釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

1月4日 潮に苦戦

2016年01月04日 | 日記
今日の潮の流れは、速かった。

最初に入ったポイントは、上り潮が3ノット近くで流れ、次に移動したポイントは潮が渦巻いていた。

「どうやって、船を操船しよう」

ラインが着底しやすい様に、潮の流れに船が安定する様に。

今日は、ずっとこの対応に、悩み続けた。

澄み切った潮に湧昇流の中では、水深30メートルの海底が見えるほどだった。

今日のお客様方も、この透明度にはビックリされていた。

「今、海底の岩が見えたやろ」

「ああ、透明度が有りすぎるね」



その中で、アタリを捉える事が、どれだけ難しいことか。

丁寧にポイントを攻め続け、アタリを捉える。

「来た、でも何か違う」

今日は本命の青物以外は、写真を撮らないと決めている。

最近は、青物のベイトになるサバの群れが、上り潮と共に凄く入っている。

青物の魚信が欲しいと思っている、気持ちの表れでもある。

2度目のアタリも“外道”となる魚だった。

「ポイントを変えましょうか」

鵜戸方面に船を走らせる。

この頃になると海面は鏡の様になり、まるで湖を走っているみたいだった。

移動したポイントも、ベイトの影は映し出されている。

近くにいる船仲間に、連絡してみた。

「どんな具合ですか」

「メジナは朝から入れ食い状態だよ。既に40枚以上は釣ったかな」

上物は好調の様だ。

しかし、深場を攻める釣りには、悪条件が待っていた。

「底潮が動いていない」

要するに、上滑りの2枚潮になってきた。

最近は、この2枚潮になることが多い。

「ジグが軽い」

再度のポイント移動。

これまで、1度だけ攻めてみた鯛が本命となる、80メートルのポイントへ走る。

直ぐに魚探を確認するが、ベイトが海底に僅かしか映っていない。

「ベイトの反応がないですね」

それでも、一度はジグを入れてみたが、やはり反応がない。

夕方近くまで粘ってみたが、本命のアタリは来なかった。