日ハム 001 002 000 3
広島 000 060 00X 6
勝利投手:九里3勝3敗
敗戦投手:伊藤5勝4敗
セーブ:栗林1敗11S
先発の九里は、初回に1死2塁のピンチを招くも、清宮と野村を抑えて無失点で凌ぎましたが、3回2死後に連打で1,3るとされ、重盗を仕掛けられ1点を失いました。
続く4回には2死後に四球とマクブルームの失策で1,3塁のピンチを迎えましたが、中島を左飛に打ち取って無失点で凌ぐと、5回には1死2塁とされるも、今川の遊ゴロで二走の松本剛が3塁と狙ってアウトになり、さらに一走の今川の盗塁を中村奨が刺して得点を与えませんでした。
打線は、2回に安打と四球に敵失で2死満塁の先制機を作るも、九里が三振に倒れてしまい、3回には2安打と犠打で1死1,3塁として、マクブルームが中飛を放つも、三走野間が本塁憤死して得点を挙げられませんでした。
しかし、5回に連続四球と安打で無死満塁として、1死後にマクブルームと坂倉が連続四球を選んで押し出しで2点を貰い、2死後には宇草の押し出し死球と中村奨の3点適時2塁打を放って、この回6点を挙げて逆転に成功しました。
ところが、直後の6回に九里が無死2塁とされ、野村に適時2塁打を打たれると、万波と杉谷を抑えて2死を取りながら、宇佐見に適時打を浴びて2点を失ったところでマウンドを降りました。
代わったターリーが中島を抑えて、九里は5回2/3を投げて8安打3失点でした。
7回かケムナがマウンドに上がり、2安打で1死1,2塁のピンチを招きましたが、清宮を併殺に打ち取って無失点で凌ぎ、8回は森浦が1安打3奪三振無失点に抑えると、9回は栗林が三者凡退に斬って、日本ハムに逆転勝ちして、今季交流戦で初のカード勝ち越しを決めました。
逆転勝ちでカード勝ち越しを決めたものの、手放しで喜べる試合内容ではありませんでした。
3回に2死1,3塁で重盗を仕掛けられ、一走清宮がおとりとなって三走今川の生還を許してしまい、簡単に先制を許しました。捕手の中村奨は、前日も重盗で失点しており、同じことを続けて決められているのは残念でした。
さらに攻撃でも先制された直後の3回に1死1,3塁でマクブルームの浅い中飛で三走野間がタッチアップで本塁を狙うも、余裕でアウトになってしまい、明らかな判断ミスでした。
序盤は完全に日本ハムペースの試合展開であり、敗戦ムードが漂いましたが、5回に日本ハムの走塁ミスに、中村奨が二盗を刺したことで流れが変わり、5回裏の6得点に繋がるも、3四死球による押し出しと日本ハム投手陣が自滅した感があります。
その中で良かったのは、その後に中村奨が3点適時2塁打を放って3点を追加したことでしょう。この一打があったことで試合も勝つことができましたし、チームを覆っていた重苦しい空気も一掃できたと思います。
内容は良くはありませんでしたが、今のカープには白星という結果が一番大事だと思います。この1勝はチームの雰囲気を変えるきっかけになると思うので、明日の試合をエース大瀬良で勝って、勢いを取り戻してほしいですね。