オリックス 000 100 400 5
広島 001 001 000 2
勝利投手:宮城5勝2敗
敗戦投手:塹江2勝2敗
セーブ:平野佳2勝2敗17S
試合前に大瀬良と西川が登録抹消となりました。大瀬良は不調による2軍再調整、西川は下半身のコンディション不良とのことで、低迷する交流戦でエースと主軸を欠くという事態に陥ってしまいました。
不安を抱えた中で始まった試合は、打線が3回に2安打と犠打で1死1,2塁の先制機を作ると、中村奨が適時打を放って先制しました。
先発のアンダーソンは3回までパーフェクトに抑えていましたが、味方が先制した直後の4回に安打と犠打で1死2塁とされ、杉本の適時打で同点に追いつかれました。続く5回には安打と死球で無死1,2塁のピンチを背負うも、紅林、宮城、福田を抑えて無失点で凌ぎ、6回まで投げて3安打1失点の好投でした。
打線は、追いつかれた直後の4回裏2死後に連打で1,2塁としながら、アンダーソンが三振に倒れてしまうも、6回無死1塁から坂倉の適時2塁打で再び勝ち越し、なおも無死2塁の追加点機でしたが、會澤、堂林、四球を挟んで代打中村健が凡退して1点止まりでした。
7回は塹江がマウンドに上がるも、連続四球で無死1,2塁のピンチを招いて降板すると、ケムナが登板し、野口の犠打を會澤が送球して無死満塁となり、安達に2点適時2塁打を浴びました。さらに1死2,3塁から福田にスクイズを決められ、続く宗の適時内野安打で、この回一挙に4点を失ってしまいました。
8回はターリーが三者凡退に、9回は薮田が1安打無失点に抑えるも、打線は7回以降無安打に抑えられて、オリックスに逆転負けを喫して、チームは3連敗、対オリックス戦は12連敗でついに貯金が無くなりました。
打線は、3回と6回に得点を挙げるも、どちらも1点止まりでした。特に6回は坂倉の適時2塁打で1点を勝ち越して、なおも無死2塁の追加点機でしたが、會澤が遊ゴロ、堂林が三振に倒れてしまいました。
交流戦に入って打線が繋がらず、得点を挙げた後に勢い付いて一気呵成に攻めて複数得点を挙げることができていません。このため投手陣は、最少得点差を守ろうとして、慎重になり過ぎて本来の投球ができず、失点を重ねてしまうという悪循環に陥っていると思われます。
この重苦しい空気を払拭するにはラッキーボーイの出現が効果的だと思いますが、中村奨というラッキーボーイが現れながらも勢い付かないのは、首脳陣としては頭が痛いところでしょうね。こうなると首脳陣が大胆な選手起用をしてチームを動かすしかないかもしれませんね。