日本年金機構から125万人分のデータが盗み取られたことが判明しました。その結果、詐欺グル-プとみられる人たちが早速、年金機構の名前をかたって詐欺ろうとかつどうをはじめました。今のところ実害は出ていないようですがこの盗み取られたデータを使った本格的詐欺が始まるのか心配です。
今年の10月には、マイナンバーという国民1人当たりの詳しい情報を集約して、どんなことに使える仕組みがはじまるようです。
このマイナンバーには、個人の所得や、課税額、病気、家庭環境などあらゆるデータが保管され、時時の時点で修正も行われるそうですが、もし、このデータが盗み取られたらどうなるのでしょうか。
今でも年寄りを相手にしたオレオレ詐欺が跋扈しているというのに、命まで詐欺られるようなことになるかも知れません。そんなことになったら誰が責任を取るのでしょうか。 データを管理している部署に人が責任を取らされるだけで、その損害の補償は何一つありません。
安倍首相の好きな言葉で『世界一厳しい」セキュリティを作っても、盗み取られない保障は何処にも有りません。現在のように個人データはバラバラで保管し、個々に利用するのが一番だと思います。そうすれば、ある一つのデータが盗み取られても最小限の被害で終わるでしょう。
マイナンバーなどという制度は、個人にとっては何の利益にもならないのです。国が好き勝手に利用するためのものです。
こんな制度は廃止しましょう。