「毎日まいにち、おいらは鉄板の上で焼かれて・・・・」、これは「泳げ鯛焼き君」の出だしの歌詞ですが鯛焼きを食べたいわけではありません。冬の食べ物ですから。
まいにち毎日35度を上回る猛暑日が続いています。何処か涼しいところ、冷たい食べ物が欲しくなりますね。
子供のころは、自転車の荷台にアイスキャンデーを乗せてカンカンカンカンと鈴を鳴らしながらアイスキャンデー屋が来たものです。 1本10円くらいだったかな-、キャンデー屋が来るのが待ち遠しかった。
もう一つの楽しみは、取り立てのキュウリとトマトを笊に入れ紐でつり下げて井戸の中で冷やして、キュウリは味噌を、トマトには塩を付けて食べたものです、冷たくて美味しかったなー。
昼日中の暑い盛りは、居間の前と裏の戸障子を開け放して涼風の中で昼寝をしたものでした。
夕食は母が小麦粉を汗をかきながらこねて、麺棒でシュシュシュ、シュシュシュと薄く伸ばして、細切りにした麺をうで(ゆでる)、井戸水でさらして「子供がミョウガを食べると馬鹿になるど」などと言われながら家族みんなで食べた冷や麦は美味しかったなー。
今ではスーパーに行けば馬の角以外は何でも手に入る時代。 貧しい水呑百姓の家で育った私の楽しかった夏休み想い出です。