貝の独り言

人見てもよし、見なくともよし我は咲くなり。でも見てもらいたいなー。宜しく返待つ。 

貧乏な人とは、

2015年06月29日 23時00分34秒 | Weblog

 絵本、「世界で一番貧しい大統領のスピーチ」を読みました。
 このスピーチは、ブラジルで開催された貧困撲滅のための国際会議でウルガイのムヒカ大統領の発言を絵本にしたものです。
 「ドイツ人が一世帯で持っている車と同じ数の車をインド人が持てばこの惑星はどうなるのでしょうか。息するための酸素がどれくらい残るのでしょうか。」
 別な言い方で言うと「西洋の富裕社会が持つ同じ倣慢な消費を世界の70億~80億人の人が出来るほどの原料がこの地球にあるのでしょうか?可能ですか?」
「残酷な競争で成り立つ消費社会で『みんなの世界をよくしていこう』と言うような共存共栄のな議論が出来るのでしょうか?」
 「ハイパー消費が世界を壊しているにもかかわらず、高価な商品やライフスタイルのために人生を放り出しているのです。」「このハイパー消費を続けるためには『使い捨て社会』を続けなければならないのです。」「昔の賢明な方々は、『貧乏な人は、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ』と。」
『私の同志である労働者は、8時間労働を成立させるために戦いました。そして今では、6時間労働を獲得した人もいます。しかしながら、6時間労働になった人たちは別な仕事をしており、結局は以前より長時間働いています。なぜか?バイク、車などのリポ払いやローンを払わないといけないのです。毎月2倍働き、ローンを払って行ったら、いつの間にか私のような老人になっているのです。」
 何か、とてつもなく、考えさせられるスピーチだと思い簡略ですが掲載しました。全文をご覧になりたい方は動画サイトへアクセスして見る。本を購入するのも由です。