釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

8月28日 良い調子だね

2015年08月28日 | 日記
朝、港出口の赤灯台を過ぎるまで、行き先を迷っていた。

水島沖、大島沖、鵜戸沖。

昨日の濁りと、動かない潮をどう対応したらいいのか迷っていたからだ。

でも、鵜戸方面にコースを取って「出たとこ勝負!」と船を走らせた。

目指した鵜戸沖には鰺釣りの船が竿を出していて、小型の鰺が上がっているのが見える。

私も、水深50メートルアタリから竿を出す。

魚探には、ベイトの姿が海底付近に映っている。

昨日からの濁り潮は相変わらずで、ラインに絡みつく汚れも浮かんでいる。

10時過ぎまでは、何の音沙汰も無かった。

「今日も、まだ調子は上がらないのかな…」

ゆっくりと沖に払い出す潮に任せて船を流していくと、突然竿先が海中に突っ込んだ。

ラインが引き出されていく。

久し振りに感じる、鯛の強い力だ。

普段使っているリールを修理に出していて、予備のリールを使っている分、鯛を浮かすのにチョット時間が掛かっている。



3キロはあるだろうか、良型の鯛だ。

それまで、諦め掛けていた気持ちが一辺に前向きになった。

次も必ず来るはず、そう信じて船を流していく。

答えは、直ぐに返ってきた。

鯛ラバが着底し、巻き上げに掛かったときにアタリが来た。

これも、最初から青物が掛かったかと思うくらい、強烈に走り出した。

ラインを巻き取っては走られ、又巻き取る。

此を繰り返し、上がってきたのは1匹目とほぼ同型の鯛。



「調子良いじゃない」

狙いの魚が釣れれば、こんな気持ちになる。

船を一旦元の位置に戻して、再び潮に乗せて流す。

朝から気をつけていた潮の濁りだが、少しずつ青味が入ってきている。

この潮の変化が、鯛の食い気を良くしているのかもしれない。

それまで北東に流れていた潮が、すこし南方向に流れる様になった。

はっきりとした下り潮ではないが、ゆっくりと流れている。

魚探に映るベイトを気にしながら鯛ラバを引いていると、アタリが来た。

今度のアタリは、真っ直ぐに海底の沈み瀬目掛けて走っていく様なアタリ。

私は、こんな風に海底目掛けて逃げる様な走りは、楽しい感覚を味わえるので好きな走りだ。

上がってきた鯛も、先の2匹と同型の鯛。



直後に、小型だが1キロクラスの鯛も来た。

ハタの多い海域なのに、鯛が連発する。

時計を見ると、午後2時。

これから、夕間詰めに掛けて、大物が当たるかもしれない。

再び、船を移動させて、流すコースを変える。

水深60メートルと、少し深い場所を探ってみることにした。

鯛ラバの色も、明るいオレンジから、少し落ち着いた感じのオレンジに変える。

流し始めて、30分くらい経過した頃、今日一番のアタリが来た。

針掛かりした獲物は、海底付近を重々しい走りで抵抗する。

私は、少し竿を下げて、ゆっくりと少しずつラインを巻き取っていく。

海中に銀白色に光る鯛の腹が、見えてきた。



港で量った重さは、4.2キロ。

4キロを超すと、流石に鯛も力強い。

今日の釣果は、3キロクラスの鯛を中心に6枚。



濁り潮も、帰る頃には青味と、透明感が良くなってきた。

明日は、もしかしたらもっと大きな鯛が、釣れるかもしれない。