」など4社のグループ。試作機は縦、横各約100センチ、奥行き約60センチで、製作費約1000万円。内蔵された直径約20センチと約25センチの二つのタービンに、温泉水や蒸気が当たってタービンが回転。この動力を発電機に伝えることで発電する。

 装置は、井戸から一般家庭や旅館などに引かれている温泉水のパイプの一部に設けた。地熱発電では通常、地下の掘削費用がかさむが、この装置はすでに掘られた井戸を利用するため、新たな掘削は不要。景観を損なったり、周辺の温泉に悪影響を与えたりする可能性も低いという。

 設置作業が行われた19日、ターボブレードの林正基社長らが、井戸から延ばしたパイプを試作機につなげ、バルブを開け閉めして温泉水や蒸気の噴出具合を確認しながら、タービンを回転させた。1分間あたり1万回転させ、1時間に3キロ・ワットを発電する予定だったが、噴出力が弱かったため、約3000回転にとどまった。また、ノズルから温泉水をタービンに噴出する勢いが弱かったことも判明した。

 林社長は「ノズルの改良が必要だが、タービン自体の性能は問題なかった。実用機を早く開発して、『エネルギーの地産地消』を進めたい」と話している。

-引用終わり-

大手メーカーの参入しにくい規模、ということでしょうか。九州は大学も民間も開発意欲が旺盛ですね。

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コメ「ほっかりん」

2012-03-21 02:12:28 | しもきた
3/19日経流通新聞が伝えております。

-フードビジネス開発物語 コメ「ほっかりん」青森県産業技術センター-

「やませ」と呼ばれる北東からの冷たく湿った風にさらされる青森県の下北半島や津軽半島北部。両地域を中心に普及を目指すコメの新品種「ほっかりん」が今年、本格デビユーする。

 開発から11年目で出来上がったコメはつやがあり、粘りが強い。食べると顔がほころび、ホカホカした気持ちになるというイメージからほっかりんと命名した。今後、地域ブランドとして位置づけ、既存の品種からの作付けの切り替えを推奨していく。同県では日本海側の津軽地方がコメの主産地だが、下北地域などもコメ産地としての可能性が開ける。

 作付け対象の地域は大間に代表されるマグロのほか、トロロ芋やホタテなどの食材に恵まれている。「こうした地域の産品と組み合わせた商品開発なども面白い」

 ただ本格普及に向けては生産者の意識変化が必要になりそうだ。2011年産米は、試験的に8haで作付けした。12年産は80haに増やす計画だったが、実際には30haにとどまる見込み。

 生産者の間では、わせ品種はおいしくないというイメージが根強く残っている。このため、県の基幹品種である「まっしぐら」などからの作付けを変更することに二の足を踏む農家も少なくない。

 今後、肥料を与えすぎると倒れやすくなることや、穂が出てから収穫までの期間がやや短めといった点などを栽培マニュアルにまとめ、生産者に周知していく考えだ。

 「まず生産者自身に食べてもらい、下北や津軽北部でもおいしいコメができることを知ってほしい」と話す。地元のコメに自信を持つことで、栽培面積が広がるとの期待が高まっている。

-引用終わり-

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