釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

8月30日 雨が止んだ

2015年08月30日 | 日記
朝7時、事務所に本日のお客様の、久家さん達4人が到着した。

「もうすぐ、雨が上がる予報になってますよ」

「ここで着替えて、準備します」

取り敢えず、雨合羽を着て雨に備える。

今日は、船釣りが始めての新森さんも参加。

「多分、船酔いはしないと思っています」

笑顔が爽やかな、好青年だ。

準備が整ったところで出発。

先ずは、鵜戸方面の水深40メートルの海域を目指す。

昨夜の雨の影響で、海が濁っていなければいいのだが。

ポイントの海域に到着すると、魚探にはベイトが映り、水色も青味があって釣果に繋がりそうだ。

新森さんに鯛ラバの要領を教えていた、渡辺さんにアタリ。

「小さいです」

上がってきたのはアラカブ。



続けて、山下さんにもアタリが来て、上がってきたのは型の良いアラカブ。



久家さんにもアタリ。

上がってきたのは、アラカブでアラカブの3連発。



出足としては、チョット物足りないがこれからだろう。

すると、新森さんが大きく竿を曲げた。



「引きが強そうですね」

「はい、結構引いてますね」

鯛なら良型のような引きを見せ、上がってきたのはカンパチ。



みんなから「ネリゴサイズだけど、美味しい魚が釣れて良かったね」と祝福を受ける。

初の船釣りで、カンパチは嬉しい魚だ。

「引きが強いから、緊張したでしょう」と話しかけたとき、新森さんがまたしてもアタリを捉えた。



今度も、結構な引きを見せている。

竿を持つ手に、力が入っているのが分かる。

笑顔の中に、楽しい緊張感。

ゴンゴンと鯛独特の引きで、竿が大きく曲がる。



出だし好調の新森さん、初の真鯛に笑顔が弾ける。

船上は、初船釣りの新森さんを祝い、大賑わい。

気が付くと雨もすっかり上がり、西の空には青空も見える。

それまで着ていた雨合羽を脱いで、涼しい格好で竿を出す。

天候回復を祝うかの様に、船のコースを変えて、流す度にアタリが出る。

こんな時が、私には一番嬉しい時間だ。

船の舳先で竿を出している久家さんにも、アタリが来た。



強い引きに、慎重にラインを巻き取る。

ゆっくりと、魚とのやり取りを楽しむ様に巻き上げ、海面に姿を見せたのは優に1キロは超している良型のオオモンハタ。



このオオモンハタに刺激された様に、強いアタリを捉えたのが山下さん。

竿先が海面に突き刺さる様に、大きく曲がっている。

竿を叩く様なアタリから、針掛かりしているのは良型の鯛の様だ。

海面にピンク色の真鯛が、姿を見せた。



釣行の度に、大物を釣り上げる山下さん。

綺麗なピン色した真鯛に、嬉しそうだ。

「美味しそうな鯛だね」

みんなからの祝福で、満面の笑みだ。

今日は、山下さんにとって特別の日でもあるので、鯛が釣れて海からの贈り物だろう。



その後、山下さんがイトヨリ鯛を追加したところで、いつもよりチョット早いが帰港した。