釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

8月19日 天気快晴に

2015年08月19日 | 日記
出船の準備をしている間、雨がシトシトと降り続いていた。

「天気予報通り、波が出てくるのかな…」

諏訪さん、堂ケ尾さんを乗せて、早朝5時に出発。

「今日は、直接狙いのポイントに入ります。風が南に変わったら大島裏に入ります。」

「そこは、お任せします。」

港を出て、大島沖を走りながら波の様子を確認するが、この時間は波は出ていない。

風も北西の風で、やはり朝方がチャンスタイムだ。

目的のポイントに到着し、直ぐに魚探を確認するとベイトの魚影が映っている。

「潮の色は良いですよ。流れを確認するため瀬の真上に止めてます。始めて下さい。」

諏訪さん、堂ケ尾さんが同時にジギングをスタート。

潮は、航跡を見るとゆっくりと上っている。

直ぐに諏訪さんにヒット。



強い引きと元気な走りで、抵抗しながら上がってきたのは、80㎝を越す立派なサワラ。

諏訪さんは直ぐに2匹目、3匹目のサワラを追加。



「出足好調。今日は大物が釣れそうだ!」

雨模様の空が気になるが、諏訪さんの笑顔が好天を呼んでくれそうな気になる。

その横で、堂ケ尾さんもアタリを捉えた。



これも、80㎝に迫る良型のサワラ。

タモ入れする瞬間に、ガッチリとジグを加えているのが見える。

タモを出そうとすると、海面で強烈に走り回り、抵抗の強さを見せつける。

無事タモ入れが成功すると、堂ケ尾さんも楽しそうに笑顔。

少しずつ青空が見え始めた。

この時間、空には雨雲と青空が見えており、海面には虹も架かっている。

今日の好釣を知らせてくれる、虹かもしれない。

サワラのアタリが連発する中、諏訪さんにサワラと違う大きなアタリが来た。



「きた!これは鯛やと思う!」

ジジーッ、ジジーッとドラッグから、ラインが引き出される。

かなりな大物の鯛のようだ。

船の前方に、ラインが伸びていく。

堂ケ尾さんから「船の前に言ってやり取りした方がいいぞ」とアドバイスが飛ぶ。

エンジンを掛け、少しずつラインを回収する。

力強い「大物」とのやり取りを繰り返す諏訪さんの後ろ姿から、緊張感が伝わってくる。



海面に「大物」が姿を見せた。

釣り人にとって、嬉しくて緊張の高まる瞬間だ。

堂ケ尾さんが一発でタモ入れ。

「やった!」思わず声が出る。



船上で計ったら、5キロを超している立派な鯛。

緊張のやり取りから解放された、諏訪さんのホッとした笑顔が良い。

諏訪さんと、祝福の握手を交わす。

二人の好釣を祝福するかのように、天気が快晴になってきた。

風も涼やかだし、波も高くない。

行くなら今だと思い「例のポイントに行ってみる。返り討ちに合うかもしれないけれど、行くなら今やど。」

「行きます。返り討ち覚悟です。」

直ぐに船を走らせる。

青空が一杯に広がり、気温も上がって汗が滲んでくる位の暑さになった。

しかも、ウネリも今は殆ど無くて、釣りやすい状況だ。

ポイントに到着、魚探には底付近にベイトの魚影が映っている。

「水深があるけれど、ジギング頑張って。」

ジグを落とし、暫くして諏訪さんにアタリ。

上がってきたのは、40㎝近い立派な鰺。



この暑さと水深の深さに、ジギングは大変みたいで場所を移動。

大島沖の水深40メートルあたりで、今度は鯛ラバを引くことにした。

堂ケ尾さんにヒット。

結構な重みが有るみたいで、楽しみながら巻き上げている。

上がってきたのは、オジサンだった。



恥ずかしそうな表情で記念写真。

諏訪さんには青物、堂ケ尾さんにも鯛と思われるアタリがあったが、途中で針外れ。

「強烈なアタリだったのに…」と残念そう。

その後は、ガンゾウヒラメと、もう一匹オジサンを追加。

昼前になって、風が南に変わりウネリが出始めた。

丁度良いタイミングとなって、帰港した。