DeNA 000 000 000 0
広 島 000 100 02X 3
勝利投手:九里12勝7敗
敗戦投手:東2敗
セーブ:栗林1敗32S
本塁打:[広島]鈴木誠34号
中5日で先発した九里は、初回に死球で無死1塁とするも、楠本を三振併殺に抑えるなどピンチの芽を摘み取ると、2回にも四球で2死2塁のピンチを招くも、戸柱を三振に斬って無失点で凌ぎました。さらに4回も2死後に2塁打でピンチを迎えましたが、ソトを左飛に打ち取って得点を与えませんでした。
打線は、3回まで東にパーフェクトに抑えられていましたが、4回1死後に連打で1,2塁として、鈴木誠の適時2塁打で1点を先制し、なおも1死2,3塁の追加点機でしたが、坂倉が三邪飛、菊池涼が一邪飛に倒れて追加点を奪えませんでした。
5回にも敵失と犠打で2死2塁のチャンスを貰うも、宇草が左飛に倒れてしまい、7回も四球と盗塁で1死2塁としながら、林が三振に倒れ、代打松山の安打で1,2塁と好機拡大するも、代打會澤が右飛に倒れて無得点に終わりました。
九里は、5回から7回は無安打に抑えて、7回を投げて1安打3四死球無失点の好投でマウンドを降りました。
8回は島内が登板するも、四球と安打で1死1,3塁のピンチを招くと、代わったバードが楠本を三振に斬ってリードを守り切ると、8回裏に1死2塁から鈴木誠が2点本塁打を放ってリードを3点に広げました。
9回は栗林が1四球無失点に抑えてDeNAを零封してチームは6連勝となり、九里はリーグトップタイの12勝目、栗林が32セーブで新人歴代単独2位となり、さらに15試合連続セーブの球団新記録を達成しました。
投打ががっちりとかみ合ってDeNAに快勝しましたが、その立役者はDeNA打線に得点を与えなかった先発の九里だったと思います。
序盤は慎重になったのか2回までに3四死球を与えるなど少し制球が不安定でしたが、粘り強い投球で3回まで無安打に抑えて無失点で切り抜けると、4回に宮崎に初安打となる2塁打を浴びて2死2塁とピンチを招きましたが、ソトを左飛に打ち取って無失点で凌いで、カープに試合の流れを傾けたことで、4回の鈴木誠の先制打を呼び込みました。その後はしっかりと修正して九里らしい力強い投球を取り戻し、7回までDeNA打線を1安打に抑える好投で、DeNAに試合の流れを渡しませんでした。
最多勝を狙うため中5日での登板でしたが、しっかりとベンチの期待に応える投球で白星を掴み取りました。残りの試合も九里らしい力強い投球で白星を重ねて、最多勝を取ってほしいですね。