カープな毎日

カープファンのひとりごと。

巨人を3タテして森下は後半戦初勝利

2021年10月10日 20時35分25秒 | 試合結果

巨人 000 000 010 1
広島 000 120 00X 3
勝利投手:森下7勝7敗
敗戦投手:髙橋11勝8敗
セーブ:栗林1敗31S
本塁打:[巨人]丸20号

 先発の森下は、初回は2死2塁で岡本和を右飛に打ち取り、2回に無死2塁のピンチで、亀井と中島を凡打に打ち取り、敬遠を挟んで高橋を三振に斬って無失点で凌ぐと、続く3回には1死2塁で坂本勇を三振、内野安打を挟んで丸を三振に抑えて、3回まで毎回得点圏に走者を背負いながらも得点を与えませんでした。

 打線は、初回無死1塁で小園が併殺、2回には連続四球で無死1,2塁の得点機を貰いながら、菊池涼と林が凡打に抑えられ、敬遠を挟んで森下は三振に倒れてしまいました。続く3回にも2塁打と犠打で1死3塁のチャンスを作りながら、西川が二ゴロ、鈴木誠は左飛に倒れて得点を奪えませんでした。

 しかし、4回に無死3塁として、1死後、林の投ゴロが野選を誘って先制点を挙げると、続く5回には1死後に連打で1,3塁として西川が2点適時3塁打を放ってリードを3点に広げました。

 6回にも安打と2塁打で1死2,3塁の追加点機を作りながら、石原が左飛、森下は三振に倒れて無得点に終わりましたが、森下が4回と5回を三者凡退に抑え、6回は林の失策と安打で1死1,3塁のピンチを迎えるも、亀井を一ゴロ、中島を三ゴロに打ち取り、7回には連打で1死1,2塁とされながら、吉川を二ゴロ、坂本勇を二直に抑えて無失点に抑え、7回を投げて7安打6奪三振無失点の好投でした。

 8回は島内が登板し、1死後丸に本塁打を浴びて1点を失うも、9回は栗林が無失点に抑えて、巨人を今季初の3タテして、チームは5連勝となり、森下が後半戦初勝利を挙げ、栗林が31セーブで新人歴代2位タイとなり、登板14試合連続セーブの球団記録に並びました。

 

 序盤は両チームともチャンスを作りながらも、ともに得点を奪えず、荒れ気味を展開でしたが、4回に森下が三者凡退に抑えたことでカープに流れが傾きかけると、4回裏に相手守備の乱れもあって無死3塁のチャンスを作り、林の投ゴロで3走坂倉が好走塁で野選を誘って先制点を挙て、一気に試合の流れを掴み、5回にも追加点を挙げました。

 森下は、三者凡退に抑えた4回と5回以外は毎回得点圏に走者を背負う苦しい投球が続きましたが、要所で踏ん張り無失点で切り抜ける粘り強い投球でチームを勝利に導きました。後半戦は要所で粘り切れず失点するケースが続き、なかなか白星を掴むことができませんでした。

 昨季はピンチでギアを一段上げて無失点で切り抜ける投球ができていましたが、今季はそれが影を潜めており、特に後半戦は勝負所での失点が目立ち、白星から遠ざかる要因になっていました。ようやく森下らしい投球が戻り、白星を挙げたことで一つ壁を越えたのでないでしょうか。今季は残り少ないですが、この投球を続けて来季に繋げてほしいですね。 

 

コメント