
息子達夫婦と、妻から貰ったお守りを船に飾って、出船。
息子達夫婦からは、青島神宮のお守り。
妻からは、乙姫神社のお守り。
1年間の海上安全と、大漁祈願をお願いして海に出る。
今年最初のポイントは、水深40メートルの海域へと船を走らせる。
少し南からのウネリが入っているが、塩自体は上り潮が入っていて、良い色をしている。
雲の切れ間から、今年初めて船から見るお日様が、顔を出してきた。

朝日に手を合わせて、第一投。
塩田さんに、強いアタリが来た。

竿の曲がりから、大物の予感がする。
ドラッグ音も鳴り響き、ラインが引き出される。
上がってきたのは、5キロくらいのニベだった。

青物ではなかったが、出足としては嬉しい1匹だ。
これを機に、船を流す度に何らかのアタリは出る。
次のアタリは、チダイが来た。


時折、塩田さんの竿に“ガッン”と明確なアタリが来るのだが、なかなか針掛かりしない。
ベイトの様子を確認しながら、何度も船を流してみる。
今度は私にアタリが来た。
1キロ弱の真鯛だった。

正月早々に、嬉しい1枚だ。
その後、塩止まりになったこともあり、大島東側の水深70メートルのポイントに移動する。
この頃になると、南から来るウネリが段々と高くなっており、大きく船が持ち上げられる様になってきた。
風も北から北東に変わりつつあるが、暫くは大丈夫だろう。
塩田さんにアタリが来た。


移動しても最初のアタリはホウボウだった。
魚探に映るベイトは、少しずつ増えている。
海底付近に大きなベイトが見えたとき、再び塩田さんにアタリが来た。

今度は40㎝超の良型の真鰺。
本命としている真鯛や青物が出ないが、真鰺は嬉しい。
ここでも、有賀があっても針掛かりしない状態が続く。
潮が、余り動かない様になってきた。
2枚潮になって、上滑りしている感じもする。
ウネリも高くなってきたこともあり、帰港することにした。
「今年の釣り始めに、良い魚が釣れて良かった」
塩田さんと、笑顔で会話しながら、帰港した。