貝の独り言

人見てもよし、見なくともよし我は咲くなり。でも見てもらいたいなー。宜しく返待つ。 

沖縄の「慰霊の日」に思う

2015年06月24日 23時40分56秒 | Weblog

 テッポウユリの花が咲き乱れる中で生まれた沖縄の少女ユリさんは、家族に囲まれての幸せの生活が「鉄の暴風」(米軍の沖縄攻撃)にさらされます。最新兵器で攻撃してくる米軍。日本兵にもガマから追い出され、集団自決を強いられます。
 生き残った百合さんは、毎日まいにち母を待っていました。『石になった少女』(大城将保著)実話をもとにした悲しい物語です。
 県民の4人に1人が亡くなりました。70年経った今も遺骨が見つかっているそうです。 逃げ場を失って次々と身投げした南端の一角に戦後散乱していた遺骨を集め建てられた塔があります。そこには、『平和を守るためには鬼ともなる』という思いがこめられているのだそうです。
 昨日は、慰霊の日でした。参拝した安倍首相は、ほんの少しの基地の一部が返還されたことを我が手柄のように挨拶の中で報告していました。
 しかし、辺野古には新しい米軍基地は作らせないと言う、圧倒的県民に支持されて知事に当選した翁長知事とは、握手も出来ず、言葉も交わすことも出来ず那覇空港から東京へ飛び帰って行ったそうです。
 安倍政権が国会に提出した『戦争立法』も自ら推薦した参考人からさえ、「違憲」の表明がなされて、半数以上の国民からも突き放されて、にっちもさっちも出来なくなっています。このような戦争法案は、ただちに撤回することが日本の平和と国民の安全に貢献することだと思います。