タケホープの酔いどれ走遊記

酒好きなおっさんランナーの日記です。

食あれば楽あり 小泉武夫 定食屋の朝ご飯 やる気湧く濃い味噌汁 18年7月

2018年08月04日 | B・C級グルメ

新宿小滝橋通りに移動です。

 

やよい軒 新宿小滝通り店

 

生ビール今だけ限定290円

じゃ、飲みますか。

けど小っちゃいなぁ

「さ竹」なら180円ですよ

 

銀鮭定食 530円

日本経済新聞に連載中の、小泉武夫氏の「食あれば楽あり」

すごい人だなぁと思っていたのですが、今回小泉武夫を初めて調べました。

1943年生まれ、農学者、発酵学者、文筆家。東京農大名誉教授。

改めてすごい人だな

定食屋の朝ご飯 やる気湧く濃い味噌汁

 吾輩(小泉武夫)は旅が多く、地方都市を中心にホテルなどに泊まることが多い。ところが10年も前から宿ではほとんど朝食を取らなくなり、散歩気分で外に出て、道筋に朝からやっている定食屋を見つけ、そこでいただくことにしている。

(中略)

 よく行く店のひとつに、今や全国あちこちに展開している「やよい軒」がある。どの店に行っても、朝早くから客がよく入っていて、おいしそうに食べている。店の中で観察して気付いたことは、店内の炊飯器からご飯を自分でよそうセルフサービスなので、おかわりのとき店員に気兼ねする必要もなく、そのご飯がまたおいしい。漬物なども食べ放題。

 吾輩が先日食べてきた朝定食は「銀鮭朝食」というもので、とても豪華で内容も伴っていて感心した。

丼飯に豆腐とワカメと油揚げの味噌汁、銀ザケ切り身の焼きもの、生卵、納豆、焼きのり、漬物で530円であった。まず味噌汁をスズズーとすすってみると、やや赤だし風味の味の濃い汁に、しっかりとだし味が効いた本格もので、これをすすった途端に「よし、今日もやるぞ‼」ってなやる気が湧いてくるほどのものだった。

(地方によって味が違うんだろう、この店はやはり愛知県?)

 ふっくら、ほっかほかのご飯にも耽美な甘みと上品なうま味があり、上に箸でむしりとった銀ザケの身をのせ、一緒に口に運んでからムシャムシャとかむと、ご飯からのかすかな甘みにサケに付いていたペナペナとした脂肪のコクがはやすものだから、なかなかの妙味であった。

 丼飯の半分はこのサケの身で堪能し、残った半分のご飯には納豆と生卵を合わせ、それにしょうゆを少し加えてからよくかき混ぜた「納玉」(なったま)をぶっかけて、全体をざっとかき混ぜてからいただいた。

 丼の中の真っ白だったご飯は、納玉に染められてやや濃いめの山吹色に変じ、丼の中でヌルヌルともだえる姿は、見ただけで食欲がそそられた。それではじっくり賞味いたしましょうと、出されていた焼きのりの1枚を納玉飯の上に置き、飯をくるくると巻き込むようにしてから口に運んで食べた。

 瞬時に鼻孔からのりの快香と納豆からの発酵香が抜けてきた。ご飯も納豆もトロントロン、ツルンツルン、ヌランヌランの状態となって滑り合ってよくかめない。焦らずにゆっくりとモグモグしていると、そこからご飯の甘み、納豆の濃厚なうま味、生卵のコク、のりのシャープなうま味などが湧き出してきて秀逸であった。

小泉武夫 (発酵学者・文肥塚じゃなかった文筆家)

タケホープのパソコンは持ち主に似てバカじゃけえ、ぶんひつかと入力して変換すると文肥塚になってしまう

それにしても文筆家というのはよくもこんなにサラサラと文章が書けるものだ

タケホープなんか、うまかった、まずかったぐらいしか書けない。

それで「酒場ライター」になろうと思っていたが、諦めよう



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